2024/5/27 -東京・後楽園ホール- ファイナル(中日本ボクシング観戦記・番外編) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
【62kg契約8回戦】
川口 高良(協栄) ○ vs 池田 竜司(一力)
2RTKO
高いガードで重厚に歩みを進める川口。
体格で上回る池田は威力のあるパンチをガードの上から叩きつける。
まずは池田が攻勢か…。
2R、ガードを固めて前に出る川口に対して、強烈に拳を叩きつけて行く池田。
しかし、狙いすました川口の一撃。
右ストレートがカウンターで突き刺さり、ダメージ濃厚なダウン。
立ち上がった池田だったが、撃ち合いとなる中で右を突き刺されて2度目のダウン。
ここでレフリーが試合をストップした。
TKOタイムは2R 2分32秒
迫力に満ちたパンチを放っていた池田。
少しでもガードを緩めれば、ダメージブローが滑り込んで来る。
手数で下回ればポイントをずるずる失う可能性もある。
そんな中で、狙いすました一撃を見事に撃ち込んで見せた川口。
明らかに強い勝ち方…全日本新人王獲得後、引分けを挟んで3連勝。
しかし、現在ランキングは思うように上げることができていない。
全日本新人王獲得時が13位、現時点では15位と下がってさえいる。
より大きな実績を残す選手がいれば、追い越していくのは当然のこと。
仕組み上、勝ち続けても下がることがあるとはいえなかなか厳しい評価にも思える。
この日の池田然り、ランカーに限らず強豪ひしめくライト級だからとも言えるが。
とはいえ、選手にとっては勝ち続けるしかランキング上昇への道はないもの。
登り詰める実力はあるように感じる。
今後を楽しみにしていたいと感じる。
これまでも強豪選手たちと対峙してきた池田。
池田に強い選手と言う認知があったからこそ、川口の勝利が際立ったようにも思えた。
川口が強かった…そういう試合だったと感じている。
川口 高良 9戦8勝(5KO)1分
池田 竜司 29戦15勝(10KO)9敗5分
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