2026/3/22 -愛知・刈谷あいおいホール- 前置き(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
階段から落下した。
風呂に入ろうと、ズボンを脱ぎながら移動。
その裾を踏んで、4段ほどを滑り落ちた。
スローモーションの中…
「右足死んだ…他守ろう」と瞬間的に思った。
こういうとき、意外と落ち着いているもので。
とりあえず脱ぎ掛けだったズボンと靴下を脱いで右足の状態を確認。
右足の薬指が異常に痛いが動くには動く…出血はない。
まともには歩けないが引きずってなら歩ける。
恐らくこれからより痛くなるだろうと思い、右足を冷水にさらしながら風呂を済ませる。
木曜日の夜のこと。金曜日、土曜日と友人と会う約束がある。
日曜日には刈谷で配信がある。
病院に行けば、折れてようが折れていまいが固定されてしまう。
それほど長い興行にはならない予想だが…
長引いた場合に固定されて松葉づえで片足で立ちっぱなしの配信は耐えられない。
幸い歩くことはできる、このままなんとか乗り切ろう。
3時間後にはどす黒く変色した薬指、翌朝には足全体にあざが広がった。
心配する友人、歩き方がおかしいのは明らかだが、
なるべく触れないようにしてくれている。
「この日が最後になる選手もいるかもしれない」
「お世辞かもしれないけど、せきちゃんのおしゃべりが楽しみと言ってくれる選手がいる。」
「選手が引退した後、家族や友人に自慢できるような言葉を残したい」
「選手はケガをしたって戦い続ける」
いろんな思いがある。くみ取ってくれた友人は無理強いすることなく、付き合ってくれた。
本当にいい友人を持ったと思っている。
無理やりにでも病院に連れていくのが正解だったのかもしれない。
でも、杓子定規な正解を選ばず、思いをくみ取ってくれた。
痛み止めでやり過ごしている中、胃が痛むようになる。
配信前日はよく痛む…今回は中日本の開幕戦。
より感じるものも大きい中、鎮痛剤でやられてしまったようだ。
夜には頭がもうろうとし始める。
熱が出始めたようだ…胃が痛くて解熱剤も飲めない。
解散して、車の中で少し横になる。
もうろうとしながら眠っては起き、眠っては起きを繰り返して朝を迎える。
何とか刈谷にたどりつき、内科専門の休日診療に飛び込んだ。
「痛み止めを飲みすぎて腹痛がひどい、足の痛みはいいから腹痛を何とかしてほしい」
事情を説明し、念のため足も見てもらう。
足の指ではなく、スネの方にヒビ。骨折から来る発熱だった。
足の方の処置はできないので、紹介状をもらい
胃痛の状態でも飲める解熱剤と胃薬を処方してもらう。
なんとか刈谷あいおいホールの階段を登って配信位置へ。
動き回ることもできずに挨拶にまわれないのが心苦しい。
自分の不手際でひどいトラブルの中で始まった配信。
痛みや苦しさをなるべく意識しないように進めていく。
「選手はケガをしたって戦い続ける」
ここでいつもの前置き
自分はファンではあるが、熱狂的なマニア程の肥えた目を持ってはいない。
自分より凄いと思えるファンはそこらじゅうに転がっている。
ここに書く内容に誤りが多分に含まれることもある。
先に言い訳をしておきたいわけではなく、そういうものだと言っておきたい。
同じ試合を見ていても、違う感想を持つファンもいるわけで…。
ここに書いたことが正解ではないと…。
それだけは認識した上で、読み進めていただきたい。
高熱でもうろうとした配信中、10秒眠ろうとその場に横たわった。
起き上がろうとしたら起き上がれず、どうしようかと思う中、誰かが走って来る足音。
「大丈夫ですか!?」の声とともに、ハッと立ち上がってしゃべり始めた。
佐野 遥渉(LUSH)の声だった。
選手の言う、「声援が力になりました」。
これも、体裁ではなく本当なんだと思えた。
誰かの声が、聞こえる音が何かを変えることがある。
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