気がつけば1周年(雑) ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2016/11/15
昨年、このブログを開始したのが10月4日。
もう1カ月以上過ぎていますが…1周年を超えました。
元ボクサーの方からコメントをいただいたり、
心強いサポートをしてくださる方もできました。
コメントは無くとも見ていただいている方、いらっしゃると思います。
心より感謝です。
1年前、このブログを始める時、無知な僕は「BoxRecから転記していけばそれでOK」なんて
甘い考えでこのブログを始めました。
どう見ても辻褄が合わない戦績にぶつかり、BoxRecが完璧でないことを知り、
戦績を調べていく過程で、たった1試合に込められた、その試合の意味や
わずかに触れることのできる関係者や選手たちの熱…。
気がつけば毎日のように戦績を漁っています。
「せっかくプロになったのに…誰も自分のことなんか知らない」
そんな言葉も聞きました。
減量が苦しいことは知っている、殴られたら痛いことも知っている。
しかし…僕たちファンは戦う選手が同じ人間であることを忘れがちです。
チャンスがあれば必ず書いています。
「1行では表現できない」
戦績のたった1行の中にどれだけのドラマがあるのか…
数か月、場合によっては数年か…
そのリングに立つまでの努力、思い、熱…
全てが集約され、戦績として残るのはたった一行の結果。
戦績の羅列から、想像力をかきたて…
何故この選手はここでこの選手と戦わなければならなかったのか…
何故負けるはずがなさそうな試合で負けてしまったのか…
僕が日々作成している戦績の羅列は、ただの入り口でしかありません。
もしそこから、想像力をかきたてられたとしたら…その1行が記録される過程を…
そのリングを、ぜひ見に行って欲しいと感じます。
地上波で中継されるリングの上に立つボクサーは、
才能に恵まれ、環境に恵まれ、運に恵まれた選手ばかり。
そんな中でたった一度負けてしまえば、大衆の目からは遠ざかることも多く…
その1敗がもたらす変化こそ、感動が湧きだすコンテンツだったりするのに…。
才能があっても運や環境がない。
環境があっても才能がない。
華やかな世界のトップと比較して、何かが足りない選手が、それでもなお戦っている。
後楽園の…地方の…リングの中にドラマは沢山あります。
負けてもめげずに走り、鍛え、考え…何度も何度もリングに挑んでいく。
強い選手だけが、ボクシングの魅力ではないと感じます。
目の肥えたファンは沢山います。
目の肥えていないファンも沢山います。
目の肥えたファンが…ファンとして優れているのか?
僕はボクシングを見るのに、ジャブの意味やフットワークの意味なんか知らなくていいと思う。
目の前で繰り広げられるボクサーたちの殴り合いに、どれだけ胸を高鳴らせることができるか…。
僕が尊敬するマニアたちは、きっとリングを中学生のような眼をして見つめている。
明日組まれている試合を魅力的に語れるか…。
昨日見た試合を熱く語れるか…。
僕はファンとして「ボクシング面白いぜ!」って話ができているか…いつも自問自答。
僕には技術論の論戦はできないし、マッチメイクのアレコレも詳しい人に比べたらニワカ。
だけど…人がつまらないと言う試合を胸を張って面白いと言うことはできる。
それが僕のファンとしての誇りなのです。
もちろん、ファンが同じ考えで試合を見なければならない訳ではない。
ただの一個人の考え方です。
人それぞれ、様々な角度の見方があり、それがボクシングの奥深さと幅広さ。
まるで割れる判定のように、どう見るかで試合の意味が180°変わるのもボクシング。
僕の意見が気に食わない方もいるでしょう。
当然の話です。
ボクシング選手名鑑は戦績という事実を伝えるもの。
ボクシング選手名鑑ピックアップは、僕と言うニワカファンの目から見た物を伝えるもの。
最近、そんな住み分けを考えるようになりました。
閲覧してくれる方々や支えてくれる方々に感謝を込めて、
とにもかくにも、今後も一生懸命続けていきます。
戦うボクサーたちの努力に比べたら、屁でもない努力ですから。
ボクシングを楽しむ為の、一つのツールにしていただければ幸いです。
今後とも、よろしくお願いします。
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