2018/5/5 -後楽園ホール- 経緯(中日本ボクシング観戦記番外編) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2018/5/5 -後楽園ホール- 経緯(中日本ボクシング観戦記番外編) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
 
 

5月に入り、見に行く興行の数も今月は1本のみ…。
5/20 駿河男児Desafio7 富士の国祭り。
静岡のふじさんめっせを予定している。
 
 

が…この日、あるマニアからお誘いが。
諸事情もあり、一度断ったが…。
 

亀田 興毅(亀田)のエキシビジョンがメインの興行。
以前よりはマシになったが、亀田の名前が絡むとネットが荒れる。
 

この試合の経緯について。
今年元日、叶うことなら戦いたい相手が二人いると発言し、現役復帰した興毅。
その戦いたい相手の一人がポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)

興毅に初めて黒星を付けた相手。
 
 

自分が負けた相手ともう一度戦いたい。
ボクサーとして現役復帰するには真っ当な理由である。
 
 

これにポンサクレックは応じようとするが、待ったが入る。
JBCの規定によるライセンス交付は「37歳以上の申請期限は最終試合から3年以内」の規定があり
日本のリングでJBCはこの試合に認可をおろせないと…。

そこで、この認可の為にポンサクレックはタイで4年8カ月ぶりのリングに上がる。
これで「37歳以上の申請期限は最終試合から3年以内」の規定をクリアしたこととなるが…。
安全面を理由にJBCは公式戦としての認可を却下。

試合は10オンスグローブのノーヘッドギア。
3分6Rのスパーリングとして認可試合となった。
あくまで公式戦ではない。
 
 

このJBCの決定は僕はかなり異常だと思う。
「37歳以上の申請期限は最終試合から3年以内」の規定があるにも関わらず、
その規定を満たしても安全面を理由に却下するのであれば…

この規定は安全面を考慮するには不十分と言うことだ。
目立つ試合を特別扱いで処理し…他の試合はどうするのだろうか。
目立つものに例外処置を下しておしまいにするのは、古い時代からの習慣じみたモノ。

“目立つものだけ叩けばいい”、“目立つものは叩けばいい”
…そんな姿勢が見えてしまうように感じてしまう。
 
 

不満だ。
僕は思い切り不満だ。

しかし、興毅本人が試合まで1カ月を切った段階で地方興行を周って言葉にした通り…
「公式戦かエキシビジョンかはここまで来れば関係ない。」

たかだか認可があるかどうか。
男と男の決着戦だ。
 

40歳を超えたロートルを連れてきて…なんて言われもしたが…。

引退していた興毅に対して、現段階で世界なんか誰も期待していないこの状況で
名前と注目度のある興毅が上へ登ろうとしている選手のキャリアに横やりを入れれば、
それがどんなリアクションを産むか不透明…
 

謂れなき罵倒でその選手のキャリアに傷がつく可能性だってある。
これまで様々な難癖をつけて来られてきたのが亀田家だ。
過去の因縁から引退していた相手を引っ張り出すのは、誰の邪魔にもならず正解だと思ったし
なおかつ、ボクサー本人が戦いたいと思う相手がいて、実現が可能なのであれば、
その気持ちに水を差すのは野暮だとも思う。

ボクサーの道のりを熱く見ている人間ならわかるだろう。
誰もが世界王者を目指すわけではなく、目標は人それぞれで、
「○○と戦いたい」という動機も、ボクサーが設定する目標として至極真っ当なものだ。
 
 

また、もう一つ。
この試合を行う動機として語られたこと。

JBCによるライセンス剥奪により、海外での試合となってしまった引退試合。
これまで応援し続けてくれたファンの前で引退することができず、燻る思いがあった。
最後に日本のファンの前で引退試合を行って、ボクサー亀田興毅に幕を閉じたい。
 

この試合は、亀田興毅を応援し続けた人達の為に挙行される試合だ。
つまり、誹謗中傷を投げかけ続けたような人間に何かを与えるような試合ではない。
 
 

さて、ここまでが5/5を迎えるまでの流れなり、試合の経緯。
 
 
 

荒れるネットにジクジクたる思いを抱く。

いちボクサーである興毅に対する的外れな批判や、経緯も全く無視した自己陶酔的な提言。
これまで同様、亀田家の言葉は届かず、都合よく捻じ曲げられたネットの情報が、
また都合よく捻じ曲げられて文字になる。

まだ、昔に比べてマシにはなったか…。
様々な賛否はあったものの、彼らの走った距離や努力は紛れもない事実だった。
毎日3部練…それを幼少期から…それを実行できるような選手は果たして
ボクシング界に何人いるのだろうか。
そんな部分までも容赦なく否定される。

この日は後楽園ホールに行きたかったが、都合が悪く諦めていた。
しかし、荒れるネットに…何かがプツンと切れてしまった。
 

後楽園ホールに行こう…この目で見届け、全力で楽しもう。
ネット上の罵詈雑言にグジグジ腹を立てるようなマイナスな気持ちなんか、
試合見に行くワクワクに比べたらミジンコレベル。

必要最低限と思えるモノだけカバンにねじ込み、後楽園ホール行きを決めてから3分で家を飛び出す。
何もかも、行きながら考えればいい。
14:30…間に合うか、18:00開場…多分大丈夫。
ホール行きを決めた瞬間、これまで落ち込んでいた気持ちが一気に晴れる。
初めからこうすればよかったんだ…ネットに散らばる内容より、
この目で見るモノの方が絶対的に真実に近い。
 
 

チケットは売り切れていたが…。
選手の手売り分が残っていると情報をもらい、選手から購入の手はずを整える。
これ、ズルいと思われるかもしれないけど、払ったお金が選手のファイトマネーに直結するため
イザというとき、他のファンにも使って欲しい裏技。

余ったチケットは捨てるだけなので…。
ただし、試合当日の選手に言うのは迷惑をかけることが
多々あるのでなるべく身の回りの関係者づてで…。
 
 

急遽の僕の東京行きに中日本のファンの一人がそれに反応してくれた。
名古屋駅で落ち合い、二人で新幹線に飛び乗ろうとするが…20分の遅延。
第一試合開始には間に合いそうにない。
慌てて現地に向かう。
 

後楽園ホールに飛び込むと、既に第一試合が佳境を迎えていた。
とりあえずバルコニーに足を運ぶが…人がいっぱいすぎて場所がない。
南側最後方も立つ場所がない。

驚くことに開場時間から後楽園ホールは満員。

チケットが売り切れていても、目的の選手の試合しか来ないファンもいたりする為、
普通はこれほどは埋まらない。
全日本新人王戦レベル…。

仕方なく、赤コーナー側の入場口付近…後楽園ホールで最も見にくいと思われる場所から観戦。
しかし、逆にこんな空気の後楽園ホールを感じれることはほとんどなく、嬉しい限りだ。
 
 

 
 
 

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