2019年度中日本ボクシング観戦記年間表彰1(雑) ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2020/01/05
さて、毎年恒例、年明けの年間表彰でございます。
中日本ボクシング観戦記を書き連ねる、せきちゃん@mosの独断と偏見でお送りいたします年間表彰。
選考対象は、「せきちゃんが観戦した中日本の試合」
遠征先で見た試合や、今年唯一見に行けなかった、12/15のカシミ興行の試合は選考基準からは外します。
恐れ入りますがご了承おば!
凄い選手がいるんだよー!って話に少しでも興味を持たれた方は、
2020年の中日本のリングに是非とも足を運んでみてください。
中日本ボクシング観戦記 2019年度各賞表彰
特別賞
今年も引退した選手にこの賞を贈ります。
オケロ・ピーター(緑)から続く中日本のヘビー級。
僕がボクシングを見始めた20年ほど前から、国内ヘビー級のトップ戦線には中日本の選手がいました。
ピーターが引退してから7年、その位置には竹原が立ち、昨年41歳での日本ヘビー級王座挑戦を最後に引退。
まだまだ若い上田 龍(石神井S)に対し、大ベテランの竹原がどこまでやれるか…
かつて上田に唯一の黒星を付けた竹原であっても、戦前に聞こえる予想は上田に大きく傾いていた状況。
しかし…今年の中日本興行の大トリともなった日本ヘビー級王座決定戦。
大激戦となった試合で、足を使って捌く上田に対し、前に前に詰め続けた竹原。
最後の最後、刈谷のリングにその雄姿を刻み付けるような試合でリングを去りました。
わずかしか人数のいない国内ヘビー級。
背負い続けたものの重さもまた、大きかったはず。
心の底からありがとうと言いたい。
そして、お疲れ様。寂しくなります。
新鋭賞
今年の中日本新人王戦でデビュー、その試合では前評判が抜群に高かった上原 大樹(伊豆)と対戦。
強打の噂が鳴り響いていた上原に対し、圧力を捌きながらの手数でダメージを植え付け続け…。
大方の予想を覆す2RTKO勝利。
鮮烈なデビューを飾ると、そのまま中日本ウェルター級新人王を制しました。
西軍代表戦では敗れたものの、内容的には不完全燃焼だった様子。
現在、4戦3勝(2KO)1敗。
今年の中日本新人王戦、再エントリーもあり得るか…。
どういう道を歩むのであれ、楽しみにしたい所です。
KO賞
冨田 雅季雄(富士)&冨塚マネージャー
KO賞にはこの二人をセットで選出。
選手とセコンドがびったりハマる…傍目から見て、
それが実感できることは実は本当に少ないと思っています。
そんな中、今、一番ハマっているコンビがこの二人に思えてしまう。
セコンドから飛ぶ、通りのいい冨塚マネージャーのダンディボイス…。
「前前前…!ダーン!はい!ダーン!そこ!ドーン!」
最初はセコンドの声と冨田の動きにバラつきがあるものの…
試合が進むごとに、その声と冨田の動きが徐々に一致…
そして、驚異の一撃ダーン!が炸裂する。
4月の岐阜では、センスの塊のような原 英右(岐阜ヨコゼキ)を相手に
一方的に劣勢だった試合をダウンの応酬に持ち込んでのドロー。
11月の刈谷では実力者の片岡 晃誠(蟹江)を相手に一撃狙いを見事に炸裂させました。
34歳にして自身のボクシングを確立させたようにも思える冨田。
コーナーとセットで演出される一撃ダーン!にKO賞を贈ります。
…と、今日はここまで。
今年は3回に分けてお送りしようと思っております。
次回は殊勲賞、敢闘賞、努力賞、技能賞。
さぁ、いったい誰が受賞するのか。
中日本ボクシング観戦記、せきちゃん@mosの心を捉えた選手や試合たちが続々登場いたします。
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