2025/11/16 -石川・石川県産業展示館 -みどころ- (中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
さぁ、いよいよ1週間後に迫った金沢の「拳の嵐」
ユースタイトル3連発は、中日本のホープたちがガッチガチのサバイバルへ。
同期達から出遅れた新田 晃生(カシミ)の大逆襲はあるか。
中日本過去最大クラスののリマッチを勝ち抜いた藤野 零大(カシミ)の次なる道のりは。
そして、彼らを追い上げる選手は出てくるのか…デビュー戦戦士たちの試合も多数。
こちら、sakanaチャンネルより配信いたします!
こちらがメイン配信
こちらがおしゃべりつきサブ配信
今回は北陸朝日放送と同時配信
こちらは北陸朝日放送の公式YouTubeチャンネルです
さて、せきちゃんてき見どころはこちら
【フェザー級4回戦】
直田 侑大(カシミ) vs 木地本 竣太(湘南龍拳)
直田 侑大 デビュー戦
名前の読みは「なおだ ゆうと」。石川県白山市出身の19歳。
デビュー戦のために初見。
過去のアマチュアDEEPの大会に名前があり、総合格闘技の経験がある様子。
木地本 竣太 デビュー戦
名前の読みは「きじもと しゅんた」。神奈川県平塚市出身の19歳。
デビュー戦のために初見。東日本管轄は神奈川県の湘南龍拳ジムより来襲。
アマチュア戦績は20戦12勝8敗で、武相高校ボクシング部で活躍。
両者とも2006年7月生まれ。
時を同じくして生を得た二人が、デビュー戦のリングでぶつかり合う。
過去の経歴は対照的で、総合格闘技経験のある直田と、アマボク経験のある木地本。
当初予定されていたカードが選手の怪我で変更。
試合1か月前に木地本がオファーを受けて成立している。
【48.5㎏契約4回戦】
手取 雄太(カシミ) vs 岡田 駿也(西遠)
手取 雄太 デビュー戦
名前の読みは「てどり ゆうた」。石川県出身の29歳。
デビュー戦のために初見。
地元の内灘高出身。高校時代はバトミントン部に所属。
岡田 駿也 3戦2敗1分
名前の読みは「おかだ としや」。
静岡県浜松市の西遠ジムより北陸のリングへやって来る30歳。
デビュー2連敗から前戦ではあと一歩のドロー劇。
バトミントン経験という少し珍しい経歴のプロボクサー手取。
すでに3戦のプロ戦績を持つ岡田にどう挑んでいくか。
ダウンを奪っての逆転KO負けなど、あと一歩が続く岡田…歓喜の瞬間成るか。
【スーパーフェザー級4回戦】
中村 永遠(トヤマ) vs 中尾 公信(市野)
中村 永遠 4戦3勝(2KO)1分
名前の読みは「なかむら とわ」。
富山県滑川市(なめりかわし)出身の24歳。
デビュー以来連続の逆転KOに、中日本新人王撃破。
富山の千両役者がB級昇格に挑む。
中尾 公信 8戦2勝(1KO)5敗1分
名前の読みは「なかお きみのぶ」。三重県出身の26歳。
デビュー戦勝利から長い連敗が続いたが敵地大阪で連敗脱出。
信じられない伸び幅の成長と、「華の無さ」が魅力。
試合のたびにファンをおったまげさせる華々しき中村。
新人王戦はドロー優勢点負けで涙を飲んだが、
昨年の中日本新人王撃破で中日本新人王クラスの実力を結果で示して見せた。
そして、実直さ丸出し、男受け抜群とも思える中尾。
「華がある」とはボクシングにありがちな誉め言葉だが、
「華がない」を誉め言葉にするのはきっとこの男。
どちらが勝っても面白い!にしかならないカード。12分間の主役に立つのはどちらか!
