2026/4/25 -大阪・堺市産業振興センター(ミツキ杯 SURVIVE Vol.31)- 第4試合、第5試合(中日本ボクシング観戦記・番外編) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
【フライ級6回戦】
齋藤 きりと(ミツキ) vs 嶋田 来生輝(JM加古川)
前の手の駆け引き合戦から捉えるのは斎藤の右ストレート。
嶋田が潜り込もうと踏み込めば斎藤がショートの右で迎え撃つ。
2R終盤には嶋田が距離を詰めて撃ち合いに。
徐々に積極性を増していく斎藤、もらいながら返す嶋田。
斎藤が数発撃ち込み、嶋田が一発返すといった展開。
主導権は斎藤にも思えるが、嶋田の一発もスリリング。
後半に入ると嶋田が斎藤のコンビネーションに対し、一発目に合わせて攻め込むようになる。
撃ち合いではボディから叩いていく嶋田、斎藤も回転よく的確に嶋田を襲う。
試合は熱さを増しながら、センス豊かな二人が泥臭く撃ち合って終了のゴング。
マイジャッジ 59-55 斎藤
公式ジャッジ 59-55、58-56×2
3-0 勝者:斎藤
B級昇格の規定勝利数まであと0.5勝としながら対戦相手に枯渇し、
飛び級でのB級昇格としていた斎藤。
それに相応しい実力を証明して見せた。
中間距離の攻防では斎藤の右ストレートが試合を支配。
撃ち合いでも回転で勝った斎藤。
各場面で嶋田を上回って明確な判定勝利。
劣勢に立たされ続けた嶋田だったが、よーいドンの相打ちで展開を変えに行った。
クリンチ際でするっと抜け出す体の運びなど、随所にセンスも見せた。
大きく負け越している選手ではあるが、その度胸もセンスも戦績には見合わない。
いずれA級には上がってくる選手、時間はかかっているかもしれないが、
その分、力も経験値も蓄えているだろう。
戦績を傷だらけにしながら、結果を出し始める…
嶋田がランカー戦線に挑んでくる時期を想像して鳥肌が立った。
齋藤 きりと 7戦4勝2敗1分
嶋田 来生輝 14戦4勝9敗1分
【48.5kg契約6回戦】
江浦 樹(ミツキ) vs 清木場 哲生(T&T)
ガードを固めてジリジリと前に出ていく清木場。
ボディを叩きながら時折大きな右オーバーハンドを振るう。
迎え撃つ江浦はまわるように足を運びつつ、的確にボディを叩き
清木場の高いガードの隙間に拳をねじ込んでいく。
中盤に入ると、江浦も足を止めて応戦。
的確さではまさっているが、展開としては清木場のボクシングに巻き込まれているようにも。
決して撃ち負けているわけではないが、ジャッジの目にどう映るか…。
後半はお互いに捉え合う撃ち合いへ。
しっかりとボディを削り合いながら、消耗戦となるもどちらも落ちず。
スイングラウンドが立ち並ぶ中、試合終了のゴング。
引き分け特有の無情さが残る試合。
的確に捉えた江浦か、自分の展開にした清木場か。
味方によって大きく割れるのもうなずける試合だった。
B級初戦で半歩前進となった江浦。
厄介な難敵を迎えてのドローとなった。
まだまだB級戦線の入口に立ったばかり。
駆け抜けていくものも、壁にぶつかるものもいる。
ただし、C級を勝ち上がった者だけの世界でもある。
難敵だらけの中、次のグレードへどう勝ち上がっていくか…
楽しみにしたいと感じた。
このドローでA級昇格まであと0.5勝とした清木場。
ジリジリと登っていくキャリアは彼のボクシングスタイルと酷似しているようにも思える。
少しずつ、しかし着実に目標までの距離を潰していく…。
「清木場らしさ」と言って伝わる…ボクサーとしての色がしっかりとついた証。
記憶に残る選手たちは皆その色を持っている。
清木場もそんな選手になってきたように思う。
A級昇格…さらにはその上へ。
彼の姿が多くのファンに残ることを願う。
江浦 樹 10戦4勝(2KO)4敗2分
清木場 哲生 10戦4勝(1KO)3敗3分
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