2023/04/02 -愛知・刈谷あいおいホール- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2023/04/02 -愛知・刈谷あいおいホール- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

 

この日、メインイベントのリングに立つ男。
デビュー戦で1枚のチケットも売れなかった男である。

そんな選手が実力と人気を伸ばしてのひのき舞台!
こんな素晴らしいストーリーを体感できるのも見て来たからこそ!
この日のアンダーに登場する選手たちの中からもそんな選手が出てくるかもしれません。

ぜひぜひ、最初から!
そしてたくさんの選手たちの物語に感動してもらいたい!
大っ興奮で書きます、4/2 刈谷あいおいホールのせきちゃんてき見どころ紹介~♪

 


【フェザー級4回戦】
岡田 武智(長崎ハヤシダ) vs 富平 謙伸(中日)

岡田 武智 2戦1勝1敗

デビュー戦では西部日本新人王で現在はB級戦線で活躍する
山内 翔貴(本田フィットネス)からダウンを奪っての勝利。
3年振りとなった直近の試合では開始直後の一撃で手痛い敗北を喫している。
今年の西部日本新人王戦にエントリーしており、8/27に決勝を戦う予定。


富平 謙伸 4戦2勝(2KO)1敗1分

K-1で活躍した富平辰文の甥っ子というサラブレッド。
2021年の選手名鑑生配信表彰ではKO賞にノミネート。
KOシーンの派手さは群を抜く。


長崎からの刺客と言えば、中日本中量級のエース格だった天熊丸木 凌介(天熊丸木)
あと一歩まで追い詰めた畑上 昌輝(長崎ハヤシダ)が記憶に新しい。
デビュー戦から豪快なKOで2連勝としていた富平だが、直近は強敵に1敗1分。
痛快なKOシーンで富平復活なるか。

 

■2023年度中日本スーパーフライ級新人王準々決勝
【スーパーフライ級4回戦】
岩本 和樹(西遠) vs 津田 康光(ARITOMI)

岩本 和樹 1戦1勝

デビュー戦ではいきなりカウンターの右フックでダウンシーンを演出。
相手の必死の抵抗もしっかりと逃げ切っての勝利をあげた。
先に動くことで待ち受ける展開を作った姿はデビュー戦と思えなかった。


津田 康光 1戦1勝

デビュー戦では強烈な一撃をぶつけ合うシーソーゲームを制した。
俊敏にリングを飛び回りながら出入りを見せた。
バンタム級とは思えない迫力だったデビュー戦。
一階級下げてのパフォーマンスに中止したい。


8人がエントリーし、綺麗な山が描かれたトーナメント。
この試合が含まれる4人のブロックは新鋭たちが名を連ねる。
誰が勝ち上がってもニューフェイスの「シンデレラブロック」。
勝者は6/18、刈谷あいおいホールで次戦の勝者と対戦予定。

 

■中日本スーパーフライ級新人王準々決勝
【スーパーフライ級4回戦】
森村 怜司(とよはし) vs 片桐 頌斗(中日)

森村 怜司 デビュー戦

デビュー戦の為に初見。
彼の人となりはこちらを参照。
プロ予備軍②/森村怜司


片桐 頌斗 1戦1敗

神奈川県の川崎新田ジムでプロテスト合格。
名古屋にやって来て中日ジム所属としてデビュー。
デビュー戦ではボクシングに判定というルールがあることを
すっかり忘れ去ってしまったかのような倒し合いの大激闘を見せた。


デビュー戦でがむしゃらに殴り合った片桐。
デビュー戦が故の戦いぶりだったか…それが本来の姿そのものなのか。
何にせよ臆することない勇敢さはプロのリングではっきりと示している。
デビュー戦の森村がどう挑むか。

 

■2023年度中日本スーパーライト級新人王準決勝
月田 翔一郎(平石) vs 中里 雄大(中日)

月田 翔一郎

デビュー戦の為に初見。
平石ジムからはアマ実績のある有望選手が続々と現れているが、月田はアマ戦績こそあれど1戦1敗。
言わばたたき上げに近い月田がどんな色を見せてくれるか。


中里 雄大

デビュー戦の為に初見。
34歳と遅いデビュー。
目標には全日本新人王を掲げている。


どちらも見たことがない選手の為、戦前予想は不可。
月田が23歳、中里が34歳と、一回り近い年の差のマッチメイクは見どころの一つ。
勝者は柳川 竜也(名古屋大橋)vs藤崎 紘成(和光)の勝者と8/20の中日本新人王決勝で激突予定。

 

【ウェルター級4回戦】
上村 健太(緑) vs 松岡 蓮(浜松堀内)

