2023/05/14 -三重・メッセウィングみえ- みどころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2023/05/14 -三重・メッセウィングみえ- みどころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

 

三重県は市野ジム主催の興行「Real Fight.8」
いよいよやってまいりました!

私の故郷三重県は有名ボクシングマニアも現役世界王者も産んでいるお土地柄。
そんな三重で躍動するのは、「市野の戦士達」。
キャラの濃い連中ばかりになってまいりました。

敵地連戦を重ねながら、地元のファンたちにその成長した姿を見せる。
彼らの晴れ舞台をしっかりと焼き付けたいと思います。


ぜひぜひ現地で見てもらいたい市野ジムの興行。
市野会長が選手を自転車に乗せて走り回っての入場。
きっとその面白みは映像には収まりきらないであろう「Real Fight」です。

ぜひぜひ現地観戦おススメ!
会場まで見に来れない方々はこちらで見てください!

 

(メイン)

 

(サブ)

 

※こちらはせきちゃんが副音声のノリでおしゃべりしながら配信します。
 煩わしい方はメインを見てね。

 

というわけで、以下はせきちゃん的見どころ紹介!

 

【58kg契約4回戦】
岡田 大空(市野) vs 濱田 広志(天熊丸木)


岡田 大空 デビュー戦

デビュー戦の為に初見。
四日市市出身の21歳。
名前は大空と書いて「そら」と読む。


濱田 広志 1戦1敗

デビュー戦では1RTKOで敗れている。
攻撃力の高さは垣間見れたが、まだまだフォルムは見えておらず。
沖縄県出身の33歳。


デビュー戦の岡田はもちろん、濱田もまだしっかりとは見れていない選手。
この試合ではっきりとしたフォルムを掴みたい。

 

【56.5kg契約4回戦】
後藤 宙(市野) vs 植松 卓美(駿河男児)

後藤 宙 3戦2敗1分

初勝利を目指す「ピカチュウ」。名前の読みは「ひろし」。
思い切りの良さでドローをもぎ取った島袋 友樹(松田)戦、
ダウンを奪われて劣勢の中でも相手を揺らす一撃を放り込んでみせた北田 章太(KWORLD3)戦。
あと僅か…劣勢でも自分の拳を信じられる強さあり。


植松 卓美 2戦2勝

駿河男児ジムで1番2番を争う努力家と言われる選手。
抜群のスタミナを背景に豊富な手数で勝利したデビュー戦。
常に頭を動かし、丁寧に勝利した2戦目。
やれることの多さを過去2戦で披露している。


デビュー2連勝、はっきりと実力のある植松に初勝利を目指す後藤が挑む。
スタミナがある分、攻撃ももちろんながら、防御の動きも落ちてこない。
攻略の難易度が高い植松に対し、思い切りのいい後藤がどうぶち当たっていくか。

 

【ミドル級4回戦】
加藤 玲音(市野) vs 泉 幸治(沼津石川)

加藤 玲音 デビュー戦 サウスポー

デビュー戦の為に初見。
名前の読みは「れお」。
目標には「記憶に残るボクサー」を掲げている。


泉 幸治 デビュー戦

デビュー戦の為に初見。
静岡県出身の30歳。
今年の中日本新人王トーナメントは決勝からの登場。
8/20に根東 陸(中日)と対戦予定。


デビュー戦同士の1戦。
今年の中日本新人王決勝のリングに上がる泉がどんなボクサーか、
事前にお披露目されることで、8/20のリングがより楽しみになると感じる。

加藤のボクシングを見たことはないが肩書や勝利ではなく
「記憶に残る」ことを目指すボクサー。
王者になることよりも難しいかもしれないものを掲げる姿勢に魅力を感じる。


【スーパーフェザー級4回戦】
長谷川 澪司(市野) vs 中根 一樹(天熊丸木)

長谷川 澪司 1戦1敗

三重県南伊勢町出身の22歳。
デビュー戦では敗戦はしたものの腹の座った戦いぶりを見せた。
行くべき時に行け、もらいながらも臆せず攻めていける選手。


中根 一樹 2戦2敗

初勝利を目指す36歳。
ボクサー定年までのリミットはあと11ヶ月。
デビューから2戦連続1RTKO負けとなったが、
プロテストも3回目、年齢制限ギリギリで受かった粘りがある。


両者とも初勝利を目指す戦い。
中根にとってはそれ程多くは残されていない試合の機会。
一つ一つが重くなる。


【ライト級6回戦】
山辺 蓮(市野) vs 戸川 叡二(姫路木下)

山辺 蓮 7戦5勝(5KO)2敗 サウスポー

左ストレートのタイミング抜群の山辺。
課題を見せては着々と乗り越える道のりもまた魅力的。
昨年の中日本新人王MVP。


戸川 叡二 13戦7勝(4KO)6敗 サウスポー

2020年度西日本ライト級新人王。
全日本新人王戦に勝ち上がっている。
B級戦線では1勝3敗と苦しんでいるが、A級昇格まであと1勝と迫っている。


B級初戦となる山辺、戸川はこれが4戦目。
デビュー戦では何度もダウンを奪いながらスタミナ切れで窮地に立ったこともある山辺。
ペース配分含めたの経験値は大きな壁となり得る。

全日本新人王戦まで勝ち上がった強豪に対し、
全日本新人王候補と言われながら、勝ち上がることのできなかった山辺。
B級戦線、地元興行でリスキーな相手を迎え撃つ。

 

