2018/5/20 -ふじさんめっせ-前置き(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2018/5/20 -ふじさんめっせ-前置き(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
 
 
 

3月末から5月月初にかけて…11もの興行に足を運んだ。
週に複数回興行がある東京のファンとは違い、地方は遠征を行わないとこの数は見に行けない。
名古屋住みのファンとしてはかなり多い数になると思う。
 

痛恨の終電逃しも2度発生。
その影響で本業の方が追われまくっていた。
覚悟の上だったが…必死に片づけていく日々。

これでも三児の父である。
家族を食べさせるためには…必死である。
(ほんとはボクシング見に行きすぎたせいだけど)
 
 

前回の観戦は5/5の後楽園ホール。
この日の静岡までに15日間の間隔が空いたことになる。
たった15日だが…感覚がマヒしてしまい、ずいぶん我慢しているような気分に。
もう、待ちきれない思いでいっぱいだった。
 
 

朝8:30。
出発のバスに乗り込む。
試合は13:00から…しかし、中日本でもかなり東に位置する新富士はかなりの時間を使う。
特に自宅は名古屋の片隅で、名古屋駅に出るまでに1時間半を見なければならない。
 

10:00には名駅に到着し、マクドナルドで手軽に朝食を済ませる。
新幹線に乗り込み、新富士を目指す。

新幹線の停車駅すべてに停まるこだまでの移動。
一旦ひかりで静岡まで出てから、こだまに乗るのがいいかとも考えたが、
余分な乗り換えで迷うのも面倒なので、こだま一本で向かうことにした。

電車に揺られること1時間半ほど。
携帯を眺めると、同日に行われるW世界タイトルマッチの話題で持ち切り。

京口 絋人(ワタナベ)vsビンス・パラス(比)のIBF世界ミニマム級タイトルマッチ。
田口 良一(ワタナベ)vsエッキー・バドラー(南ア)のWBAスーパー/IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ。

ワクワクするファンの声と、関西で放送がないことに憤る西のファンの声。
こちらはそれを放置して、ふじさんめっせの話題を投下しまくる。
世界戦も気にはなるが、これから生観戦する試合で頭がいっぱいだ。
 

新富士駅までストレスなくのんびりと到着。

観光案内所でふじさんめっせの場所を確認。
駅を出ると、いきなり富士山が視界に飛び込んでくる。
残念ながらこの日は富士山の山頂付近には雲がかかっていたが、空気の旨さに感動する。
 

田舎育ちの自分にとって、”空気が旨い”は謎の言葉だった。
そんなこと感じたこともなかったが…名古屋で暮らし始めて10年ほど。
初めて”空気が旨い”を感じることができた。
 
 

歩いて5分程の道のり、何か昼食を取れる場所があればと思っていたが、特に見つけることはできず。
そのまま会場に向かって歩いていくと、何やら騒がしい音楽が流れて来る。
ふじさんめっせの方からだ。
 

会場の入り口が視界に入ると同時に、その会場前のスペースに沢山の屋台が出ていることに驚く。
仮設ステージのようなものが組まれ、そこでなにやら演奏でもされているようだ。

近づいていくと…もう既に人だかり。
そしてステージではモノマネ芸人が歌を披露している。
…「富士の国祭り」と題された、駿河男児ジム主催のボクシング興行。
まさにそれは祭りの体を成している。
 

開場30分前の12:00には既に大量の人で溢れている。
これには驚いた。

三重の興行もやはり開場前から人が溢れていたが…。
ここもまた、年に一度のイベントとして、地元ボクシングファン達は気合十分。
そして祭りの雰囲気で開場前から既に楽しんでいる。
 
 

選手から購入したチケット…今回は現地で精算することになっていたが、
PCメール以外に連絡を取れる手段を持っておらず、
携帯では相手のメールアドレスが確認できていなかった為
受付に行き、選手にチケット代を渡したい旨を伝えると、受付で預かってもらえることに。
併せて激励賞も預かってもらう。
 
 

試合前の準備はこれで終了。
屋台を眺めつつ、既に並び始めている開場を待つ列に並ぶ。
 
 

 

さて、ここでいつもの言い訳前置き

自分はファンではあるが、熱狂的なマニア程の肥えた目を持ってはいない。
自分より凄いと思えるファンはそこらじゅうに転がっている。

そして、TVで観戦するのとは違い、1つの角度しか見れず、スロー再生もない。
レフリーで隠れたタイミングでパンチが入っても気付けないし、かなり離れた自由席での観戦。
ここに書く内容に誤りが多分に含まれることもある。

先に言い訳をしておきたいわけではなく、そういうものだと言っておきたい。
同じ試合を見ていても、違う感想を持つファンもいるわけで…。
ここに書いたことが正解ではないと…。
それだけは認識したうえで、読み進めていただきたい。
 
 
 

12:30を迎え、観客が一気に会場内に吸い込まれる。
中に入ってみると、そこはまるで倉庫の中のような造り。
天井には工場のような配管が伝っており、何やら決闘感を煽っているようでカッコいい。

会場内の声は反響し、観客の歓声は倍増して響き渡る。
音響もかなりいい…というか、これほど音響が気持ちよく聞こえる場所は初めてだ。

1階のみの平面の会場。
最後尾の列が自由席となっていて、子供優先となっている。
これもまた、気遣いされているように感じた。
 

12:30~13:00の試合を待つまでの間、飛龍高校の和太鼓部の演奏がリングで行われる。
これからの対決を鼓舞するようでいい。
創り込まれた興行を感じる。
 

屋台が並ぶ華やかな雰囲気にのまれ、会場内の景色と音に煽られ、そして和太鼓で高められた。
こちらの観戦意欲充分の中、第一試合の選手が入場。

大勢の立ち見がいる観衆の中、選手の応援に訪れたファン達の歓声が大きく響く。
第一試合の4回戦からこれか…。

年に一度の地元興行に、待ちきれない地元ファンのテンションを感じる。
地方興行…恐るべし!
 
 

リングで向かい合う4回戦のプロボクサー二人。
極上の空気の中で、戦いのリングが鳴り響いた。
 
 

 

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