2024/4/7 -愛知・刈谷あいおいホール- みどころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
【女子ミニマム級4回戦】
澤木 美里(名古屋大橋) vs 田戸 心乃(トコナメ)
澤木 美里 デビュー戦
デビュー戦の為に初見。
アマチュア戦績は、11戦2勝(2RSC)9敗。
大幅負け越しだが粘り強く戦った姿が読み取れる。
田戸 心乃 1戦1敗
デビュー戦ではベルト期待の強豪、石黒 紗良(トヤマ)にTKO負け。
しかし、もらっても決してひるまず、前へと突き進む…勇敢なボクシングを披露。
好戦的なトコナメのボクシングをしっかりと体現した。
両者とも中日本女子のニューフェイスと言っていい選手。
華やかな女子のリングに、その姿をしっかりと刻んで欲しい。
【スーパーフライ級4回戦】
今村 太秋(LUSH緑) vs 村松 政実(タキザワ)
今村 太秋 5戦1勝(1KO)4敗
今村が6年ぶりのリング復帰。
4回戦でなかなか勝ち星がついて来ず、苦戦した選手だったが、
期間を置いての復帰でボクシングがどう変化しているか。
村松 政実 8戦4勝4敗
こちらは7年ぶりリング復帰のお祭り男村松。
引退後、客席で激戦を見ながら「祭りだー!」と叫ぶなど、
相も変わらずボクシング好き丸出しだった村松。
当時のライバル、冨田 真(HEIWA)や東 健史(ARITOMI)はA級を戦っている。
両者とも数年ぶりのリング復帰。
自分が中日本ボクシング観戦記を書き始めた頃の選手とあって嬉しくてたまらない。
年月は肉体は衰えさせるが、ボクシング頭脳を育てるもの。
両者ともベテランと言うにはまだ若い選手。
どう変化しているか、楽しみに試合を待ちたい。
【54.5kg契約4回戦】
まなべ ゆうた(天熊丸木) vs 坂本 航太(駿河男児)
まなべ ゆうた デビュー戦
デビュー戦の為に初見。
坂本 航太 2戦1敗1分
元はアマチュアで経験を踏んでトレーナーとして携わっていた選手。
中日本デビューとなった前戦では、キレよく出入りを繰り返したモノの
一撃を効かされ後半を捲られてのドロー。
一発の怖さをその身で体感している。
前回の悔しいドローから1年、踏まえて坂本がどう変貌しているかがみどころ。
デビュー戦の眞鍋については情報はないが、昨年苦しみつつ、
年末に連勝を挙げた天熊丸木ジムの選手。
デビュー戦選手が天熊丸木に勢いをつけられるかどうかの絵も面白いところ。
ヌルン、ヌルン…と相手のガードをすり抜けていく。
昨年の中日本新人王、西軍代表戦まで勝ち上がり、B級昇格まで1勝としている。
加藤 陸 2戦2勝(1KO)
有望選手が集まってきている老舗名門松田ジムにおいて、
数年後の主役の一人になる可能性もある選手。
昨年、中日本新人王を背負った中里と、圧倒的な試合を二つ刻んだ加藤。
実力のある二人がこのタイミングで激突。
負けなしのまま突き進めるか加藤、B級昇格をこの選手相手に決めれるか中里。
好カードと言える試合。
実力未知数だが、前戦では8回戦を戦っている。
今年の全日本新人王獲得が期待される村田が、トーナメント前に1戦挟む。
デビュー戦も中国人選手だったが、実力ある選手だった。
今回の相手もベールに包まれているが…3つ目の勝利を挙げた上で挑んで行けるか。
スマートなボクサーファイターながら、熱い試合を繰り返す。
熱量が体から吹き出るようなシルエット。
大城 雄都 7戦5勝(2KO)2敗
2022年の中日本新人王。
西軍代表戦で敗戦して以来のリングでB級初戦に挑む。
現在、トコナメジムのトップ選手となっている大城。
エースとしての姿を見せられるか。
ファイターの大城、気持ちがにじみ出るようなファイトの菅原。
この試合、どう転んでも気持ちのいい試合になるように思える。
どちらもA級で勝負できる選手だと感じている。
好勝負期待!
【スーパーウェルター級6回戦】
上村 健太(LUSH緑) vs アポリ・ミテ(中)
上村 健太 8戦5勝(3KO)2敗1分
B級昇格まであと1勝、前戦は大阪でのランカー挑戦に敗北。
ここから「上」の実力を体感しての再スタート。
力石 政法(LUSH緑)をモデルとしたロングレンジの攻防が特徴出来だが
前に出てのファイトでも戦えることを見せている。
アポリ・ミテ 13戦9勝(7KO)3敗1分
ウルムチ出身、初来日の選手。
直近は母国で5連勝。
中東系の強豪が潜む地域からやってくる。
ミテの出身地のあたりは世界のプロモーターが注目する地域。
スター選手の排出はまだないが、中量級の世界ランカーを複数人輩出している。
ベールに包まれた選手を相手に、上村がA級昇格を決めれるか。
敗北を経ての成長にも期待。
【54.8kg契約6回戦】
ビバリー 塚田(LUSH緑) vs 中山 慶伍(駿河男児)
ビバリー 塚田 11戦4勝(2KO)5敗2分
昨年から中日本のリングにやって来たビバリーが、B級初戦。
前戦では、敵地大阪で見事に判定勝利をもぎ取っている。
4回戦を長く戦ったベテランの逆襲が始まる。
中山 慶伍 7戦4勝(3KO)2敗1分
1年半ぶりのリング。
前戦ではB級初戦でドローを記録している。
パンチ力、いいボディはデビュー当初からの持ち合わせ。
さらにボクシングがまとまって来た印象もある。
スペックでも派手さでも中山が秀でているように見えるが、
独特のタイミングを持つ塚田が試合をかき回す可能性も。
塚原 信一(HEIWA)を日本ランカーまで
仕上げた実績のある廣瀬トレーナーとのタッグも楽しみな所。
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