2022/04/24 -三重・メッセウィングみえ- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
2022年4月24日(日) 13:00開始
Real Fight.7
メッセウィング・みえ
カードを覗けば、主催市野ジム全敗さえあり得ると
思えるくらいのガッチガチカードの連続。
凱旋だからいいとこ見せてあげましょうなんて空気はさらさらなし!
市野会長の「やったるて!」って声が脳内に響き渡る感じがします。
地元のファンたちにその雄姿を見せつけろ!市野の戦士達!
生配信はありませんが以下のチャンネルで全試合後日配信予定とのこと。
大橋ボクシングジム、大橋会長のチャンネルです!登録者は2万5千人以上。
【52.5Kg契約4回戦】
大杉 兼心(市野) vs 山崎 隼人(名古屋大橋)
大杉 兼心 デビュー戦 サウスポー
デビュー戦の為初見。
アマチュア戦績は12戦、国体やインターハイにも出場。
アマ時代の映像からは前の手の駆け引きに優れながらも、
大きく振る思い切りの良さもあるように見える。
気になる方はsakanaチャンネルに複数試合がある為、ご視聴いただければ。
山崎 隼人 6戦3勝(1KO)3敗 サウスポー
2021年度中日本スーパーフライ級新人王。
懐の深いサウスポーだが近い距離で勝負することが多い。
前戦では技術的に上回られながら、ガムシャラなファイトを魅せた。
フォルムはスマートだが決して器用な選手ではない、だからこその魅力がある選手。
アマチュアでの土台を持つ大杉だが、
デビュー戦でB級昇格へリーチを賭けた山崎との対戦は強気に感じる。
これから始まるボクサーズロード、バッチバチ宣言のよう。
振り抜く大杉、詰める山崎…
お互いのスタイルからはスリリングな内容も想像できる試合。
【56.5kg契約4回戦】
後藤 宙(市野) vs 島袋 友樹(松田)
後藤 宙 1戦1敗
デビュー戦では効かされた場面でも好戦的に撃ち合うなど
負けん気の強さを見せつけたが、2度のダウンを奪われての2RTKO負け。
思い切りの良さもあり、胸をすく好戦的なボクシングだった。
島袋 友樹 1戦1敗
デビュー戦ではサウスポー相手に、入り際を前の手の右フックで叩かれたが
撃ち込むパンチは一つ一つが力強く、特に左ボディは武器になるものと感じさせた。
まだまだ未完成の中、はっきりとした武器を魅せる姿は今後を期待させてくれる。
好戦的な後藤と、力強く撃ち込む島袋。
KO決着か…仮にそうならなければかなり激しい試合になることを予感させる。
ボクシングの原点、「殴り合い」を感じさせるカード。
■2022年度中日本スーパーバンタム級新人王準々決勝
【スーパーバンタム級4回戦】
塩田 賢(市野) vs 太田 彩千耶(中日)
塩田 賢 2戦2勝(1KO) サウスポー
決め台詞は「シーサー!」
前戦では前の手を駆使して試合を制した。
爆裂的に明るいキャラクターとは裏腹に、基本をしっかりこなそうとする選手という印象
これまでの配信の影響もあり、沖縄の地元では人気者とのこと。
太田 彩千耶 2戦1勝(1KO)1敗 サウスポー
たった2戦で飛び抜けたセンスを見せつけた太田 奏人(中日)の弟。
威力もタイミングもある左ストレートがとにかく目を引く。
全体的なスペックの高さを感じた兄とは全く異なり、左がズ抜けた超鋭角なパラメータに思える。
現時点成長過程、どこかで頭角を現すだろうと感じている二人。
新人王戦の運命で、似た立ち位置のボクサーズロードがまさに交錯するカード。
観戦する身としては今後数年のこの近辺の階級を楽しむために、抑えておきたい試合。
塩田は一戦一戦伸びていくのを楽しみにする感覚。
太田は大化けする瞬間を楽しみに待つ感覚。
勝者はせきちゃん的優勝候補、時弘 将志(とよはし)と準決勝で対戦予定。
■2022年度中日本スーパーフェザー級新人王準決勝
山辺 蓮(市野) vs 佐藤 康平(中日)
山辺 蓮 3戦2勝(2KO)1敗
2021年度中日本ライト級新人王。
昨年の西部日本新人王との対抗戦では主導権を握りながら一撃に泣いた。
1階級下げての新人王戦再エントリー、せきちゃん的優勝候補。
左を撃ち込むタイミングには抜群のセンスを感じさせる。
この階級への適正がどうかが気になるところ。
佐藤 康平 6戦1勝(1KO)4敗1分
一度は網膜剥離で引退した佐藤が3年半ぶりに復帰。
押し合いに強く、相手を泥沼に引きずり込むようなやりにくさがある。
相手が強ければ強いほど映える選手だとも感じる。
センスでは圧倒的に山辺を推したいが、そんな選手が相手の時こそ佐藤が映える。
デビュー戦では後半に失速を見せている山辺。
ドロドロの消耗戦になれば、そこは佐藤の土俵。
ハマるか、ハメるか、その前に倒すか…。
超のつく曲者相手に、期待値の高い山辺が試される。
【54.5kg契約8回戦】
濱口 人夢(市野) vs テル のび太(緑)
濱口 人夢 11戦6勝3敗(1KO)2分
刈谷あいおいホールを震撼させた深蔵 和希(HEIWA)との超大激戦から5年弱。
観客を巻き込みながら殴り合いのボルテージを上げていく激闘派が帰って来る。
この選手の前では技術論など大事の前の小事。
頭を空っぽにしてただただ殴り合いを楽しみたい選手。
テル のび太 10戦6勝(3KO)3敗1分
銀ブチ眼鏡の弱々しい出で立ちとは正反対。
ゴングが鳴った瞬間、生粋のファイターと化す。
中日本No.1ファイターと言っていいところまで来ているテル。
B級戦線を無傷で勝ち抜き、A級初戦。
激闘派たちが続々と出てきている昨今の中日本だが、濱口の激闘ぶりは超ド級。
それが中日本No.1ファイターと激突する。
もういいでしょう、細かいこととかいいでしょう。
楽しみましょう、きっと素晴らしい試合になります。
【フェザー級8回戦】
菅原 秀馬(市野) vs 大保 龍球(神奈川渥美)
菅原 秀馬 9戦7勝(4KO)2敗 サウスポー
スピードとキレに特化し、いつランキングに入ってもおかしくない実力、
しかしながら、仕事やコロナの影響もあってこの4年間でこの試合を含めて3試合。
僅かなチャンスをつかみ取る為にも、負けられない試合。
大保 龍球 12戦7勝(4KO)5敗
中日本初登場、A級初戦では国内ボクシングファンの間で
評価の高い日野 僚(川崎新田)に敗戦。
この試合でA級初勝利を目指すファイター。
ファイター大保が詰めるか、菅原が捌くか。
安易な詰め方をすれば、菅原が斬って落とす絵も充分に想像できる。
元総合格闘技選手の経歴もある大保。
体の強さもあり、8R捌き切るのはかなりの重労働。
飲み込む可能性も充分にあり、超ガチンコのメインイベントとなっている。
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