2017/5/20 武田テバオーシャンアリーナ-1試合目~3試合目(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2017/5/20 武田テバオーシャンアリーナ-1試合目~3試合目(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
 
 

【ライト級4回戦】
近藤 裕真(畑中) vs 竹中 関汰(姫路木下)

・近藤 裕真 1戦1勝(1KO)
・竹中 関汰 4戦2勝2敗

1Rのゴングが鳴る…と同時に観戦している自分たちにトラブル。
邪魔になりそうと感じていた鉄塔は…さして邪魔にならないが…
コーナーに付近のエプロンに立ったTVのカメラマンが邪魔でほとんど見えない。

え…え…どうしよう。
慌てて正面に近い位置へ移動し、立ち見観戦に移ったところで1R2:00過ぎ。
わずかしか見れずに終了のゴング…ぬかった。

一緒に観戦していた方はいち早く、正面に移動。
近藤を応援している目線で…「ちょっとマズい」と…。

最後の方しか見えなかったが…
中間距離での攻防、早い段階で近藤のワンツーを見切ったように思える竹中。
それくらいしか解らなかったが切り替えて2Rからしっかり観戦。
 

2R、近藤が前に足を進めて距離が詰まる。
スマートな戦いではないが、こちらの方が近藤にとっては有効。
思わず「グチャグチャした方がいい、グチャグチャ!」と声が漏れてしまう。
 

3R、反応のいい竹中が、近藤のパンチをしっかり見切って自分のパンチを当てていく。
ジャブの刺し合いでは竹中が上回ったか、ボディストレートも有効に思える。
 

4R、お互いが前に出ての撃ち合い。
距離が詰まったところでは近藤が優位。
二人がフックを相撃ちした場面はちょっと鳥肌。
 

1Rは…よくわからないが、周りの意見もとりいれて竹中として…
マイジャッジは38-38

判定は…
38-39 竹中
39-38 近藤
38-38 ドロー

3者3様のドロー。
 

拮抗したラウンドが続いたようにも思えた試合。
近藤は…大きな舞台に舞い上がったのか…
最初から攻めて出れなかったことが響いたように思える。

しかし、最終ラウンドに攻めて出れた近藤に、やはり期待していきたい。
いきなり歯車が狂ったような展開、気持ちで取り戻した…拾えたドローだと感じる。
これをドローに持って行けたこと、言うほど簡単じゃないと思う。

竹中…これで戦績イーブンのままだが…B級まで1.5勝。
このボクサー、ちょっと面白いかもしれない。
格上との戦いが巡ってきたときに、ひょっとして…を期待してもいい選手?

関西から遠征してきた選手の為、引き続き見て行けないのがちょっと悔しい。
本当はその辺りの判断を今後の試合でしていきたいんだけど…。
 
 

【ライト級4回戦】
神谷 啓太(畑中) vs 中村 洸介(結花)

・神谷 啓太 1戦1勝(1KO)
・中村 洸介 5戦3勝2敗

1R、サウスポーの中村は右フックを強く振りながら、時折いきなりの左。
このラウンドは神谷は様子を見たか手数が少ない。
そんな中でも、ラウンド中盤、右ストレートを撃ち込み、一矢報いる。
ラウンド後半は神谷の入り際に、中村がしっかり合わせていく展開。
 

2R、距離を詰めていった神谷。
お互いの体が重なるタイミングで強烈なボディを叩き込んでいく。
離れれば中村、密着すると神谷…しかし、なかなか入らせてもらえない。
ラウンドの最後は中村がダッキングから体を戻すところに、神谷が一矢報いる右フック。
 

3R、足を使う中村に、神谷の足が追いつき始める。
いきなりの右がヒットするタイミングが増えていく。
ロープに追い詰められた中村がクリンチに逃げる場面が目立つ。
 

4R、神谷は一気に攻めて出る。
もらってもお構いなしで、右ボディをいくつも突き刺し
左フックで中村の顔面を捉える。
最後は追い詰めながら終了のゴング。

マイジャッジは38-38

38-38 ドロー
39-37 神谷
39-37 神谷

判定は2-0で神谷。
許容範囲と思える判定。

これで中村の試合観戦は2度目になるが…いずれも敗北している。
ただし…以前より間違いなく、中村は強くなっている。
試合には負けたが、以前の自分には勝っていると僕には思えた。
負けたっていい…強くなっていけば、勝ちは付いてくる。
この選手が成長した姿を、また名古屋で見たい。
 

神谷は…次の試合がスーパーホープの森 武蔵(薬師寺)
これまでの森の対戦相手は…いずれも様子見のうちに速攻で仕留められた。
森に襲いかかるようなボクサーを見てみたい。
4Rの神谷を見て、その思いが強くなる。
 
 

【ライトフライ級6回戦】
ペットルンルアン・ポーアルンネート(タイ) vs 横江 健太(駿河男児)

・ペットルンルアン・ポーアルンネート 12戦9勝(3KO)3敗
・横江 健太 19戦5勝(1KO)12敗2分
 

ペットルンルアンのはっきりした戦績は日本で戦った春口 直也(橋口)と戦い1RKOで敗れた1試合のみ。
母国での残り11戦はBoxRecにも反映されていない。
過去、同じく春口に2RKOで敗れている横江、A級昇格の権利がかかった試合。
 

ゴングとともに出ていった横江。
パンチの振りは大きく明らかにKOを狙う。
1R終盤に入り、左右のフックを強烈にヒットさせた横江。
さらに攻勢を強めると、ペットルンルアンの反撃に合うがお構いなし。
左フックからの右ストレートを強烈にヒットしてダウンを奪う。

ここは立ちあがったペットルンルアン。
逃げることなく向かっていき撃ち合いになるが、ほどなく1R終了のゴングが鳴る。
 

2R、バランスは悪いが、しっかり攻めて出るペットルンルアン。
その攻撃をしっかり見切り、バックステップとガードできっちり処理する横江。
横江は振りが大きい分、的確性を欠いたが、左アッパーでグラつかせると、
コーナーに追い込みラッシュ。

左フックが炸裂したところでレフリーが割って入る。
KOタイムは0:40秒。
 

少し入れ込み過ぎてしまったか、そういうスタイルなのか…
横江のパンチの振りの大きさが気になったが…これでA級昇格の権利を獲得。
しぶとくランカーに挑むような試合も見てみたい。

ペットルンルアンはこれで日本で2敗目。
バランスの悪さがどうしても目を引いてしまう。
日本で咬ませ犬だったタイ人が力を付けて世界ランクを手に入れる…
そんなことが過去に何度かあったが、この選手はなかなか難しいかもしれない。
 
 
 

さて、日本ランカーが登場してくる次の試合は、また次回。
日本バンタム級5位にランクされる田中 裕士(畑中)が登場。
二度目のタイトルマッチに敗れての再起戦…。

またランクを上げていけるのか…。
要注目。
 
 

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