2021/12/19 -愛知・刈谷あいおいホール- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
観戦記の途中ですが、1週間後には次の興行が始まってしまう!
生配信のお知らせや、見どころ紹介等、上げなければいけない記事が…。
…というわけで、観戦記はいったん中断。
いましばらくお待ちください。
2021年12月19日(日) 13:00開始
STEP UP BOXING
刈谷市あいおいホール
この日は地方ボクシングでは珍しいオール4回戦。
新人王を狙うもの、B級昇格を狙うもの。
混在し、相まみえるこの日のオール4回戦。
試合は以下より配信予定でございます。
是非是非ご視聴ください。
こちらではせきちゃんが副音声的に選手を紹介しながら配信いたします。
さてさて、ここからはせきちゃん的みどころ!
【56.5kg契約4回戦】
島 史来(トヤマ) vs 太田 彩千耶(中日)
島 史来 デビュー戦
デビュー戦の為に初見。
富山県唯一のボクシングジムで、現在アクティブに活動しているのは二人。
島が3人目のプロボクサーとなる。
コロナで数年開催されていないが、地元興行もあるトヤマジム。
3名の所属選手が興行の中心になることを考えると、
ぜひとも結果を出して欲しいところ。
太田 彩千耶 1戦1敗 サウスポー
デビュー戦では怒涛の勢いで攻める相手に対して後手に回ったものの、
強烈な被弾の中、飲み込まれることなく左ストレートで応戦した。
大きなフレームを持ち、懐が深く感じる選手。
武器をどう生かしていくか、注目したい。
【56Kg契約4回戦】
塩田 賢(市野) vs 島袋 友樹(松田)
塩田 賢 1戦1勝(1KO)
沖縄出身、決め台詞は「シーサー!」。
デビュー戦では拮抗した試合を、カウンターで効かせた上で
チャンスを逃さず、まとめてのTKO勝利。
島袋 友樹 デビュー戦
デビュー戦の為、初見。
老舗松田ジムからこの日デビューする2名のうちの一人。
デビュー戦ではディフェンスの丁寧さも見せ、
カウンターからのTKO劇に繋げた塩田。
土台のしっかりした選手に見えた。
対するは老舗の名門、松田ジムからデビューする島袋。
第1試合と体重の近い第2試合。
トーナメントで階級が合えば、この4名が絡み合う可能性も高い。
このうち誰と誰が戦えば…どんな試合になるのか。
そんな未来予想図を描く視点でも楽しめる構成だと感じる。
【フェザー級4回戦】
加藤 頼(名古屋大橋) vs 森泉 正巳(鈴鹿ニイミ)
加藤 頼 1戦1勝
デビュー戦ではしつこく詰めてくる相手を捌き切っての判定勝利。
シャープでスマートな印象を与えてくれた。
森泉 正巳 15戦5勝(4KO)10敗(3KO)1分
かつてB級で戦った森泉だが、ブランクを作りC級で復帰後は2連敗。
キャリア10年が目前に迫る、愚直なファイター。
デビュー戦でファイターを捌いた加藤の2戦目はまたもファイター。
しかし…相手もデビュー戦だった前回とは異なり、
今回は10年近いキャリアを戦って来た、経験豊かな森泉。
現在10連敗中だが、4回戦時代は4勝1分の戦績で勝ち抜けている。
B級の壁にぶつかり、初黒星から負け続けている状況だが
長い長いトンネルを抜けるを抜ける瞬間は格別だろうと思っている。
その立会人になれることへの期待も抱いていたい。
【フェザー級4回戦】
木附 大己(緑) vs 佐藤 公亮(とよはし)
木附 大己 1戦1勝
デビュー戦では飛び掛かってぶん殴る!
