2021/11/28 -愛知・刈谷あいおいホール- セミファイナル、ファイナル(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
【バンタム級6回戦】
村井 貴裕(名古屋大橋) vs 中村 淳希(市野)
村井 貴裕 26戦15勝(5KO)9敗2分
日本フライ級15位
中村 淳希 6戦5勝(3KO)1分
戻って来た全日本新人王、中村 淳希はやはり強かった。
本来の階級から二階級上げ、これまで生きてきたリーチ差もこの階級では
それほど大きくならず…それでこの強さ…。
元日本ランカーのベテラン、村井 貴裕の追い上げもまたこの試合の見どころ。
若き日本ランカーに易々と勝利は譲らない…怒涛の後半は胸を熱くさせます。
ここから、ランキング上位進出を狙うだろう中村。
日本ランク返り咲きを狙うだろう村井。
彼らの物語のクサビとなりそうな一戦とも感じました。
【ウェルター級6回戦】
能嶋 宏弥(薬師寺) vs 西川 宏次郎(八王子中屋)
日本ウェルター級17位
能嶋 宏弥 8戦7勝(3KO)1敗
西川 宏次郎 9戦5勝(2KO)3敗1分
試合は後半まで能嶋ペースで進み、3Rにはダウンも奪取。
その力をしっかりと誇示する。
しかし…過去、強烈なアップセットを巻き起こしたこともある西川の一撃が炸裂。
5R、能嶋を大ピンチに陥らせる。
しかし、ここを何とか乗り切った最終ラウンド、
能嶋が右の撃ち下ろしで効かせると、そのまま一気に仕留め切る。
地元リングで強さをはっきりと魅せてA級昇格を決めた。
ここからは強烈シビアなA級戦線、そしてノーランカーとの戦いであっても
そのランキングを狙う者たちが襲い掛かる。
新たな道のり、どう勝ち抜いていくのか、楽しみにしていたい。
試合後、「あれは呼びたくないわ」とは西川に対するある会長の言葉。
地方ボクシングの会長の感想として、敵地選手に対するこれ以上の賛辞はない。
ダウンを奪われてのKO負け…しかし、その試合内容を除けば、
常にスリリングなパンチを奮い続け、あと一歩まで迫った西川の姿がある。
戦績だけ、試合結果だけではわからない。
東日本からやって来た西川が、その雄姿を刈谷のリングに刻んでいった。
【カテゴリ別】
2021年中日本ボクシング観戦記一覧に戻る
中日本ボクシング観戦記一覧一覧に戻る
カテゴリ別記事一覧に戻る
【日付別】
【記事一覧】2021年12月に戻る
【記事一覧】2021年に戻る
【記事一覧】に戻る
コメント