2018/11/25 -刈谷あいおいホール- 前置き(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2018/11/25 -刈谷あいおいホール- 前置き(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
 
 

富山興行の余韻も残る中、その2日後、WBOアジア太平洋フェザー級王座を賭けて、
森 武蔵(薬師寺)が刈谷のリングに登る。

相手はリチャード・プミクピック(比)
昨年9月、WBOアジア太平洋フェザー級王座を世界挑戦経験者の天笠 尚(FLARE山上)から奪った試合。
僕は後楽園ホールの東側バルコニーにいた。

プミクピックの圧力に翻弄され、ほとんど力を発揮できずに敗れた天笠。
その強さに驚かされ、そしてマニラの強豪の魅力に魅了された。
その男が…まさか武蔵の前に立ちはだかるなんて…。
 

前日から…いや、富山興行の帰り道からか、どこか気分が優れない。
前戦も比国の強豪を相手に戦い、生き残るように勝利した武蔵。
ここで更なる強豪を迎える…武蔵は負けちゃいけない。
プミクピックが怖くて仕方なかった。
 

元同門の矢吹 正道(緑)が世界ランカーのダニエル・マテリョン(キューバ)に挑戦。
自身のタイトルマッチが決まる中、その試合を武蔵は見ていたはずだ。
自分が慕う先輩が目の前で世界ランカーに敗北し、世界の凄さをその目で感じたハズ。

そして…「次は武蔵の番」「矢吹の分も」そんな期待もあっただろうと思う。
僕自身、そんな思いを武蔵に託すようなところがあった。
彼もまた、中日本のリングを華やかにするヒーローの一人なのだ。

多感な18歳が、それを感じ取らないわけがないだろう…。
 

「若いからいい経験になる」
このカードに対してそんなニュアンスの言葉を至る所で聞いた。

そんな試合ではないと思う…。
熊本には大きな後援会がこの少年を強くバックアップ。
武蔵のタイトル挑戦に、様々な人々が駆け回っていることも知っている。

負けは許されない…もう、この少年はトップ選手の一人として、大き過ぎるほどのものを背負っている。
 
 

眠れぬ前夜…案の定当日は軽く寝坊。
開場1時間前に到着するはずが、30分遅れての到着。

受付に激励賞を差し出す。

中日本のリングを見るうち、様々なボクサーに愛着が湧いてしまい、毎回色々なボクサーに出している。
わずかなお金だが、これで選手のモチベーションが上がるのなら、よりいい試合が見れる。
空振りに終わったところで、「気持ち」なので、それはそれだと思っていて…
面識のない選手にも、遠慮せずに出している。

どっちも頑張れの試合ばかりだから、勝ってくれ…以上に、「見ているよ」の思い。
前回激励賞を出した選手の次の試合に、相手選手に出していることもある。
仕方ない…どっちも好きなんだから。

この日は曽根 光輝(浜松堀内)へ…。
受付で激励賞を出したい旨を伝えると…彼が棄権したことを知る。
インフルエンザだったらしい。

楽しみにしていた試合の一つ…ショックで少し固まってしまう。
何より、試合に向け練習し、体を作り、減量に耐えたであろう努力が、水の泡になってしまったこと。
そして、相手選手も同じ無念を抱えただろうこと…それに対する自責の念もあるだろう。

察することしかできないが、そういった曽根の無念を想像してしまい、胸が痛んだ。
体調を崩してしまった曽根が悪いと言ってしまえばそうだが…。
どんなに気を付けていても、インフルエンザにやられるときはやられるし、
減量中の抵抗力が落ちた体…どうにも責める思いにはなれなかった。

ただただ…残念と。
これにめげずに、次…頑張って欲しい。

準備した激励賞の封筒をしまい込み、いつもの2F通路へ。
後楽園ホールで言う、東側バルコニーの位置。
この日は注目のタイトルマッチということもあるが、
試合が中止になってしまった菅原 健太(名古屋大橋)をはじめ、
五十嵐 嵩視(トコナメ)冨田 真(HEIWA)など、刈谷の人気者たちが出場…。
第一試合から客席はかなりの埋まり具合。

刈谷でおなじみの眞野リングアナの声が響く…。
待ち焦がれた久々の刈谷…そんな思いが湧きあがる。
 
 

ここでいつもの言い訳前置き

自分はファンではあるが、熱狂的なマニア程の肥えた目を持ってはいない。
自分より凄いと思えるファンはそこらじゅうに転がっている。

そして、TVで観戦するのとは違い、1つの角度しか見れず、スロー再生もない。
レフリーで隠れたタイミングでパンチが入っても気付けないし、かなり離れた自由席での観戦。
ここに書く内容に誤りが多分に含まれることもある。

先に言い訳をしておきたいわけではなく、そういうものだと言っておきたい。
同じ試合を見ていても、違う感想を持つファンもいるわけで…。
ここに書いたことが正解ではないと…。
それだけは認識したうえで、読み進めていただきたい。
 
 

第一試合、新興ジムながら、多くのファンが期待をかける名古屋大橋ジムの選手のデビュー戦。
ジムの幟旗が立ち、多くのファンが藤田 裕崇(名古屋大橋)の入場を待つ。
相手の鈴木 啓市(とよはし)もまた、負けず劣らず多くの応援が押しかけている。

デビュー戦からそれぞれのファンが熱を込める。
熱い一日の開始を告げるゴングが鳴り響く。
 
 
 

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