これから興行ラッシュ!中日本と丸木和也と新人王(コラム) ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2017/11/07
11/12、敵地大阪に中日本・西部日本新人王対抗戦の勝者たちが乗り込んでいく。
西軍代表決定戦に今年は中日本から7名の中日本新人王が全日本新人王を賭けて挑む。
ミドル級の高橋 ルガー 大毅(駿河男児)は無念の棄権。
高瀬 衆斗(蟹江)は対戦相手棄権でいち早く全日本新人王戦出場を決めている。
対戦相手にも苦慮する地方。
ビッグチャンスの新人王はまさに運命を賭けた戦い。
今後の数年間がここで左右される。
そんな激厚な敵地決戦を終えると、その翌週から興行ラッシュ。
11/19には岐阜商工会議所での岐阜ヨコゼキ興行
“岐阜ボクシングカーニバル.47”
狭い会場に熱気を押し込めたような興行となること請け合い。
自由席組は座席の数も少なく、早めに行かないとかなり窮屈な思いをしそう。
新たに岐阜を背負って立つ、佐伯 瑠壱斗(岐阜ヨコゼキ)がメインイベンターを務める。
そして…同じ興行に佐伯と接戦を演じた4回戦、菅原 秀馬(市野)が出場。
佐伯を追いかける立場の菅原が今後、佐伯の対角コーナーを射止めることができるのか…。
相手は既にメインイベンターへと駆け上がってしまった。
追いつくには…それ相応の結果が求められるはず。
今後の中日本で大きな見どころになりそうな勢力図の一角だったりする。
11/26には刈谷あいおいホールでの薬師寺興行
“SPLENDID BOXING”
全国注目の逸材、矢吹 正道(薬師寺)に立ちはだかるのはタイトルマッチ経験者の多田 雅(TI山形)。
ホープとベテラン…これからランク獲りに挑んでいくだろう矢吹にとって、
その資格を示すには格好のベテラン。
そして、多田にとっても再浮上を印象付けるには、売り出し中のホープは格好の標的。
肌がヒリつくようなメインイベントになっている。
さらに、力石 政法(薬師寺)も強敵相手の試合。
太田アレックス(西遠)が名指しで対戦を望んみ、それに答えたマンモス和則(薬師寺)のカード。
西の小坂 駿(真正)と東の堀 陽太(横浜光)が中立地の刈谷でランカー対決…。
西から東から猛者が乗り込んでくるこの日の刈谷は異例。
えげつないカードが立ち並んでいる。
翌週の12/03は刈谷あいおいホールでの緑興行。
メインにはタイトルを狙う丸木 凌介(天熊丸木)。
さらにセミには久々登場のヘビー級、竹原 虎辰(緑)。
4回戦には加賀 聖也(タキザワ) vs 大森 雄貴(三津山)なんていう4回戦の絶品カードも…。
そして12/10には刈谷あいおいホールで松田ジム興行。
“SUPER FIGHT.54[日本ユース]”
メインには後楽園で初代日本ユース王座を獲得した水野 拓哉(松田)に
西から入口 裕貴(エスペランサ)が挑む。
23歳までにA級ライセンスを獲得した選手が出場権を持つユース王座。
すなわちそれはホープ同士のシビアな潰し合いを指す。
まさにそれにふさわしい一戦…、凱旋の水野がまた、刈谷のファンを熱狂させるのか。
さらにセミファイナルには戸谷 彰宏(蟹江)vs矢島 大樹(松田)。
これまでは矢島の2戦2勝のラバーマッチ…。
前回の試合は接戦を矢島が制するも…物議をかもす判定。
僕自身、マイジャッジは戸谷…しかし矢島の手が挙がるのも納得できる範疇とは思えたが…。
ダイレクトリターンマッチに両者のプライドを感じずにはいられない。
そして、この日のオープニングは、ブル弘師(トコナメ)。
第一試合がこれほど似合うボクサーを僕は知らない。
彼の咆哮で始まるこの日の興行は、絶対にハズれないとさえ思ってしまう。
興行自体の空気を作ってしまう…僕はブルをそんなボクサーだと思っている。
12/17には金沢でカシミ興行。
これについてはまだ詳細は確認できていない。
さらに…
12/19には敵地、後楽園ホールに丸木 和也(天熊丸木)が特攻する。
日本のジムに所属する選手相手には2連敗中。
東南アジアの選手と積み重ねた戦歴に、彼を噛ませ路線なんて言う声さえ聞こえて来たりもした。
彼が全日本新新人王を獲得した頃、丸木はチャンピオンになる…なんて声も多かったが、
腰の故障以降、彼に与えられた高評価は霞んでしまったようにも思える。
しかし…である。
前回の試合後、リング上でチャンピオンになると宣言した丸木。
腰の状態は解らないが、そんな言葉が出るほどには回復したと思いたい。
どんな相手であれ、丁寧に崩しながら戦う丸木…僕は彼のことを強いと思っているし
彼が歩いた道を、ヤワで無駄な道だとは全く思っていない。
ホールでランカーをぶっ飛ばして、好き勝手言っていた連中に
「ざまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
…なんて言わせて欲しい。
とか言いつつ…相手は今野 裕介(角海老宝石)。
日本王者の麻生 興一(三迫)に挑み、今年の年間最高試合候補にも挙がっている大激戦を演じたまさにチャンピオン級…。
…これは…しんど過ぎるやろ…。
なんて思いつつ、評価をひっくり返すにはこれほど格好の相手がいるだろうか。
丸木…絶対に勝ってきてくれ!!!!!
そしてその4日後。
後楽園ホールでの全日本新人王決定戦。
中日本の選手たちが、いったい何人ランクを持ち帰れるだろうか…。
これから年が明けるまで…濃密な2ヶ月間が駆け抜けていく。
ボクシング選手名鑑ピックアップでは、岐阜の1興行と刈谷の3興行をレポする予定。
こうご期待!
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