2026/4/25 -大阪・堺市産業振興センター(ミツキ杯 SURVIVE Vol.31)- セミファイナル、ファイナル(中日本ボクシング観戦記・番外編) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2026/4/25 -大阪・堺市産業振興センター(ミツキ杯 SURVIVE Vol.31)- セミファイナル、ファイナル(中日本ボクシング観戦記・番外編) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

 

【54.5kg契約8回戦】
岸根 知也(ミツキ) vs 辻 永遠(KWORLD3)

オーソドックスの辻と、サウスポーの辻の対決。
前の手の攻防から大砲をぶつけ合った立ち上がり。
単発の勝負からお互いにまとめる場面が増えていく。
思い切って撃ち込む岸根に、辻も強打で対抗。
岸根の大きなパンチは逆に見えにくいか、辻が強烈に被弾する場面も目立つ。

3Rには強烈なボディを撃ちつける岸根に合わせて、辻は鋭く顔面を捉えていく。
前に出て的確に拳を撃ち込むのは辻。
一発の印象の大きさは岸根。
前半は拮抗したようにも思えるなか、4Rには辻の手数がぐっと増す。

後半、前に出始めた岸根に対して、巧みにさばきながら戦う辻。
しつこくボディに強打を撃ち込む岸根に対して、
するするすると足を使い上半身を柔らかく動かしながら、力強く捉える辻。

7Rには相撃ちからチャンスと見たか、一気に攻め込んだ岸根。
ピンチかと思いきや、ここも足とボディワークでいなし、
最後は逆に上下のコンビネーションで捉える辻。

最後の最後まで強打を振るい、かつ捉える場面を見せる岸根。
押し込まれかけても鋭く、強打を突き刺して押し返す辻。
辻が強さを見せつけ、岸根が挑むの矜持を見せながら試合終了のゴング。

マイジャッジ 78-74 辻

公式ジャッジ 78-74×2、77-75
3-0で勝者は辻

何かが起こるかもしれない…
その空気をまとわせた拳で襲い掛かり続けた岸根。
トップコンテンダーを相手に、まさに死に物狂いで襲い掛かる。
そんな岸根に、足を使い柔らかく圧力をいなしながらも、その姿勢は逃げの体制ではなく、
鋭く力強く拳を突き刺して向かい合った辻。

はじき返した相手はノーランカー…。
ただし、中身を見れば、その相手は誰の目にも明らかな難敵。
辻の強さが際立ち、そして岸根の勇敢さが際立った試合。

辻がタイトルを狙うに充分とも感じられる試合。
岸根のプロとしての価値が高められた試合。

スパーで拳を合わせ、難敵であることが分かったうえで試合をした辻。
その強さを知ったうえで挑んだ岸根。
この試合が行われたことに、2人のボクサーの「カッコよさ」を感じずにはいられなかった。

岸根 知也 18戦10勝(4KO)7敗1分
辻 永遠 14戦12勝(7KO)1敗1分

 

【ライト級8回戦】
浜田 隼介(ミツキ) vs 末吉 史明(FUKUOKA)

近い距離での攻防でスタートした試合。
2R終盤には浜田が強烈な右を連続で叩きつける。

ファイトの中で手が回るのは浜田の方。
その分ヒット数も積み重なっていくが、末吉は痛烈な右を叩きこんで反撃。
3Rにはドンピシャの右で浜田が腰を落とす。
このパンチで右目上をカット。
ここから浜田は右ボディを叩きこんで末吉を下がらせる。

変わらずヒットを積み重ねていく浜田だが、カットが開けば末吉のTKO勝利。
流血も激しくなる中、血が目に入れば影響も出る。
一発のある末吉に対し、一瞬のトラブルが命取りになる。
ここからはコーナー含めての戦い…血を止めれるか。

4R、浜田が効かせて攻め込み、さらにはボディを攻め立てる。
一気に優位に立った浜田だが、末吉はしぶとく耐え続ける。
どれだけ優位に立っても、浜田にとって傷が開けば終わりのリスクは消えない。

後半、守りに入らずファイトを続ける浜田。
傷が開く前に倒す方へと戦略をシフトしているか。
もらう場面もありつつ、押し込んで攻めてく浜田。

かなりボディが効いているか、固まる場面もある末吉に攻め込む浜田。
ねじ伏せるかに思えたところに、末吉の反撃の右ストレートが飛んでくる。

ボディのダメージで消耗していくかに思えた末吉。
なかなか手が出ず、攻め込まれる場面が続くが、
ここぞのタイミングで反撃を撃ち込んでいく。
ポイント差は開いても、逆転の可能性は充分に感じさせる。
7R終了間際、レフリーが試合を切ったタイミングで出血を気にする仕草。

大きくポイント差がついていると思える状況。
しかし、浜田は最後まで守りに入らず。
自分から攻めて撃ち込んでいく。
倒すには至らずとも、攻めて攻めて試合終了のゴング。

マイジャッジ 79-73 浜田

公式ジャッジ 78-74、79-73、80-72
3-0 勝者は浜田。

ボクシングは瞬間スポーツ。
たった一撃で勝敗が入れ替わる。
内容は圧倒された末吉だったが、カットを産んだあの一撃が
最後まで試合をわからないものにした。

ボディを効かされ苦しみながらも、耐え続け
ポイントを持っていかれる中、強烈な一撃を放り込む場面も。
試合を最後までわからないものにした末吉の拳。
連敗継続と放ったが、その拳が勝利に届く日を楽しみに待ちたい。

肩書はノーランカーながら、ミツキジム最年長選手であり、
仲間想いの人間性を多くの選手から慕われている浜田。
浜田の拳は、その浜田だけのものではない。
勝てば多くの選手にも影響を与えるもの。
それこそまさに、メインを背負うに相応しい存在とも思える。

大差判定、圧倒した試合ながら薄氷のA級初勝利。
あと僅か、何かが狂えば勝敗は入れ替わっていたかもしれない。
血を止めれるか…コーナーと一丸でつかみ取った勝利が、
「チーム」を感じさせる選手らしい姿にも思えた。

浜田 隼介 16戦7勝(3KO)7敗2分
末吉 史明 19戦6勝(5KO)12敗1分

 

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