【フェザー級4回戦】
硲 翔大(カシミ) vs 吉田 真虎(西遠)
硲 翔大 3戦2勝(2KO)1敗
名前の読みは「はざま しょうだい」。石川県七尾市出身の21歳。
今年、中日本新人王決勝進出も、まだまだそのシルエットもぼやけている未完の大器。
一度負けた硲がどう変化するか、今後のキーとなりそうな試合。
吉田 真虎 3戦2勝(1KO)1敗
名前の読みは「よしだ まさとら」。
静岡県浜松市中央区出身の19歳。
まさに泥臭いファイター。
至近距離でしつこくコンパクトな連打を繰り出す吉田に対し、一撃の強打に魅力のある硲。
振り抜いたように見えないパンチでもダメージを与える硲に、
吉田がいつも通りの前進としつこさを発揮できるか否か。
前戦で全日本新人王候補に痛烈なKO負けを食った硲が強打を失っていないか。
ハートがぶつかり合うマッチメイク、より勇敢な男が勝利を手にすると予想。
【スーパーフェザー級6回戦】
新田 晃生(カシミ) vs チャン・デヨプ(韓)
新田 晃生 9戦6勝(4KO)3敗
名前の読みは「にった こうき」。
石川県金沢市出身の21歳。
2度の中日本新人王も全日本新人王戦には届かず。
チャン・デヨプ 8戦4勝(3KO)3敗1分
チャン・デュブ、チャン・デユプと表記されることも。
京畿道南楊州市出身の25歳。
デビュー4連勝も現在は1分を挟んで3連敗中。
フィジカルの強さはズバ抜け、さらにアマチュアで築いた土台もある新田だが、
B級昇格まであと1勝としながら、海外で挑んだ試合で接戦を落として足踏みした。
同期達が華々しく勝ち上がっていく中で出遅れた新田…逆襲の物語を描けるか。
今回の相手は3連敗中ではあるものの、敗戦した相手はいずれも国内王者クラス。
藤田 健児(帝拳)が持つWBO-APフェザー級王座に挑んだシム・ハノク(韓)もいる。
強い相手と拳を合わせてきた猛者を迎えてA級昇格を目指す。
■日本スーパーバンタム級ユースタイトルマッチ
【スーパーバンタム級8回戦】
武藤 涼太(松田) vs 山本 愛翔(カシミ)
武藤 涼太 10戦8勝(5KO)1敗1分
名前の読みは「むとう りょうた」。
愛知県春日井市出身の20歳。
2023年度全日本新人王MVP。
現日本ユース王者、日本7位、WBO-AP15位。
山本 愛翔 8戦7勝(1KO)1敗
名前の読みは「やまもと あいと」。
石川県七尾市出身の19歳。
2024年度全日本新人王MVP。
日本8位。
昨年、一昨年と中日本から産まれた全日本新人王MVP。
両者が日本ユース王座戦で激突する。
大事にプロテクトされてもおかしくないはずの逸材二人だが、
両陣営は待ったなしで勝負をかける。
夏に行われた藤野 零大(カシミ)vs犬塚 音也(松田)に続いてカシミvs松田のビッグカード。
中日本の時代に残るホープ大戦争第二弾!!!
■日本スーパーフライ級ユース王座決定戦
【スーパーフライ級8回戦】
村田 碧(松田) vs 森脇 龍星(KWORLD3)
村田 碧 8戦8勝(5KO)
名前の読みは「むらた あおい」。長崎県出身の21歳。
父も兄もボクサーのボクシング一家に育ち、アマチュア戦績は23戦18勝5敗。
インターハイ3位の実績でプロ入りすると、圧倒的な力を見せて全日本新人王を獲得。
現在日本ランキングは下位の14位だが、実力は世界ランカークラスとも思える。
森脇 龍星 3戦2勝(2KO)1敗
名前の読みは「もりわき りゅうせい」。兵庫県神戸市出身の21歳。
アマチュア戦績:35戦26勝9敗。U-15やアンダージュニア世代から全国優勝を重ね、
高校時代には国体での優勝も勝ち取った。
A級初戦ではWBCラテンアメリカのタイトルを得たこともある
サルバドール・フアレス(メキシコ)に挑み、わずかに届かず。
数いる中日本のホープたちの中でも、相手を圧倒し続けている村田が日本ユース王座戦へ。
相手はノーランカーながらも世界を期待される選手でもある西のホープ。
強者を倒してのユース王座獲得でランキングのジャンプアップも期待したいところ。
■WBCスーパーフライ級ユースタイトルマッチ
【スーパーフライ級8回戦】
藤野 零大(カシミ) vs ヤン・ソスク(韓)
藤野 零大 9戦8勝(4KO)1分
名前の読みは「ふじの れおん」。
WBCスーパーフライ級ユース王者、OPBF12位、日本7位。
前戦では近年の中日本史上では最高クラスのリマッチとも言える
犬塚 音也(松田)との日本ランカー対決を制し、新たな物語の第一歩。
ヤン・ソスク 9戦7勝(1KO)2敗
韓国出身。ハイペースで試合を重ね、今年4試合目となる。
現在5連勝中でOPBFランカーへの挑戦ともなるこの試合を勝ち取った。
トリッキーなクセモノ的スタイル。
日本8位として日本7位に挑んだ前回のホープ対決、制したがランキング上昇は1つだった藤野。
上が詰まっている状況ではあるものの、
これに勝ったとすれば5位くらいには食い込んでほしいところ。
「主要タイトルが見えてきた」と言える上位ランカーへ…
立ちはだかるのは、連勝を重ねて日本へ乗り込んでくるヤン。
初の海外での試合、勝てばユースタイトルとランキングを手中にし、
より大きなチャンスへとつながっていく。
また、昨今アジアの選手は日本での試合を「国際試合」と呼び、
日本に呼ばれることを目標とする選手も多いそう。
晴れ舞台でもあり、ビッグチャンスでもあるこの試合。
勝負をかけてくるはず…北陸の若きホープがはじき返せるか。
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