4団体統一王者とは?(ボクシングファン入門) 選手名鑑ピックアップ! 2015/10/15

4団体統一王者とは?(ボクシングファン入門) 選手名鑑ピックアップ! 2015/10/15
 
 
 

さてさて、前回はメジャー4団体について説明しました。

各階級に4人の王者がいることになりますが、
一人の王者が複数の団体のベルトを獲得することもできるんですね。
それが、統一王者。

ちなみに複数階級の同時制覇の場合は、どっちかのベルト返上しなさいね、ってルールがあるので
現在は一時的にしか存在しないことになります。

WBA世界フライ級とWBC世界フライ級のベルトは同時に持てるけど、
WBA世界フライ級とWBA世界スーパーフライ級とか、
WBA世界フライ級とIBF世界スーパーフライ級のベルトは同時に持てませんよ…ってこと。

稀に特別扱いがあったりしますが、それはビッグネームにのみ許された特権。
金になる人気選手だと融通が効く…そんなビジネス的側面があるのもボクシングです。
 

WBCの王者がWBOの王者と戦います…ってなるとそれは統一戦と呼ばれ、
勝った方がWBCとWBOの2団体統一王者に…。
王者同士の戦いなので、それはそれはもう盛り上がります。

4団体のベルトを同時に所持することも可能ですが、達成できる選手はほとんどいないので
そんなことやっちゃった選手はかなり凄い選手ってことです。
 

ちなみにこの4団体統一の障害になっているのが指名試合制度。
チャンピオンになったら、団体から「いついつまでにこの選手と戦いなさいね」と挑戦者を指名される。

この制度が無いと、世界挑戦権のある15位以内の選手なら誰とやってもいいってことなんで
ランキングの低い選手とばかりやって、ランキング上位の強い挑戦者が
チャンピオンに戦ってもらえなくなる…ということも起こりえます。
過去にこの辺りが問題視されて定められた制度です。
つまり、強い選手に世界挑戦権を与える仕組みなんで、必要不可欠な仕組み。

ベルトが1つだけなら、次の指名試合の期限までしばらくあるし
期限までに自分が戦いたい挑戦者を選んで何試合かタイトルマッチやっとくか…。
なんて感じなんですが。

4団体統一しちゃうと、それぞれの団体が挑戦者を指名するので、指名試合で大忙し。
複数の団体が同じ選手を指名してくれれば1試合で済んで楽なんですけどね。
そういったパターンもありますし、そっちの団体の指名試合するならうちのベルトは剥奪ね!
…ってのもあります。
ここも交渉次第だったり、プロモーターと団体の関係性や、選手の人気に左右されたりします。
特別扱いやなんやが往々にしてある。
 
 

そもそもギャラや開催地なんかでタイトルマッチの交渉は難航することが多いので
ひとつ指名試合をするのも、関係者にとってはめちゃくちゃ大変。
選手の実力だけじゃなく、まわりの能力も問われるんですね。

そんな大変な思いをしてランキング上位の指名選手と戦っても
その選手が無名選手ならそんなお金にならない…。

指名試合ってそもそもランキング1位になるまで世界挑戦のチャンスが無かった
おいしくない挑戦者…ってパターンも多い。

じゃあベルト返上して別階級の有名で強い選手とやりましょうと…いうのもよくあるケース。

場合によっては指名試合の100倍くらいの報酬になっちゃったりするので
当然、選手や関係者にとって、そっちの方が魅力があるわけですね。
…となるとやっぱり複数団体統一王者ってのは出来上がりにくい。

つまり、ベルトよりも優先するような試合があると…
この辺でベルトの価値が下がったように感じることもあるかもしれませんが…。
それに関しては、僕個人的には違うと思ってます。

ちょっとこっから先は主観が大きく入ってきますので、回を分けときますね。
…というわけでまた次回。

とりあえず、4団体のベルトを同時に巻くってことが
関係者も含めていかに大変なことか…。

このあたりを理解してもらえると幸いです。

 

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