僕の知らないボクサー 篤 弘將(三津山)① ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2017/08/19
名勝負…と言われる戦い。
そのほとんどが世界タイトルマッチだったりする。
熱心なファンの間になってくると、日本タイトルでの名勝負もあるし、OPBFの名勝負もある。
さらに…ランカー同士の生き残りマッチや、新旧対決…
全日本新人王…
国内の熱心なファンになるほど、様々な段階の試合を語るようになるが、それでも…
A級ボクサー同士の対決がほとんどであり、名勝負として語られる4回戦同士の戦いを僕は知らない。
それもそのはずで、素晴らしい試合を目撃したとしても、
注目度の低い戦いであれば…語る相手がいないのである。
4回戦の○○と○○が凄い激戦を…と、言ったところで、
話が通じるのは現地にいたファンだけ。
しかも、数多くの選手が出場している興行で、
それを名勝負の一つと感じるところまでディテールを…となると情報が無さ過ぎる…。
丸一日興行を見たとして、名勝負と感じれるほど情報を持って見れる試合はごくわずかだったりもする。
だからこそ、ファン各々が思い入れを抱く試合はバラバラで、
自分が凄いと思った試合が、語る相手にとって凄いとは限らず…。
同じ試合を見た!というファンに出会えることもそれほど多くは無く、出会えたとしても…。
そうして、素晴らしい試合でも、自分の胸の中に留めておくしかなくなってしまう…
生観戦ファンの「あるある」である。
僕自身、そんな試合は多々あって…
その中の一つに、以前取り上げた松本 一也(松田) vs 林 徹磨(セレス)があったりする。
これも6回戦の試合で、注目を集めた試合ではなかったと思う。
林を見に行った試合で、松本の時代遅れのような突貫ファイトに魅せられ…
遠ざかっていた地元名古屋の試合を見るようになった。
今現在、地元の試合に熱くなっていられるのは松本のおかげでもある。
そんな松本が思い入れ強く語ってくれた試合がある。
4回戦時代の篤 弘將(三津山)との試合。
4R負傷判定で松本が勝利した試合…。
キャリアで一番の撃ち合いだった…と。
突貫ブルファイトの松本である。
右フックを武器に、止まらない手数で攻め立てリングを盛り上げたサウスポー…
そんな松本が「キャリアで一番」…とまで言うのだから、その内容には期待してしまう。
…しかし、その試合を見ていない自分としては、その試合を振り返る術がない。
当日、現地に居合わせた人間の記憶にしか、二人の撃ち合いは残っていないだろうと思う。
「2006年4月2日 清水マリンビル」
贅沢なチケットだと思う。
見たというファンがいたら…嫉妬で狂いそうである。
僕はこの試合の内容がどうしても知りたい…。
この試合に向かっていった二人のディテールがとても詳しく知りたい…。
そこでふと思いつく…。
ブログの取材と称して、戦った当人同士の口からこの試合を…
この試合に向かう二人を…聞き出すことはできまいか?
毎日、毎日、ボクシング界に貢献しようと、
戦ってきたボクサーを色濃く伝えようと…頑張っている僕である。
ほんとはそんな偽善的な思いサラサラ無かったりするけども…
自分が楽しんでいるだけと言われればそれまでだけど…
ちょっとくらい、このブログを利用して、私利私欲を満たしたっていいじゃないか!!!
そんな思いで、かつて拳を交えた二人のボクサーから、姑息にも話を聞き出そうと試みる。
TV中継も(多分)なかっただろう、専門誌も大きくページを割くことは(多分)なかっただろう。
現地のファンしか知らない名勝負…。
チケットを買った者だけが得られる特権を…僕は犯そうとしている。
【カテゴリ別】
2017年選手紹介一覧に戻る
選手紹介一覧に戻る
カテゴリ別記事一覧に戻る
【日付別】
【記事一覧】2017年8月に戻る
【記事一覧】2017年に戻る
【記事一覧】に戻る
各選手の戦績はこちら。
ボクシング選手名鑑
コメント