2025/08/03 -愛知・刈谷あいおいホール- ファイナル(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
【スーパーバンタム級8回戦】
樫谷 樹歌(タイガーウイング) vs 時弘 将志(とよはし)
ジャブを突いていく樫谷に対し、
ガードを固めて入り込むタイミングを探る時弘。
時折刺さる樫谷の右ボディが印象的。
時弘は入り込めず。
ガードの上からでもワンツーを叩いていく樫谷。
細かく手数を出す中、時弘はほとんど手を出さず。
そんな中、ラウンド中盤、時弘が狙いすましたような
右ストレートで派手に樫谷の顔面を弾く。
3R、入ってくる前を叩き続ける樫谷。
ジャブから入っていこうとする時弘だが、樫谷がその次を出させない。
圧倒的な手数差となり、樫谷がはっきりとラウンドを獲る。
4R、撃っては離れを繰り返し、時弘が返す時にはその場にいない樫谷。
炸裂音を立ててボディを叩くと、一気に攻め手を増やしていく。
樫谷が攻め手を増やすと時弘がジャブに右をかぶせて捉えるシーンも。
5Rも時弘の入ろうとするところを樫谷が叩いていく展開は変わらず。
時弘の手が出る前に樫谷のパンチが時弘を捉えていく。
6R、ここまで来ても構図は変わらず。
樫谷のジャブに右をかぶせに行く時弘。
時弘の右に右を合わせる樫谷…ヒヤリとするシーンが出始める。
7R、立ち位置を常に変えながらも樫谷が撃ち合う場面を増やす。
少し動いてはコンビネーションを叩きこみ、時弘にダメージを刻んでいく。
時弘の拳もヒットするものの、展開を変えるには至らず。
8Rは撃ち合いに出た樫谷。
ファイターの時弘に対して、細かい連打で撃ち勝っていく。
時弘のパンチが届く前に、回転よくとらえることで、時弘の手数も抑え込む。
巧みに巧みに試合を制し、樫谷が完勝のフィニッシュ。
マイジャッジ 80-72
78-74
3-0 樫谷
接戦に強い樫谷がこの日は完勝を飾った。
A級初戦でファイターを寄せ付けず、テンポよく相手に攻撃する隙を与えぬまま8Rをフィニッシュ。
攻撃させないディフェンス…メインイベンターが巧さを見せつけた。
負け越しA級ボクサー時弘。
A級初戦はやっぱり敗戦。
ファイターが手を出させてもらえない…もどかしすぎる24分が時弘のA級スタート。
負けながら強くなる…ここから時弘の真骨頂、巻き返しロードがスタートを切る。
樫谷 樹歌 10戦7勝(1KO)2敗1分
時弘 将志 14戦5勝(1KO)7敗2分
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