2019年度中日本新人王トーナメント!スーパーフェザー級~ウェルター級 ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2019/02/01

2019年度中日本新人王トーナメント!スーパーフェザー級~ウェルター級 ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2019/02/01
 
 

本日で最終、中日本新人王トーナメントの紹介。
みどころと、せきちゃん的な優勝予想を…。
 
 

スーパーフェザー級

≪エントリー≫
長谷 和紀(トヤマ)
樋口 和輝(ARITOMI)
岡田 和晃(富士)
 

エントリー選手は3名、しかしそれぞれに濃厚なドラマが横たわる。

富山県のジム唯一のプロボクサー長谷。
長谷のボクサーズロードによって富山の興行の色が変わるハズ。
たった一人で、一つの興行を背負い、たった一人で富山の未来を背負う。
4回戦ながられっきとしたメインイベンターが勝負の新人王に挑む。

相手は、デビュー戦でそのポテンシャルを魅せつけ、コアなファンをうならせた樋口。
持ち合わせたモノには恵まれている…試合時点で、それがどこまで開花しているか。
未完の大器と言いたい存在。

さらに、シードで待ち受けるのは4年以上に渡る6連敗を乗り越えた岡田。
負け続ける最中、腐ることなく地道に練習を続けていたと聞く。
昨年、4年ぶりの勝利を飾った試合を見る限り、弱くて負けていた選手ではなかったと感じる。
連敗脱出がきっかけになれば…充分に中日本新人王、そしてその先を狙っていけるハズだ。

優勝予想は、現時点の完成度で長谷を。
 
 

ライト級

≪エントリー≫
松岡 蓮(浜松堀内) 3戦2勝(1KO)1敗
小澤 直由(駿河男児) デビュー戦
神谷 啓太(畑中) 3戦2勝(1KO)1敗
 

昨年、エントリー1名で中日本ライト級新人王となった松岡。
中日本・西部日本ライト級新人王対抗戦で敗れ、今年再エントリー。

しかし、富山では現在ウェルター級で国内トップ選手の一人となっている丸木 凌介(天熊丸木)
公開スパーで手合わせし、アゴをえぐる一撃を撃ち込んでいる。
脳裏にこびりつくようなあの一撃は今後の期待を高くさせてくれた。

対するはデビュー戦の小澤。
毎年のように颯爽と現れたデビュー戦選手が台風の目となる中日本新人王。
未知数の選手だからこそ、そういった活躍を期待したいところ。

シードで待ち受けるのは、昨年スーパーフェザー級の決勝で大激戦を演じた神谷。
惜しくも敗れたが、この試合で生き残った太田 卓矢(とよはし)
全日本新人王決定戦まで駆け上がり、日本ランクを賭けた試合でも終盤を一気にまくって熱い試合を演じた。

優勝予想は神谷…しかし、ここには「現時点では」の注釈をつけておきたい。
 
 

スーパーライト級

≪エントリー≫
藤田 裕崇(名古屋大橋) 1戦1勝(1KO)
鈴木 啓市(とよはし) 1戦1敗
片岡 晃誠(蟹江) 4戦2勝(1KO)2敗
 

準々決勝は昨年11月に行われた試合と同じカード。
デビュー戦でぶつかった藤田と鈴木。
グイグイ攻めて出る「豊橋の猛牛」鈴木に対し、強烈なアッパーで藤田が1RKO勝利。
鈴木のリベンジが叶うか…藤田が力の差を誇示するか、こういった組み合わせもまた新人王のドラマ。

シードには片岡…昨年全日本新人王に輝いた橘 ジョージ(協栄)
紙一重の試合を演じたこともある実力者だ。

優勝予想は…藤田。
立ちはだかる大きな壁、片岡を乗り越えられるか否か…
ここを越えることができるなら、胸を張って全日本新人王候補と声を挙げれるように思える。
 
 

ウェルター級

村田 望(岐阜ヨコゼキ) 2戦2敗
北川 仁暉(唯心) 4戦1勝(1KO)2敗1分
能嶋 宏弥(薬師寺) デビュー戦
上原 大樹(伊豆) デビュー戦
廣中 大介(とよはし) 3戦2勝(1KO)1敗
 

注目はデビュー戦の上原。
デビュー前から、全日本新人王を狙える強さと噂が聞こえてきている。
準々決勝はデビュー戦対決だが、相手もアマチュアキャリア豊かな能嶋。

この二人をシードで待ち受ける廣中は猛烈な圧力を誇る選手。
相当に力がなければ、一気に相手を飲み込んでしまう力を持つ。

対抗ブロックには未勝利の村田と負け越しの北川。
優勝予想には、北川を挙げたい。
未勝利から4階級増に成功し、撃たれ弱さが改善。
昨年11月に大変身の初勝利を挙げている。

本命は上原、廣中と感じるが…ここまでの道のりも加味して…。
北川が勝ち上がる姿が最もドラマティックに感じる。
そして…その可能性はあり得ると思っている。
 
 

ミドル級は今年もエントリーなし。
 
 

全体のエントリーは6名増の43名。
今年はエントリー1名での不戦での中日本新人王獲得者はなし。
少子化の時代、縮小して当たり前の中で、この数字は大きなことだと感じる。

顔ぶれもまた、震えるほどに魅力的な面々。
中日本の戦士たちが、ここから1年間、激闘を繰り広げていく。

そして中日本新人王のその先には、今年こそ、複数名の全日本新人王獲得を願いたい。
狙える選手たちはたくさんいる…。
あとは運命と、幸運と…そして成長と。
 
 

うん、もうなんだっていいや!
頑張れー!!!頑張れー!!!!!!!!!
 
 

毎年、外しまくるせきちゃんの優勝予想。
それは選手たちが、予想や想像を必ず超えて来るという証。
今年も、どうかいくつも外れますように。
でも、あんまり外すとほんとにバカにされるので…少しは当たりますように。
 
 

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