上村 健太 5戦3勝(2KO)1敗1分

2021年の中日本ウェルター級新人王。
力石 政法(緑)を見本としたサウスポーだったが、そのフォルムも変化。
待ち主体だったが撃ち合う場面も見せ、”力石のコピー”から「ボクサー上村」の色が出つつある。
想像を超える成長スピードで好戦績。
現時点でもB級でも充分に戦える実力はある。


松岡 蓮 7戦3勝(3KO)4敗

2018年、2019年の中日本新人王が昨秋3年ぶりに復帰。
破壊型と形容したくなる強打のある選手。
3年振りの試合では敗れはしたが、錆びついていない強打を披露した。


昨年の中日本新人王決勝として上村が対戦する予定だったのが、松岡の弟、松岡 陸(浜松堀内)
上村があと0.5勝、松岡があと1勝へと迫ったB級昇格資格がかかる一戦。
両者のC級最後の難関として中日本新人王対決が組まれている。

なお、松岡は今年の中日本新人王トーナメントにエントリー。
8/20の決勝で、黒川 智矢(唯心)と対戦する予定。

 

【スーパーフライ級6回戦】
森川 祐輝(緑) vs 高埜 響(六島)

森川 祐輝 7戦3勝2敗2分

群雄割拠の中日本軽量級4回戦、抜群のポテンシャルを持ちB級へ勝ち上がった。
戦績はよくないが強敵との対戦が重なってのもの。
シビアなレースを勝ち抜きはしたが、そのポテンシャルはまだまだ活かし切れていない。
柔らかな上体で魅せるハイスピードのボディワークは一見の価値あり。


高埜 響 13戦5勝6敗(3KO)2分

中日本のリング初登場の為に初見。
4回戦時代には西日本新人王決勝まで勝ち上がった選手。
現在、A級昇格まであと0.5勝としている。
長い距離からのワンツーがいい選手と聞く。

 

スピードスターの森川が西日本からやってくる高埜を迎え撃つ。
スピードがある反面、早めの消耗を見せることもあった森川。
これまでよりラウンドが2つ増えることの影響は…

ペース配分、試合展開の生成など、たったの6分増が選手へ要求するものはかなり多い。
B級7戦目となる高埜に対し、B級初戦の森川。
どれだけ適応していけるかなど、森川の今後を見ていくうえで重要な試合と感じる。

 

【54Kg契約6回戦】
五十嵐 春輝(湘南龍拳) vs マンモス 和則(中日)

五十嵐 春輝 9戦6勝(3KO)2敗1分

昨年の東日本新人王。
全日本新人王決定戦では佐野 遥渉(平石)にほぼフルマークで敗戦するも、
試合内容は全てのラウンドで激しく対抗したもの。
客席から大きな拍手を受けた。


マンモス 和則 12戦6勝(6KO)5敗1分

一時引退していた中日本きってのハードパンチャーが再びリングへ。
豪快な右フック、強烈な左ストレート。
そして誰からも愛されるキャラクター。
A級昇格まであと0.5勝と迫っている。


昨年の全日本新人王戦でぶっちぎりに「面白い試合」をした五十嵐と
戦う試合全部「面白い試合」のマンモス。
この取り合わせが面白くならないハズがない。
ゴタク不要!試合見ろ!

 

【バンタム級8回戦】
テル のび太(緑) vs 杉本 太一(勝輝)

テル のび太 12戦8勝(3KO)3敗1分

日本バンタム級10位。
銀ブチ眼鏡の弱々しい出で立ちとは正反対。
ゴングが鳴った瞬間、生粋のファイターと化す。
そんなキャラクターももはやしっかり浸透したのではないでしょうか。

B級昇格以降4連勝中。
中日本No.1ファイターがいよいよメインイベンターを務めます。


杉本 太一 11戦8勝(1KO)1敗2分

2020年度西日本スーパーフライ級新人王。
激しい撃ち合いもしっかりこなせる選手。
全日本新人王戦で敗退後は引き分けを挟んで2連勝。
無傷でB級戦線を勝ち抜け、敵地中日本で初のランカー挑戦へ。


どちらも足を使う場面もある選手だが、その体に流れる血はやはりファイター。
大激戦になっておかしくないカードと感じます。

「対戦相手は自ジム選手と同等以上」
緑のマッチメイク方針はこのメインイベントにもしっかりとあらわされています。
実力拮抗もさながら、取り合わせとして面白すぎるマッチメイク。
組んだやつ出てこい、天才か!!!

 

 

セミファイナル、ファイナルと、会場に凄まじい熱が注入されそうなカードの取り合わせ。
観客席から大きな声を出して一緒に試合の空気を作りたくなること請け合いです。
時間がある方は是非とも現地観戦「おススメ!」です。

 

 

 

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