そんな野性味満点のとんでもファイトでリングを盛り上げた。
野球の名門、愛工大名電で4番を打ったこともある元高校球児。
身体能力は保証書付き。
佐藤 公亮 1戦1敗
デビュー戦では中日本から唯一、今年の全日本新人王決定戦に
勝ちあがっている岩下 千紘(駿河男児)と対戦。
相手が悪く、何もできないまま、圧倒されてしまった。
しかし、だからこそ、この日のリスタートに期待したい。
まだどんなボクサーかも確認できていない佐藤。
彼がどんな戦いぶりを見せるのかを楽しみにするのと同時に、
デビュー戦でイケイケな殴り合いを演じた木附が
この試合でさらに勢いを増して来るのか、しっかりと落ち着きを見せるのか…。
まだまだスタイルが読めない二人。
どうなるかは空けてびっくり玉手箱。
何が起こるか読めない試合なだけにワクワク感も高まります。
【ライト級4回戦】
深田 翔也(トヤマ) vs 中尾 公信(鈴鹿ニイミ)
深田 翔也 1戦1敗
デビュー戦では中尾のテンポに巻き込まれて疲弊。
優位な展開をまくられて、逆転のKO負けを喫した。
中尾 公信 2戦1勝(1KO)1敗
デビュー戦で深田に勝利後、山辺 蓮(市野)との試合では完敗を喫した。
しかし…力の差をみせつけられながらも、異常なタフさを見せつけた中尾。
競技歴が極端に短いこともあり、急激な伸びも期待できる選手。
この試合は今年6月に行われた中日本新人王準決勝の再戦。
前戦では中尾が逆転のKO勝利。
1Rにはダウン寸前の一撃を叩き込んだ深田だったが、
中尾のしつこい攻めに巻き込まれるように疲弊。
スタミナも、打たれ強さも異常な中尾が飲み込んで行くように
詰めて詰めてTKO勝利を呼び込んだ。
ボクシングの巧さは深田。
乱戦に巻き込まれるまでは一方的だった。
しかし、最終的にはしつこくタフネスな中尾を処理しきれず。
あれから半年、二人がどう変化したのか…。
半年前から積み重ねた二人の時間が試される試合。
【48.5kg契約4回戦】
赤塚 翔(名古屋大橋) vs 原田 竜輔(岐阜ヨコゼキ)
赤塚 翔 1戦1勝
元々は病院で80代の体…なんて言われたくらいに体の使い方がおかしかったそうな。
愛知県扶桑町出身としては初のプロボクサー。
デビュー戦から火の出るような撃ち合いをやってみせた。
原田 竜輔 7戦2勝3敗2分
ヨッシャー 松本(HEIWA)と4度の戦いを繰り広げ Asian Boxing から
その戦いが「最高のライバル対決の一つ」と評された。
引退した松本に向けた思いは、どうしてもライバル原田に乗せてしまう。
残り1勝でB級昇格となるところまで試合を積み重ねた。
軽量級でド熱い4回戦を見せてくれる二人の戦い。
もう、熱闘しか脳内再生できないカードのように感じます。
【53kg契約4回戦】
百田 康平(唯心) vs 犬塚 音也(松田)
百田 康平 5戦2勝1敗2分
元々は東日本のKG大和で拳を磨いた選手。
無敗の戦績で唯心ジムへ移籍してきたが、移籍後は2戦1敗1分となっている。
数字は振るわないように見えるが、試合の中身では要所要所に
「強いファイター」の要素を振り撒いている。
犬塚 音也 デビュー戦
東京五輪銅メダリストの田中 亮明が監督を務める中京高出身。
デビュー前から評判の良さが聞こえてくる。
5月に組まれたデビュー戦が流れてしまっており、この日が仕切り直しのデビュー戦。
百田は新人王戦にはエントリーしないことを明言している為、
これに勝ってB級昇格へ乗り込みたい所。
デビュー戦で相手にするにはかなり手強い百田だが、
その分勝てば、力を誇示できる相手。
老舗松田からデビューする期待選手が、「強い相手」に挑みます。
【スーパーフェザー級4回戦】
松岡 稔晃(薬師寺) vs 森 啓介(タキザワ)
松岡 稔晃 デビュー戦
アマチュア時代には関西学生リーグ3部の神戸学院大で活躍し、
2年時には技能賞を獲得している。
アマチュア戦績:11戦6勝5敗。
森 啓介 2戦2敗
ランドジムよりデビューし、前戦からタキザワジム所属。
移籍初戦ではヒリヒリする距離感での攻防の中での一撃を食ってのTKO負け。
紙一重の攻防に敗れ、未だ未勝利。
デビュー戦ながら、アマチュアで二桁の戦績がある松岡。
未勝利ながら、プロで2戦の経験がある森。
松岡が初見となる為、試合展開の予測は難しいが、
激戦区が予想される来年のスーパーフェザー級新人王戦。
この試合で、二人の期待値が決まるように思える。
【54.5kg契約4回戦】
菅原 健太(名古屋大橋) vs 中里 祐也(鈴鹿ニイミ)
菅原 健太 5戦2勝(1KO)2敗1分
中日本新人王を獲れる水準の力はありながら、
過去二回、強敵が立ちはだかって肩書を逃している。
努力の跡が戦いぶりからにじみ出るような選手。
見ている者の心を鷲掴みにするような熱いボクシングが魅力。
中里 祐也 17戦5勝(5KO)12敗
6回戦で1勝を挙げながら、その後8連敗。
以降、リングから遠ざかっていた中里が6年半ぶりにリングに立つ。
最後の勝利は12年前だが、一度はC級のリングを勝ち抜けた選手。
力はありながら戦績は五分…思うように進んでいないキャリアとも見える菅原。
対して、12年ぶりに舞い戻ったリングでは、4回戦からのリスタートとなる中里。
両者とも綺麗な戦績ではないからこその熱い戦いを期待したい。
将来のチャンピオンから、未勝利のまま終わる選手まで、
入り乱れるのが4回戦の魅力でもあったりします。
選手たちが多様な分だけ、多角的に魅力を孕んでおり、様々な楽しみ方ができる1日。
ぜひぜひ握り拳を作ってお楽しみください。
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