2026/6/6 -愛知・愛知国際展示場- 第5試合(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

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■IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ
【スーパーフライ級12回戦】
ウィリバルド・ガルシア(メキシコ) vs アンドリュー・マロニー(豪)

詰めながら大きく振るうガルシアに対して、
鋭くワンツーを突き刺していくマロニー。
1R終盤には入ってくるガルシアに高速のコンビネーションをまとめる場面も。

前に出てどんどん振り回してくるガルシア。
足を使いながらシャープに突き刺すマロニー。
踏み込みもパンチも思い切りのいいガルシア、頭が衝突してマロニーがカット。
猛烈に振るガルシアに、足を止めたマロニーが
ガードを固めてその内側からボディを叩いていく。

3Rは再び足を使いながら迎え撃ち、ボディを叩くマロニーだがガルシアは止まらず。
しつこくしつこく前に出て振り続ける中で、その強打が時折マロニーの顔面を捉える。

4R、完全にファイター対アウトボクサーの構図となった試合。
迎え撃つマロニーが次々とヒットを奪っていく。
ガルシアのように思い切り振るわけではないが、
鋭く撃ち込まれるマロニーの強打は明らかにダメージを与えるもの。
しかし、ガルシアの前進は止まらず、強引に拳をねじ込んでいく。

5Rに入っても、ガルシアの前進は落ちず…。
どんどん出てくるガルシアのパンチがマロニーを捉える場面も目立ちはじめる。
入ってくるところを何度痛烈に捉えても、飛び込むようにガルシアが強打を叩きこむ。

6R、ガルシアの大きなパンチをいなしながら捉えては離れるマロニー。
それでもインパクトあるパンチは叩きこむガルシア。
どんどん手を出し、その数でも差を作る。

7Rもとにかく前に出るガルシア。
上下に襲っていく中、マロニーも痛烈にボディを襲うが
ガルシアは元気いっぱいといった感じで飛び掛かってはマロニーを叩いていく。

8R、前に出るガルシアを獲るか、下がりながらもシャープに叩くマロニーをとるか。
際どいラウンドが続く中で、ラウンド終了間際にマロニーが
ガルシアをロープに押し付けて連打を叩きつける。

9Rも展開は変わらず。
どんどん攻め立てるガルシアに対し、ガードを固め、足を使い、いなしながら
鋭くシャープにパンチを叩きつけるマロニー。
ラウンド終盤、ガルシアのヒットがより上回り始めか。

10R、どんどんと攻めるガルシア。
追い足の落ちないガルシアのヒットがどんどんと増えていく。
マロニーは足を止めて応戦、強烈にボディをやり返し、撃ち合いに挑んでいく。

11Rもとにかく手を出していくガルシア。
痛烈に捉えられる中、マロニーは冷静にカウンターを獲るが、それでも止まらず。
ここに来てペースアップしたようにさえ見える。

「撃ち疲れ」という常識が通用しないのか…異常者だからこそ世界の頂に立っている。
そして、この手数に飲み込まれないマロニーもまた、積み重ねた技巧に異常さを感じさせる。

12Rもまだまだ出てくるガルシア。
バッティングカットの傷が開き、流血しながらもコンパクトに拳を撃ち込むマロニー。
足を使って撃ち返しながら、試合終了のゴング。

両者とも手ごたえはあったようで、コーナーに登って勝利をアピール。

マイジャッジ 117-111 ガルシア
公式ジャッジは115-113×2、114-114の2-0
勝者はマロニーとなった。

手数、ヒット数でガルシアが大きく上回ったように見えたが、
ジャッジはマロニーがコントロールしたと見たか。
スイングラウンドも多かった試合、マロニー勝利も納得の範囲。

前回の世界王座陥落から6年もの間、世界戦線に佇み続けたマロニー。
ようやくの世界王座再冠となった。
獲る実力はあったものの、なかなか届かず、強豪世界ランカーとして過ごした。
この長い期間の間に円熟味を増しての獲得は、35歳にしてより強くなった結果にも思える。
4回戦も世界の舞台も同じ、詰まるところのやるべきことは「強くなること」

どちらに転んでもおかしくなかった試合を落としての陥落となったガルシア。
こちらも36歳とキャリアも終盤と思える年齢だが、
現在のスーパーフライ級でトップ戦線にいる選手であることに疑いの余地はない。
何より12Rに渡ってどこまでもどこまでも手が出てくる異常なボクシングは魅力的だ。
ここで力を落とすことなく、再アタックの道のりに挑んでほしいと思えた。

ウィリバルド・ガルシア 33戦23勝(13KO)7敗2分1無効試合
アンドリュー・マロニー 34戦29勝(18KO)4敗1無効試合

 

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