2021/10/24 -静岡・浜松市雄踏総合体育館- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2021/10/24 -静岡・浜松市雄踏総合体育館- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

 

来週は35回の歴史を誇る、西遠ボクシングアワー。
一般人の生配信が静岡県へ乗り込みます!

 

 

【51.5kg契約4回戦】
中澤 快(三津山) vs 加藤 駿希(天熊丸木)

中澤 快 デビュー戦

三津山ジムからは久々のプロ選手となります。
デビュー戦の為、初見とはなりますが…。
凄い練習量…との噂が漏れ伝わって来ております。

練習量と強さが比例するとは限りませんが…
少なくとも、そんな噂を聞いちゃえば、応援したくなっちゃいます。


加藤 駿希 3戦1勝2敗 サウスポー

現役選手からの評価が高い選手。
デビューからまさかの2連敗を喫するも、
3戦目では今年の中日本新人王である山崎 隼人(名古屋大橋)から
ダウンを奪っての勝利を挙げて実力を示した。


来年の新人王トーナメント、エントリーがあれば注目選手の一人となりそうな加藤。
そんな相手にデビュー戦で挑む中澤、勝利を挙げれば
いきなり注目株の仲間入りとなりそう。

 

【56.5kg契約4回戦】
藤本 翔大(平石) vs 富平 謙伸(中日)

藤本 翔大 デビュー戦

デビュー戦の為初見。
アマチュアでは静岡の強豪校である飛龍高校ボクシング部に所属。
6戦4勝2敗の戦績を記録しています。


富平 謙伸 1戦1勝(1KO)

K-1で活躍した富平辰文の甥、富平 謙伸がデビュー2戦目。
デビュー戦では勢いよく襲い掛かる相手を落ち着いて迎え撃ち、
2度のダウンを奪ってKO勝利。
胆の太さを見せている。


富平辰文と言えば、マイク・ベルナルド(南ア)をKOしたことで知られる選手。
良質な血統に注目が集まるが…相手の藤本も、
アマボクの経歴からしっかりと土台のある選手と思われる。
翌年の新人王トーナメントの強烈なフックになりそうなカード。

 

【スーパーバンタム級4回戦】
佐野 遥渉(平石) vs 時弘 将志(とよはし)

佐野 遥渉 デビュー戦

プロボクサーを父に持ち、UJ(アンダージュニア)では3度の優勝。
高校時代には飛龍高校ボクシング部で拳を磨き、全国選抜3位を記録している。
アマチュア戦績は19戦15勝4敗。


時弘 将志 4戦1勝(1KO)2敗1分

連敗中ではあるものの、前戦の敗北は紙一重のもの。
思い切り振り抜く右オーバーハンドの威力は凄まじく、
全日本新人王候補と噂された村田 翼(和光)を2度もダウンさせ、
引分け勝者扱いで2020年度中日本フェザー級新人王を獲得している。

 

【スーパーバンタム級4回戦】
嶋田 一志(西遠) vs 秦 健人(市野)

嶋田 一志 1戦1敗

デビュー戦ではダウンを奪われたものの、その後を盛り返す試合を見せた。
ダウンポイント分の1Pが届かず、試合には敗れたが、
充分に次を期待させる内容を見せている。


秦 健人 デビュー戦

デビュー戦の為初見だが、毎回のようにデビュー戦から
ある程度出来上がった選手を送り込んで来る市野ジムの選手。
期待値高くゴングを待ちたい。

 

嶋田は僅かに届かなかった初勝利に挑む。
対して、秦もプロ生活のスタートを白星で飾りたいところ。

この近辺の階級では、来年の新人王戦、
実力のある選手の2度目、3度目のエントリーが予想される。
対抗する実力を示すことができるかもまた見どころの一つ。

 

【76.2kg契約4回戦】
前岡 デニスロベルト(西遠) vs 宗宮 和暉(名古屋大橋)

前岡 デニスロベルト 2戦1勝(1KO)1敗

ブラジルのアマチュアで12戦9勝3敗の記録を残している。
元々はライトヘビー級を主戦場と聞いていたが、
一昨年の新人王戦ではミドル級まで落としている。

デビュー戦では自分より頭一つ大きな相手に対し、
シャープに拳を叩き込んで鮮烈なKOを演出している。
本来の階級に近くなり、その力を発揮できるか。


宗宮 和暉 デビュー戦

デビュー戦の為初見。
名門中京大中京野球部の出身の様子。


人材が枯渇する中重量級戦線において、ミドル級超で戦える選手は希望の光。
試合を組むのも大変な中、カードが成立したこと自体が素晴らしい事。
力強く盛り上げてほしい思いと共に、
ド迫力になるであろう戦いが楽しみで仕方ない。

 

【スーパーバンタム級4回戦】
川合 絢也(西遠) vs 渡辺 大和(カシミ)

川合 絢也 2戦1勝1敗

東京のREBOOTジムから移籍し、今年移籍第一戦を戦った選手。
中日本のリングにはこれが初登場となり、初見となる。


渡辺 大和 6戦2勝3敗1分

ここ2戦で1敗1分となっているが、いずれもタフな大激戦。
渡辺がリングに立つ時点で面白い試合となることしか想像できない。
そう思わせてくれるほど、好戦的で激しい試合を連発した渡辺。
豊橋には4戦連続で大激闘を見せる美濃 巧人(とよはし)もおり、
昨年対戦している二人にどうしてもライバル関係を見てしまう。


来年の中日本新人王戦、エントリーすれば主役の一人と思える渡辺に
初見の川合がどこまでの試合を見せるのか。
勝利するようであれば、当然優勝候補の一角に数えられると感じる。

 

【51.5kg契約8回戦】
村上 勝也(名古屋大橋) vs 長田 瞬志(ミツキ)

WBOアジア太平洋フライ級15位
日本フライ級11位
 村上 勝也 13戦10勝(3KO)2敗1分

フライ級としては破格の高身長。
懐深くロングレンジからパンチを突き刺す異名は”キラー”。
シレっと強くてシレっと勝つ、涼しげな表情崩さずリングの上を支配する。

一昨年の中日本ベストバウトとも思える、井上 夕雅(真正)との大激闘に敗れて以降
付け入る隙のない完璧な内容の勝利を2つ重ねている。

 

長田 瞬志 33戦12勝(4KO)19敗2分

この日出場する全選手の戦績を足しても、長田の33戦には及ばない。
10年に渡って戦い続けた元日本ランカーも、来年2月にボクサー定年を迎える。
この試合に勝てば、現役続行が許される日本ランキング入り。

 

4回戦時代から、日本タイトルを狙える選手と言われ続けた村上が、
ようやくランキングボクサーとして注目を浴びだした。
ここで立ちはだかるのは、大ベテランの元日本ランカー。

経験はどんな選手にとっても怖い物。
特徴的なスタイルでもある村上に対し、どんな策を用意してくるか。

ボクサー定年間近のノーランカーと、
ランキング上位進出を睨むメインイベンター。

両者のドラマが交錯する。

 

 

 

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