木村、山中…そして大平(雑) ボクシング選手名鑑ピックアップ！ 2016/03/01
たまにはリアルタイムのことでも書こうかと…。
いえ、実は選手紹介の記事が書き終わってなくて…。
ちょっとごまかしです。
木村 悠(帝拳) vs ガニガン・ロペス(メキシコ)
山中 慎介(帝拳) vs リボリオ・ソリス(ベネズエラ)
さてさて、まずは僕の木村感から…。
前戦のペドロ・ゲバラ(メキシコ)戦。
前半は木村のボクシングが全く通用せずに、残りのラウンド全部取らなきゃって状況に追い込まれた。
そこから、前に出てポイントを根こそぎぶんどり、2-1の判定で王座を獲得。
これは、正直驚きました。
まさか…と、あんなボクシングする木村を僕は知らなかったわけで…。
この選手は凄く幅を持った選手なんだと感じたんです。
かたやロペス。
こちらは新井田 豊(横浜光)のスパーリングパートナーとして、これまで何度も来日してるようで…。
聞いた話ですが、凄く器用なんだと…。
様々なボクシングを器用にこなせる…これまた幅の広い選手。
映像を見る限りでは、テクニシャン…というよりは正統派って言葉がしっくりきます。
ラフな相手は簡単にいなしてしまいそう…。
ランキング1位で長らく待機した後、指名挑戦者としてペドロ・ゲバラに挑んで敗北。
しかしながら、この階級の主役級ではあると思うんですよ。
WBA暫定王者のランディ・ペタルコリン(比)や、WBC1位で待機しているジョナサン・タコニン(比)なんていう
比国勢が飛びぬけて強いとは思うんですけどね。
それでも、じゃあロペスが弱い…というふうにはならないと思うんです。
今回の試合、ペースの奪いあいになる気がしてるんですね。
主導権争いがそのまま結果に繋がるような試合…。
向かい合って不利な方が戦い方を変える…すると相手もそれに対応して変える…
目まぐるしく展開を入れ替えるような試合に…。
僕はこの試合凄く楽しみです。
そして、山中…。
彼の強さはいちいちここで言わなくても…というわけで、ソリスについて。
今回、山中の圧勝なんて言う予想もよく耳にします。
ソリスごとき…と。
僕は…果たしてそうかな？と。
ソリスってギリギリ勝つじゃないですか。
いつもいつも…。
僕はそれがソリスの強さだと思ってるんですよ。
KOで勝とうがギリギリ勝とうが勝ちは勝ちですから。
僕、このブログにヘスス・ロハス(ベネズエラ)が好きだ！って
何度も書いてると思うんですが…何か同じ匂いが。
ロハスは何度も来日して世界戦をやった、まさに脇役って選手なんですけどね。
どんなに実力差があっても、スルリスルリとポイントをくすねていって、拮抗した試合にしてしまうんです。
ロハスは日本国内の世界戦では勝ち切るところまで行かなかったですが、
その勝ちきる強さをプラスしたのがソリスと…。
ソリスのそのつかみどころのない強さや、少し汚い巧さ。
このあたりは侮れないと思ってるんです。
それでも…山中って選手は格別に強い。
いくらソリスが強いからと言って…と。
ただし、世間が言うほどハードルの低い戦いか？
山中が勝った時、勝って当然の防衛なのか？
そう考えると、それは違う気がして。
曲者じみた難敵を退けた立派な防衛だと思うんです。
この試合、山中はKOで勝つ必要がある…さもなくば…驚きの結末も予想してしまう。
僕はそんな感覚を持っています。
…と、そしてですね。
最後に…。
3月3日。
上の2試合の前日ですね。
大平 剛(花形)が敵地タイでワンヒン・ミナヨーティン(タイ)に挑みます。
WBC世界ミニマム級タイトルマッチです。
全然知られていないと思うんですが…。
もしこの試合に勝つようなことがあれば、タイでの世界王座獲得。
タイでの正規王座獲得となれば日本史上初…凄いことなんですよ。
ただし、相手はミニマム級最強とも言われるワンヒン。
そして、敵地での試合でも最も厳しいとされるタイ。
条件は深刻なほど悪い。
勝つ可能性なんて10%に満たないのかもしれません。
しかし、そこに挑む大平…賞賛されてほしいですね。
「強い奴とヤレ！」って普段言ってるファンの方には特に…大平を称えて欲しい。
遠い異国の地で、大偉業を…期待しています！
とまぁ、そんなところでまた次回。
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