【54.5kg契約6回戦】
塩田 賢(市野) vs 菅原 健太(名古屋大橋)

塩田 賢 4戦4勝(2KO) サウスポー

昨年の中日本新人王トーナメントで大躍進。
快進撃で優勝候補を撃破し、sakanaチャンネル生配信 KO賞に選出された。
決勝はコロナで無念の棄権となったが、デビュー以来4連勝としてB級戦線へ。


菅原 健太 7戦4勝(2KO)2敗1分

プロの記者が「いい表情をする」と評する熱い戦いぶりが魅力的。
ボクサーファイターだが、激闘で鳴らす美濃 巧人(とよはし)
渡辺 大和(カシミ)の両雄と激しい試合もこなしている。


無敗でB級昇格を決めた塩田と、激戦の中をもがきながらB級へ上った菅原。
戦績的には塩田の方が綺麗だが、昨年躍進したばかり。
実力拮抗の好カードと感じる。

 

【フェザー級6回戦】
中村 龍明(市野) vs 原口 秀司(リングサイド)

中村 龍明 8戦3勝(1KO)3敗2分

二人の日本ランカーを兄に持つ、中村三兄弟の三男。
才覚は兄を越えると言われる逸材だが、頭角を現すには至っていない。
B級昇格後は、元日本王者大場 浩平(名古屋大橋)の引退試合の相手を務め、
更に現在A級戦線で活躍するライバル、三輪 珠輝(名古屋大橋)と戦った。
強豪相手に実力は誇示したが、試合は落としている。


原口 秀司 7戦3勝(2KO)2敗2分

中日本のリングには二度目の登場。
木附 大己(緑)とドローの試合を演じている。
大きなフレームを持つ長身選手で、パンチに重さを感じた。
前回は固さも感じたが、あれから1年以上…どう変化しているかも楽しみにしたい。

B級初勝利を目指す二人。
これまで中日本の強豪に食い下がった中村が、東からの刺客を迎え撃つ。
「中村三兄弟の中で一番強い」と言われた三男が頭角を現すか。

 

【バンタム級8回戦】
濱口 人夢(市野) vs 平井 乃智(石田)

濱口 人夢 14戦6勝6敗2分

所属ジムの市野会長曰く「中日本で一番弱い選手」。
そんな選手が、あの手この手の変則ボクシングでA級ボクサーへ。
試合中に客席に歓声を要求し、グルグルパンチに上からのアッパー(トムボンバー)。
日本ボクシング界No.1大馬鹿ボクサー。

「馬鹿だから 口で語らず 拳で見せます」
激戦で刈谷を揺らしたことのある選手の一人。


平井 乃智 9戦6勝(1KO)3敗

2021年の西日本バンタム級新人王。
美濃 巧人(とよはし)を破って全日本新人王決定戦に勝ちあがっている。
前回の中日本のリングは4回戦時代。
猛烈なファイトで3RTKO勝利を飾っている。
勢いはあるがまだまだ粗のあった前回…時を経てA級選手として再来する。


超ド級の大激戦を見せたことのある濱口。
信じられないタイミングでパンチを出し、抜群のタフネスで怒涛の撃ち合いとなることもある。

対して、前回の中日本のリングでは、対角線に相手に向かって猛ダッシュし
激しい撃ち合いに飛び込んでいった平井。
月日が経ち、ボクシングが変わっている可能性もあるが
もし平井があの日のようなファイトを仕掛けるなら…
この試合がsakanaチャンネル生配信史上最高の激戦になる可能性もあると思っている。

 

■日本バンタム級ユース王座決定戦
中村 淳希(市野) vs 安西 蓮(名古屋大橋)

中村 淳希 7戦6勝(3KO)1分

2019年度全日本フライ級新人王。日本フライ級17位。
中村三兄弟の次男。兄が巻いた日本ユースのベルトを狙いに行く。
全日本新人王獲得後は仕事の都合で2年のブランクを空けながらもA級昇格を決める勝利。
そこから1年半経過して、A級初戦のリングがユース王座決定戦となる。


安西 蓮 13戦7勝(3KO)5敗(2KO)1分

2020年度中日本スーパーバンタム級新人王。
戦績は良くないが、アマエリートとの対戦など対戦相手の質がずば抜けており、
過去には全日本新人王狩りも果たしている狩る側の男。


兄の中村 祐斗(市野)は「もらってからが勝負」の激闘型ハードパンチャー。
それとは全く異なり、長い距離が強いスマートなボクサーファイター淳希。
攻略の難易度が高く、ここまで7戦無敗戦績を刻んでいる。

その戦績の中で唯一の引き分けを刻んだ相手が安西だ。
荒々しく襲い掛かる安西に、中村が膝を揺らされながらもボディから挽回した試合。
前座4回戦の一つだった試合が、後々のユース王座をかける戦いへと発展した。

安西としては二度目の全日本新人王狩りに挑むことにもなる。
ジャイアントキリングの香り漂う安西、誰とやっても可能性を感じるその拳。
元は荒々しいファイターだったが、スタイルも変化し強さを増している。

無敗のまま駆け上がる中村か、負けを何度も踏みながら登る安西か。
運命のリマッチがこの日のメインイベントとなっている。

 

 

 

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コメント

  1. より:

    メインはアマ出身の無敗のエリート対叩き上げで敗北を糧に地獄から何度も甦ってきた修羅。全く異なる道を歩んできた者達の一度引き分けての決着戦。ストーリーがあってこれは楽しみですね。

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