中日本所属選手 2月の試合結果(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2021/03/03
さて、2月遠征選手たちの結果でございます。
2月は全日本新人王決定戦に、3人の中日本新人王が出場!
※観戦には行けておりませんので、映像レポとなります。
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2月21日 全日本新人王決勝戦
東京都:後楽園ホール
【バンタム級】
須藤 龍揮(RK蒲田) vs ○ 冨田 風弥(伊豆)
4R判定 0-3(37-38、37-38、35-40)
2Rにダウンを奪った冨田が、判定で試合を制しました。
新興ジムの伊豆ジムがプロ加盟から信じられないほどの短期間で全日本新人王を輩出。
これまで、戦前予想不利の試合を何度も乗り越え、勝ち上がった長身サウスポー。
勝手に「ミスターダークホース」なんて言ってきましたが、もうそんなふうには呼べません。
自らの拳で、その名を刻み付けたように感じます。
下から崩した戦いぶりも、まだまだ先へ登って行けるように感じる内容。
全日本新人王として中日本のリングへの堂々たる凱旋の日を楽しみに待ちたいと思います。
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【スーパーライト級】
兒玉 麗司(三迫) vs 高畠 愛大(タキザワ)
こちらは対戦相手棄権により兒玉の全日本新人王獲得。
試合がなくなったことは残念ですが、組み換えができないトーナメントにおいて
棄権の勝ち上がりはどうしても付きまとうもの。
ここから日本ランカーとして、全日本新人王として、
険しい道のりが待ち構えていることには変わりはありません。
そこを見て来た自分としては、堂々と胸を張っていい結果だと感じています。
今年の中日本新人王トーナメント、最も険しい山を登った男。
今後の試合は、いよいよ6回戦の試合が予想されます。
ラウンド数が増えていくことで、高畠がどう変化していくか…。
そこにも注目したいと思います。
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【ウェルター級】
山崎 海知(山龍) vs ○ 能嶋 宏弥(薬師寺)
4R判定 0-3(35-39、35-39、35-39)
ダウン後の加激での減点でポイントを失ったものの。
ダウンを奪ったうえでラウンド全てを制し、実質のフルマーク判定。
前に出てくる山崎に対し、アウトボクサーとしての真骨頂のようにペースを掌握。
ジャブを突き刺しながらしっかり捌いて試合を制しました。
この日は無観客でしたが、どこかクラシカルな匂いもする能嶋は
きっと後楽園ホールの古くからのファンを喜ばせられる存在にも思える。
日本ランカーとしての今後の道のりを楽しみにしていたい。
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(所感)
今年に入って中日本は敵地3連勝。
中日本新人王から3名の全日本新人王排出は…快挙だと思います。
冨田 風弥 バンタム級19位
高畠 愛大 スーパーライト級19位
能嶋 宏弥 ウェルター級21位
日本ランキング最後尾にランキングされるというルールに従ってのものですが…。
ランキング拡張に伴ってこのルールは変更されてよかったのでは…?とも思います。
もう少し上にランクされても…。
ともあれ、結局勝ち抜いていかなければ、何位にランキングされようが落ちていくだけ。
彼らがここからのシビアな競争を乗り越え、いつか、
タイトルマッチのリングに上がる日を、楽しみにしていたいと思います。
中日本選手2月の敵地戦績合計 2戦2勝
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