2022/12/11 -愛知・武田テバオーシャンアリーナ- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2022/12/11 -愛知・武田テバオーシャンアリーナ- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

 

田中恒成 世界前哨戦
2022年12月11日(日) 14:00開始
愛知:武田テバオーシャンアリーナ

 

※予備カード
【スーパーフェザー級4回戦】
秋山 星也(名古屋大橋) vs 古川 修誠(杉田)

秋山 星也 2戦1勝(1KO)1敗

初勝利はほぼ被弾なく、リスクを削り続けた上でのTKO勝利。
パンチをもらわずにラウンドを制し、相手が弱った場面を逃さず仕留め切る。
完璧な戦いぶりを見せた。


古川 修誠 2戦1勝(1KO)1敗

プロ初勝利は秋山の同門、加藤 頼(名古屋大橋)を圧倒してのモノ。
肉体的な強さを感じさせる選手、さらに伸び方も凄まじい。
いずれ頭角を現す素材、それが来年という
近い時期になってもおかしくないと感じている。


古川の敗戦は、技術あるアウトボクサーに喫したもの。
スピードがあり、ロングレンジに強いと思える秋山は
そこで見せた課題を克服できているかの確認にはうってつけの相手。

秋山もまた、相手を完璧に封じる強い勝ち方を見せている選手。
まだまだ未完ではあるが、古川まで封じるとなれば、
一気に期待の注目選手になる可能性がある。
来年、今後の中日本4回戦シーンを見据えるうえで大きなキーとなる試合に感じている。

 

【フェザー級4回戦】
中根 一樹(天熊丸木) vs 加藤 陸(松田)

中根 一樹 1戦1敗

プロテスト3回目、年齢制限ギリギリの合格でプロへ。
9月のデビュー戦では丁寧な戦いぶりでスタートしたが
強烈な右ストレートからのラッシュを浴びて1R50秒でのKO負け。
ボクサー定年まであと1年4ヶ月。
限られた時間の中での戦いで勝利を挙げられるか。


加藤 陸 デビュー戦

デビュー戦の為に初見。
全日本新人王MVPを目標に掲げる22歳。
来年の新人王戦からエントリーしてくるか。
戦いぶりをしっかりと抑えておきたいところ。


目指す所の異なる二人。
先々の目標を見据える若い加藤と、ボクサー定年が近くに見える中根。
様々な立ち位置、様々な背景が相まみえるのも4回戦のドラマ。

ザ・ドラマティック4回戦です!

 

【バンタム級4回戦】
松田 海広(角海老宝石) vs 樫谷 樹歌(タイガーウィング)

松田 海広 6戦3勝(2KO)2敗1分

静岡の駿河ジムよりデビュー後、東京の角海老宝石ジムへ移籍。
移籍後は1戦1勝、東の熾烈なリングで揉まれて、中日本のリングへ帰ってくる。
現在A級ボクサーとして活躍する干場 悟(蟹江)に勝利を挙げたこともある選手。


樫谷 樹歌 1戦1勝(1KO)

タフな相手をねじ伏せたようなデビュー戦。
いきなりの超期待選手として中日本のリングに現れた。

アマでは13戦を戦い、土台もしっかり築かれており
プロのグローブへの適応も充分。
鮮烈なKO劇でパンチ力も見せつけた。
来年の新人王戦、エントリーがあるなら主役になると目される一人。


プロ2戦目の樫谷がB級昇格まであと0.5勝と迫る松田を迎え撃つ。
調整の観点から見れば、4回戦での経験値は侮れない。
また、国内トップ選手がゴロゴロいる東京の名門ジムで
どれだけ力を増しているのかも未知数。

松田がどれだけ強くなっているか、樫谷が難敵相手にどう戦うか。
楽しみでたまらない一戦です。

 

【スーパーフライ級4回戦】
山田 悠太(岡崎) vs 犬塚 音也(松田)

山田 悠太 2勝1勝1分

近くても遠くても戦える選手。
松浦兄弟など、曲者テクニシャンをリングに送り出す岡崎ジムが
また新たにいやらしい選手を送り込んで来た印象。


犬塚 音也 3戦3勝(1KO)

老舗名門松田ジムの次世代を期待させる選手。
この試合に勝利すればB級昇格の権利を手に入れるが、
来年の新人王戦へがあるのかどうか。
あれば、大本命の一人となるが…動向が大きく影響を与える。

 

【51.3kg契約8回戦】
畑中 建人(畑中) vs 浅海 勝太(ハラダ)

畑中 建人 12戦12勝(9KO)

日本2位、OPBF3位、WBO-AP1位。
JBCが認めるアジア圏の主要王座全てで上位にランキングされる畑中。
WBCの世界ランキングでも15位へ。

父親の元世界王者、畑中 清詞(松田)譲りの伸びるジャブは一級品。


浅海 勝太 20戦10勝(5KO)10敗

戦績は五分だが、西のカリスマ井上 夕雅(真正)と大激戦を繰り広げ
ランカー対決ではTKO勝利を挙げ、一気にランキングを上昇。
現在、日本7位となっている。


肩書的には畑中が格上となるが、浅海のしぶとさは驚異。
タイトル挑戦も視野に入る中で、自主興行で難敵を招聘してぶつける畑中陣営。
ガチガチ感に痺れまくる。

畑中がここを圧倒すれば、「早くタイトル戦を」と
言われるにふさわしい立ち位置になるようにも思える。

 

【スーパーフライ級10回戦】
田中 恒成(畑中) vs ヤンガ・シッキボ(南ア)

田中 恒成 18戦17勝(10KO)1敗

世界四階級制覇を狙ったスーパーフライ級での挑戦に敗北。
以降、スーパーフライ級の国内トップ選手を連続で破って復活。
現在世界王座主要4団体すべてで上位にランキングされる。
スピードと負けん気は国内最高峰の元三階級制覇王者。


ヤンガ・シッキボ 17戦15勝(4KO)1敗1分

地元では「ショータイム」と異名される選手。
リーチの長さと鋭利なカウンターに秀でた世界上位ランカー。
ただし、強打者のジェラルド・パクラール(比)では
ほぼジャブとアッパーのみで相手を空転させる試合も見せている。


いよいよ世界前哨戦と銘打たれた試合。
スーパーフライ級では体が小さな部類になる田中。
相手はジャブに秀でたロングレンジの難しい相手。

またもやハードマッチメイク。
田中はいつもハードマッチメイク。
ずっとハードマッチメイク。

もう安心の田中ブランドとさえ言いたくなる強敵との戦い。
贅沢このうえない試合が名古屋のリングで繰り広げられます。

 

 

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