2024/11/17 -静岡・アクトシティ浜松- みどころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
11/17の中日本は2興行。
刈谷あいおいホールとアクトシティ浜松。
本日は浜松堀内ジムが主催するアクトシティ浜松、
浜松プロボクシングフェスティバル チャンピオンロードの見どころ紹介。
配信はTravel TV ボクシング興行チャンネルにて。
【スーパーバンタム級4回戦】
高橋 梨久(トコナメ) vs 宮城 調俊(沖縄ワールドリング)
高橋 梨久 4戦2勝2敗
サウスポーのファイター、高橋。
完敗を喫した試合からレベルアップを見せつける2勝目を挙げた。
試合自体の熱さに加え、成長のドラマも演じ始めた。
宮城 調俊 3戦1敗2分
中日本のリングは初登場のために初見。
沖縄県那覇市出身の22歳。
沖縄から飛び出しての戦いはこの日が初めて。
沖縄からやってくる宮城は勝ちなし戦績だが、すべての試合が接戦。
中日本のリングに登場し、タフな戦いぶりを印象付けた満生 敦巳(オキナワ)ともドローを演じた。
1敗も1-2のスプリットとなっている。毎回あとわずかに届かない初勝利に挑んでくる。
迎え撃つ高橋、試合の面白さは担保できる選手。
選手としてのドラマもより色濃くなり、自分的には大注目選手と思えている。
【ウェルター級4回戦】
松岡 陸(浜松堀内) vs 黒川 智矢(唯心)
松岡 陸 4戦3勝(2KO)1敗
2022年度中日本ウェルター級新人王。
全日本新人王決勝まで勝ち上がりながら、アゴの骨折で棄権した。
A級昇格まであと1勝、今年2年ぶりの復帰戦で初の敗戦。
黒川 智矢 4戦1勝3敗
強い強いと噂されながら、試合ではその力を発揮できなかった黒川。
前戦、歓喜の初勝利を挙げたものの、周囲の声は「こんなものじゃない」。
初勝利を経て、自信を力に変えられるか。
お互いデビュー戦で戦った2022年の再戦。
2RTKOで松岡が勝利を挙げている。
全日本新人王戦まで勝ち上がった松岡、1勝に苦しんだ黒川。
初の敗戦を経た松岡、初勝利を挙げた黒川。
対極的な道を歩んだ二人が、ここで再び相まみえる。
【スーパーバンタム級6回戦】
時弘 将志(とよはし) vs 中本 豊(結花)
時弘 将志 11戦3勝(1KO)6敗2分
勝ちが遠い中、コンスタントに試合を踏んでいる時弘。
この試合でB級初勝利を目指す。
前戦では幼少からボクシングを始めた選手にも接戦を演じた。
「継続は力なり」を地で行く選手。
中本 豊 12戦4勝(3KO)8敗
鳥取の結花ジムに所属し、キャリアのほとんどを敵地で戦う中本。
中日本のリングもこれで3戦目となる。
いずれも敗れたが、どんなに劣勢に陥っても挑んでいく、熱い2試合を演じている。
大幅負け越し同士の一戦だが、この試合がとにかく熱い。
着実に少しづつ強くなる時弘、試合構図も試合展開も常に「挑みし者」であり続ける中本。
積み上げてきた道のりが、見るものを熱くさせる一戦。
【フェザー級6回戦】
冨田 風弥(TRIBE SHIZUOKA) vs 高島 裕樹(宮田)
冨田 風弥 15戦7勝(2KO)7敗1分
ミスターダークホース。
ノーマークから全日本新人王を勝ち取った冨田だが、B級昇格後は苦しんだ。
前戦の引き分けで、A級昇格まであと0.5勝に迫っている。
高島 裕樹 16戦6勝(3KO)8敗2分
中日本の試合はこれが3戦目。
いずれも注目選手相手にKO負けを喫した。
あと0.5勝でA級昇格に迫っている。
中日本の地に挑みに来る印象の強い高島。
将来期待の有望選手との対戦が続いたが、
この日は下馬評不利を覆し続けた元日本ランカー。
決してキレイではない戦績だが、長身サウスポーの冨田にどう対峙するか。
冨田にとっては待望のA級がかかる試合。
ツワモノたちが居並ぶ場所へ…クセモノが最も輝ける舞台がそこにある。
【65kg契約6回戦】
松岡 蓮(浜松堀内) vs 山下 玄輝(結花)
松岡 蓮 13戦5勝(5KO)7敗1分
負け越しから挑んだ2023年の中日本新人王戦でMVPを獲得。
全日本新人王戦で惜敗、同じ相手とのリマッチも同じく惜敗。
ランキングまでほんのわずかに届かなかった。
山下 玄輝 12戦5勝(2KO)5敗2分
2022年の西日本新人王。中日本のリングは2度目となる。
前回の中日本では敗れはしたものの、飛び込んでくる相手を待ち構え
試合通じてスリリングな空気をまとい続けた。
あとほんの僅か…千載一遇のランカー挑戦をとり逃した松岡だが
「ランカークラス」の実力はしっかりと証明している。
A級昇格まであと1勝と迫る山下を迎え、まずはA級に向けてのB級初勝利を目指す。
【ライトフライ級8回戦】
大木 彪楽(浜松堀内) vs メルビン・マナンキル(比)
大木 彪楽 3戦2勝(1KO)1分
インターハイ準優勝の実績を持ってB級デビュー。
アマエリート対決を制して日本ライトフライ級ユース王座を獲得した。
現在日本ランキングも一桁の9位。
メルビン・マナンキル 21戦8勝(1KO)9敗4分
これが2度目の日本での試合。
現日本王者の川満 俊輝(三迫)と対峙し、敗戦はしたものの、
カウンター狙いに徹して、海外での勝利をさらいに来ていた。
大木はわずか4戦目ながら日本9位の肩書も納得の強さ。
プロのリングでの経験がさらなる高みをもたらせるようにも思える選手。
ここで、難易度の高い相手を迎えてのメインイベントとなる。
マナンキルは肩書的にははっきりしたものはなく、KO勝ちは少ないものの、
慎重さを欠けば、一瞬で試合を持っていく可能性のあるスタイル。
好戦的な選手がポイントを得やすいフィリピンのリングでは
カウンターを狙うスタイルは勝ちにくいスタイルでもあり
9敗の戦績はあてにならない部分も多い。
アジアのクセモノを相手に大木の立ち回りは…。
一瞬の奪い合い…緊張感の高い試合が予想される。
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