2024/8/4 -静岡・ふじさんめっせ産業交流展示場- セミファイナル(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

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【スーパーフライ級8回戦】
齋藤 哲平(M.T) vs 東 泰誠(TOUGH BOY)

動画:試合時間 4:48:25 – 5:20:48

前の手を叩き合う立ち上がり。
お互い距離を測り合い、パンチの届かない距離の時間が続くが、
中盤に東が前の手を引っ掛けてまわったのがオープニングヒット。
お互いに空転させ合う静かな時間が続く…。

東が入って来るところに左をヒットっさせ始めた齋藤。
両者の距離が近付いたか…東が出入りしながら小さく鋭く襲う場面も。
一進一退の攻防。

ボディストレートを中心にヒットを奪っていく東だが、
東の撃ち終わりに齋藤が捉える場面も目立つ。
ラウンド中盤には東の右ストレートが齋藤を捉える場面も。

4Rから斎藤が手数を増し始める。
右のオーバーハンドをヒットさせ、そこからコンビネーションで捉える。
齋藤が一気に主導権を握るかと思った矢先、今度は東が左ストレートを突き刺して反撃。

5R、攻めて行くのは齋藤の方、東は齋藤のパンチに合わせて拳を撃ち出す場面が増える。
カウンター狙いにシフトしたか…その分手数が減り、斎藤のヒットは増していく。
終盤、東が連続してカウンターで捉える場面を作る物の、全体的には手数ヒット共に齋藤か。

6R、前の手から右に繋げる形で齋藤がヒットを奪っていく。
手数の少ない東だが、一発当てれば続けざまにヒットを奪う。
短時間でパンチを纏めて連続したヒットを奪う東だが、
全体的には見る時間が長く、ヒット、手数で上回られる。

ラウンド終盤、東が右オーバーハンドで強烈に捉えるが、
齋藤はその直後のやり取りで強烈に右ストレートを突き刺して反撃。

7R、もらってでも…で積極的に攻め始めた東。
一気に被弾は増えるが、強烈に捉える場面も増える。
ラウンド終盤には両者効かせ合う撃ち合いに発展。
静かな試合だったのが嘘のように両者の頭がはじけ飛び合う。

8R、足を止めて激しく撃ち合う二人。
会場のボルテージも一気に上がる…
激しすぎるくらいに両者顔面を捉え合う中試合終了のゴング。


マイジャッジ 77-75 齋藤

公式ジャッジ 78-74 ×3

3-0 齋藤


前の手の攻防から始まり、サウスポーvsオーソドックスの駆け引きが詰まったような出だし。
中盤には齋藤が手数を増して主導権を握り、
そこから終盤は怒涛の撃ち合いへとなだれ込んで行った。

グラつかされた東が、自分をグラつかせたパンチに対してカウンターをとった場面。
スレスレのところでやりながら、
手を出すに出せない…逆に言えば齋藤が出させない場面などもあり。
最後には両者リスクを踏みながら、観客に熱い試合を提供した。

展開が様々あり、面白く、味わい濃厚な試合。
A級選手2名の厚みを感じたような試合だった。

また中日本で試合が見たい。
今度は中日本の選手の前に立ちはだかってくれるとなお嬉しいと思えた。
強い奴らだからこそ、自分たちのヒーローがこういった選手を乗り越えていく姿を見たい。

齋藤 哲平 12戦6勝(4KO)4敗2分
東 泰誠 24戦10勝(6KO)13敗1分

 

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