2019/04/21 -石川・石川県産業展示館2号館- 前置き(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2019/04/21 -石川・石川県産業展示館2号館- 前置き(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
 
 
 

朝の4時半、まだ朝焼けの空。
眠たい体をなんとか布団から引っ張り出す。
 

この日に備えて前日は夜の10時には布団に入った。
しかし…待ち構えていたのは妻。

普段は妻が寝入ってから布団に入るが、珍しく妻が起きている時間に布団に張った為か…
妻のマシンガントークに捕まる。

今日一日何があったかから始まり、最近の子供たちの話、ママ友たちの話…。
普段果たせていない夫の務め、しっかり果たすべくひたすら相槌を打ち続ける。
何より明日は金沢…朝から晩までいないことになる。

名古屋に辿り着く最終の時間も早く、乗り逃せば帰宅は翌日になる。
直線距離ではたいしたことはないが、電車で移動となると、一旦滋賀に出る迂回ルートが最速。
名古屋と金沢の間には飛騨の高峰がそびえ立つ。

早く寝なければ…そんな焦りをよそに止むことのないかみさんのトークは気が付けば3時間。
深夜1時をまわったところで、たまらず「明日…早いんだよね」と切り出す。
起床まで3時間半…ボクシングは瞬間スポーツ。
目を切る一瞬が命取り…、観戦する側のコンディションもまた重要だ。
一抹の不安を覚えながら眠りについた。
 

なんとか起き出した薄暗い夜明け、身支度を整え、予定より少し遅れて原付に飛び乗る。
まだバスも走っていない時間、少し遠いJR千種駅まで最近あまり乗らなくなってしまった原付で移動。
予定より1本乗り逃したが、乗り換えの多い道のりのため、多少の遅れは想定の範囲。

6:00前の電車には間に合い、そこから名古屋駅へ数分で移動。
岐阜県の大垣駅、滋賀県の米原駅、長浜駅、近江塩津駅と細かく乗り換え。
米原駅以降はJR北陸線となり車両の本数がぐっと減る。
目の前に広がる里山の風景…山育ちの自分にとっては懐かしい思いのする景色だ。

福井県に入ると景色が幾分か街に変わっていく。
近江塩津から一時間以上揺られて次の乗り換えは福井駅。
そこからまたさらに一時間以上揺られて、目的の西金沢に到着。

移動は長いが頻繁に乗り換えたためぐっすり眠るわけにもいかず、体がだるい。
現地に着くと、この日のセミファイナルに出場する英 洸貴(カシミ)のお父さんが車で迎えに来てくれていた。
元々はここから1時間程歩いて会場入りしようと思っていたが、
英のトランクススポンサーとなっている「中華そば 集」のラーメンが食べたい!と思い
ワガママを言ったところ、「もてなしの町金沢です」と快く受け入れてくれた。

英のお父さんには昨年、刈谷、金沢、富山の会場で会い、そこからのご縁。
中華そば集で煮干しダシの効いた念願のラーメンをたいらげていると、
英家の次男に遭遇…U15には出場するも、プロにはならなかったそうだ。
子供が成人しても仲のいい家族…女三人の子供を抱える自分にとって、男三人の子育ては未知の世界。

娘が通う保育園の男の子たちを見ても、男の子の大変さは強く感じる。
たかだか4、5歳でも男の子は激しく活発だ…。
自分自身は反抗期を迎えるころには、親の言うことを一切聞かなかった。
さわやかで礼儀正しい子供たちを育てた英パパに尊敬の思いしかない。

会場に向かう途中、カシミジムの前を通ってもらう。
外観を見て、その古さに驚くが、中はかなり広い様子。
北陸の強豪たちが汗を流すその拠点を知り、なかなかの興奮。
 

その後、車中では仕事や私生活の話に。
築20年の2DKに暮らしていることを伝えると驚かれる。
そういえば…家を買う話もあったがいつの間にか立ち消え。
衣食住にお金はほとんどかけず、ボクシングでばかりお金を消費している自分。
そんなことを思い返し、なんだか家族に申し訳ない気持ちになる。

会場前には渋滞の列…この日は同じ敷地内の競技場でサッカーも行われるらしい。
この後、別のお迎えもあったお父さん、ここで車を降ろしてもらい、少しだけ歩いて会場へ向かう。

昨年は井上 尚弥(大橋)vsゼネシス・カシミ・セルバニア(カシミ)
公開スパーリングもあり、開場前には長蛇の列があったが、今年はそれほどの列は作られていない。
ふと会場前に目をやると気持ちよさそうな芝生が…。
朝が早かったため、寝転んでしばし休憩…開場時間を待つ。
 

30分程だろうか…しっかりと眠った末に目を覚まし、オープンと共に中に滑り込む。
一旦は確保した自由席だったが、正面からの照明が少し眩しく、別の位置に変わる。
試合開始を待つ中、旧友からの連絡が…。

体を壊していた友人が亡くなったとのこと。
終わったらなるべく早く帰ろう…とにかく、今は目の前のボクシングに集中したい。
 
 
 

さて、ここでいつもの言い訳前置き

自分はファンではあるが、熱狂的なマニアほどの肥えた目を持ってはいない。
自分より凄いと思えるファンはそこらじゅうに転がっている。

そして、TVで観戦するのとは違い、1つの角度しか見れず、スロー再生もない。
レフリーで隠れたタイミングでパンチが入っても気付けないし、かなり離れた自由席での観戦。
ここに書く内容に誤りが多分に含まれることもある。

先に言い訳をしておきたいわけではなく、そういうものだと言っておきたい。
同じ試合を見ていても、違う感想を持つファンもいるわけで…。
ここに書いたことが正解ではないと…。
それだけは認識したうえで、読み進めていただきたい。
 
 

今日の対戦スケジュールを確認し直し、目の前で繰り広げられる試合に対してのテンションを作り直す。

この日は第1試合から二人のボクサーの未来を分かつ試合。
中日本スーパーフェザー級新人王の準決勝だ。
8月の決勝の舞台を争う二人がリングに上がる。

さぁ…楽しませてもらおう。
 
 

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