2022/12/11 -愛知・刈谷あいおいホール- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
SPLENDID BOXING
2022年12月11日(日) 13:00ゴング
愛知県:刈谷市あいおいホール
能嶋 宏弥(薬師寺)が大快挙のWBOアジア太平洋王座獲得。
凱旋の初防衛戦がこの日のメインイベント。
前座も来年の中日本新人王戦を楽しむために抑えておきたいカードが並びます。
配信するぞー!
サブ配信はこちら
今回もせきちゃんが色々おしゃべりしながら配信します。
(煩わしい方はメインを見てね!)
というわけで、せきちゃん的見どころ紹介!
【フライ級4回戦】
青山 翼(岐阜ヨコゼキ) vs 片桐 頌斗(中日)
青山 翼 デビュー戦
デビュー戦の為に初見。
アマチュアで数年前の国体成年の部に出ていた同姓同名の選手がいますが別人です。
岐阜県本巣市出身の19歳。フライ級としては長身の175cm。
片桐 頌斗 デビュー戦
デビュー戦の為に初見。
神奈川県の川崎新田ジムでプロテスト合格。
名古屋の中日ジムへ移籍してのプロデビューとなります。
新たな選手に出会えるデビュー戦対決。
見ているうちにどうせ好きになっちゃうので最初からもう好き!
どんなボクシングを見せてくれるか、楽しみにしています。
【51.5kg契約4回戦】
森川 祐輝(緑) vs 岩永 翔太(タキザワ)
森川 祐輝 6戦2勝2敗2分
昨年の中日本フライ級新人王。
群雄割拠の中日本軽量級4回戦で有望選手たちと手を合わせ続けての戦績五分。
柔らかくスピードのあるボクシングが魅力的。
松浦 克巳(岡崎)とのスピードスター対決を制してB級昇格に王手としている。
岩永 翔太 3戦1勝2敗
才能に溢れているわけではない、器用でもない。
どこか不器用で、でも勝利に向かって愚直で丁寧。
「頑張ってる人」を見たければ岩永を見ろ!
負けてもなお、勝てばなおさら、感動を与えてくれる選手。
これまでのキャリアからしても森川有利と思える試合。
ただし、岩永は前戦で圧倒的不利が予想された試合を判定まで持ち込んでいる。
相手の佐野 遥渉(平石)はその後の試合を連続1RKOで勝ち上がっており
全日本新人王に王手をかけている選手。
熾烈な戦いをいくつも踏んで来た森川も、岩永を侮ればきっと痛い目に合う。
岩永の持つ愚直さや丁寧さは戦前予想を覆す大きな要素になり得ると思っている。
【57.5kg契約4回戦】
西村 翔馬(岐阜ヨコゼキ) vs 太田 彩千耶(中日)
西村 翔馬 2戦1敗1分
待ちの時間が長くなり敗戦したデビュー戦。
自分から攻め込み、豪快なスイングの右オーバーハンドを撃ち込んで見せたものの
勝利まであと一歩届かなかった2戦目。
たった2試合だが、その中で大きな成長を見せた選手。
初勝利まであと少し。
太田 彩千耶 3戦1勝(1KO)2敗
兄は怪我でたった2戦で引退したが、抜群のセンスを見せていた太田 奏人(中日)。
弟の彩千耶は兄のようなセンスは見せていないが、左ストレートがとにかくいい選手。
まだまだ粗削り、しかし輝ける武器はある。
4月から8か月の間隔を空けて挑む試合、どこまで伸びているか。
来年の中日本新人王戦、勝負所になりそうな太田。
両者ともにまだ粗削りながら、伸びて来る要素をしっかり持っていると思える選手たち。
今この時点の実力を確認しておきたい二人。
来年の新人王トーナメントを楽しむためにも、絶対に抑えておきたいカード。
【女子52.7㎏契約4回戦】
高木 千尋(薬師寺) vs メガトン まりな(アキバ)
高木 千尋 1戦1分
昨年秋のデビュー戦から怪我もあって1年以上のブランクを空けての試合。
デビュー戦は昨年のsakanaチャンネルからの生配信での最多再生回数を記録。
元女子プロレスラー、得意技は「ブサイクの膝蹴り」。
異名は「刈谷のいとうあさこ」「女子ボクシング界の高山善廣」等。
メガトン まりな 1戦1分
デビュー戦ではアマ実績のある選手を相手に突進し続けてのドロー。
勇猛果敢に体ごとぶち込むような勇猛果敢なスイングで
技術に勝る相手から殊勲のドロー劇を見せた。
高木が引き分けた樋口 藍(ARITOMI)と、
メガトンが引き分けた福岡 恋緒那(カシミ)は同時期に同階級で活躍した選手。
両者とも期待値が高い選手だったが、この二人にデビュー戦勝利を妨げられた。
樋口に対してしつこく距離を潰し続けた高木、
福岡にガッツガツ踏み込んで行ったメガトン。
正面衝突しか想像できないようなカード、なにこれ面白すぎ。
【バンタム級4回戦】
津田 康光(ARITOMI) vs 久郷 舜平(天熊丸木)
津田 康光 デビュー戦
デビュー戦の為に初見。
久郷 舜平 デビュー戦
デビュー戦の為に初見。
アマチュアキックボクシングの大会にその名が確認できる。
津田の目標は全日本新人王とのことなので、来年の新人王戦へのエントリー期待。
ここでしっかりその戦いぶりを抑えておきたい。
キックをベースに持つ久郷のスタイルも興味深いところ。
【58.5kg契約4回戦】
串田 凌(薬師寺) vs 濱田 広志(天熊丸木)
串田 凌 デビュー戦
デビュー戦の為に初見
濱田 広志 デビュー戦
10月のエキシビジョンマッチでその姿をお披露目した濱田だったが、
被弾が重なり、試合は途中でストップ。
10月時点はプロテスト前だったが、見事合格してデビュー戦のリング。
ヘッドギアなしのプロのリングで濱田が10月の悔しさを晴らすか、
串田がインパクトを残すか。
両者とも32歳と少し遅めのデビューを飾る。
オールドルーキー対決!
■WBOアジア太平洋ミドル級タイトルマッチ
【ミドル級10回戦】
能嶋 宏弥(薬師寺) vs 可兒 栄樹(T&T)
WBOアジア太平洋ミドル級王者
能嶋 宏弥 11戦10勝(5KO)1敗
前戦では本来のウェルター級から2階級上の王座を強奪する快挙。
WBA13位、WBO14位と堂々世界ランキングにも入った。
チャンピオンとなって刈谷のリングに凱旋する。
クラシックなアウトボクシングは歴の長いマニアを虜にしてくれそうだ。
可兒 栄樹 10戦6勝(2KO)2敗2分
昨年の東日本ミドル級新人王。
中日本のリング初登場の為に初見
多彩で威力ある前の手が武器の選手とのこと。
能嶋勝利予想が多いが前戦では能嶋自身が圧倒的不利予想を覆して王者となっている。
一発で流れが変わる中量級、何が起こるかはわからない。
特にこの試合は両者ともにパンチ力のある選手。
能嶋が足、可兒が左、お互いのストロングポイントを出し合えば
試合は技術戦となる可能性もあるが、そうなったとしても
一撃で試合が終わるかもしれないスリリングな緊張感は付きまとうものと思われる。
難しい初防衛戦…ここを乗り越えて、先に進むか。
勝ち続ければ、いずれ世界中のバケモノたちとの戦いへ向かうこととなる階級。
その一歩目、刈谷でゴングが鳴る。
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