中日本所属選手 8月の試合結果(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2025/09/03
2025年8月3日(日) 大阪府・堺市産業振興センター
MR最強マッチvol,6
【58㎏契約4回戦】
坂上 蓮(MR) vs ○ 中尾 公信(市野)
4R判定 0-2(38-38、37-39、37-39)
押し込み続けて、超至近距離の撃ち合いへと持ちこみ、
自身の土俵とも言える泥試合に持ち込んだ。
最後は両者削られながらの死闘…接戦を勝ち切った。
中日本で最も泥臭い男が、デビュー戦以来の2勝目を敵地で飾った。
坂上 蓮 5戦3勝2敗
中尾 公信 8戦2勝(1KO)5敗1分
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2025年8月11日(月) 大阪府・エディオンアリーナ大阪第2競技場
CRASH BOXING vol.35
【スーパーフェザー級4回戦】
原 大空(匠) ○ vs ギエルモ・マーク(岐阜ヨコゼキ)
1RTKO
デビュー戦より柔らかく入り、足取りも軽やかにステップを踏んだマーク。
展開を変えたのは腹の左ボディ…わずかに動きを止めたのを見逃さず。
ボディを攻め立てたうえで、顔面へ強烈な一撃。
コーナーに詰められ、ラッシュを浴びたマーク。
レフリーが試合をストップした。
2連敗となったマークだが、デビュー戦から固さも抜け、明らかに向上は見られた。
遅めのスタートを切ったマークは33歳、続けられる期間は限られているかもしれないが
少しずつでも強くなっていく姿でドラマを演じてほしい。
原 大空 2戦1勝(1KO)1敗
ギエルモ・マーク 2戦2敗
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2025年8月21日(木) 東京都:後楽園ホール
Lemino BOXING フェニックスバトル141
■日本ウェルター級タイトルマッチ/WBOアジアパシフィックウェルター級王座決定戦
【ウェルター級10回戦】
セムジュ・デビッド(中日) ○ vs 野上 昂生(大橋)
8RTKO
デビッドが抜群の適応力とズバ抜けたスタミナで、後半の強さを見せつけた。
前半は野上が抜群のテクニックで優勢…しかし、7Rからは野上は消耗。
ハイクオリティの攻防の中で、野上を削った格好か。
8Rには一方的な展開の中、パンチをまとめてTKOを呼び込んだ。
これで日本王座を3度防衛するとともに、
急遽かけられたWBOアジアパシフィック王座も獲得。
世界を見据える国内有望選手たちとのサバイバルも期待される立場となった。
セムジュ・デビッド 10戦9勝(5KO)1敗
野上 昂生 5戦4勝(2KO)1敗
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2025年8月24日(日) タイ:バンコク
【60kg契約4回戦】
ツァイ・ファン(中) ○ vs 新田 晃生(カシミ)
6R判定 2-1(58-56、59-55、56-58)
拮抗した駆け引き合戦の展開、先に適応したのはファンだった。
ファンが見栄えのいいタイミングで右ストレートを浴びせる場面が多く、
巧みに中盤を持っていかれたように見えた。
5Rには相撃ちや頭の衝突も恐れずに詰めて新田が巻き返したかに思えたが
まくり切ることはできず、海外のリングで接戦を落とした。
「引き出し」と「展開の打開」。
こういった試合は経験値で制していけるようになるとも思う。
フィジカルに特徴のある新田が、
技術戦でここまでやり合えるということには驚かされた。
いい経験となる試合だったように思う。
全日本新人王が立て続けに産まれているカシミジム勢の中、
シビアな戦いをじっくり積み重ねている新田。
遠回りしている分、最後にはより大きな結果を期待したい。
ツァイ・ファン 12戦6勝(2KO)5敗1分
新田 晃生 9戦6勝(4KO)3敗
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8月 中日本選手の敵地戦績
4戦2勝(1KO)2敗
所感)
中尾 公信にガチ感動した。
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