2024/8/4 -静岡・ふじさんめっせ産業交流展示場- ファイナル(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

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【スーパーフェザー級8回戦】
大畑 俊平(駿河男児) vs ロベック・カプロイ(比)

動画:試合時間 5:32:54 – 5:20:48

積極的に手を出すのは大畑の方、カプロイは高いガードで受け止める。
対して大畑はカプロイの攻撃を体ごとかわして触らせず。
ガードを割った大畑のパンチ、撃ち終わりに突き刺したカプロイのパンチ。
静かながらお互い数発の強烈なヒットをみせて1R終了。

2Rに入るとカプロイがグイグイと出始める。
迎え撃つ大畑が強烈に捉えても、仕切り直してグイグイと詰めて怖いパンチを振るうカプロイ。
終盤には大畑が足を止めてファイト、お互い強烈にボディを削り合う。

3R、上下に撃ち分けながらも大畑の本星はボディか。
強烈に襲うごとに、カプロイが手数を失っていく…。
しかし、時折返す大きなパンチは威力を失わず。
終盤、ロープに押し付けて猛ラッシュで惜しいかかる大畑だが、
顔面への被弾が重なっても揺れることなく、じっとこらえて強打を撃ち返すカプロイ。
気が付けば、攻めているはずの大畑が大きく右目を腫らせる。

4R、相変わらずスリリングに攻めて来るカプロイに
足を止めてのファイトを繰り広げる大畑。
ボディでズルズルと後退する場面もありながら、
その数十秒後には渾身の左ショートで大畑をフリーズさせる。
どれだけ痛めつけても、反撃の怖さが消えないカプロイ。

ラウンド中盤、大畑はカプロイをロープに詰めて猛ラッシュ。
揺れないタフなカプロイだったが、延々と続くラッシュの中で被弾し続ける。
時折手が返る止め所が難しい場面だったが、大畑のラッシュは延々と続く。
延々と延々と…最後はレフリーが根負けするように割って入ってのストップ。

TKOタイムは 4R 2分48秒


タフネスも負けん気も猛烈に強かったカプロイ。
WBO-APランカーとして相応しい強さを見せたと感じる。
そのうえで、激しい被弾にも恐れることなく倒しに行った大畑。
堂々メインイベンターの役割を果たしたように思える。

技術的に優れた選手であることはこれまでの戦いでも魅せて来た。
勝負所での猛ラッシュで、尽きないスタミナと練習量を見せつけた。
ホープらしく、今後の活躍を期待させる勝ち方でもあったと思う。

有望アマエリートが揃う駿河男児の新しい主役。
ここからきっと全国的にその名をとどろかせてくれるだろうと感じている。

大畑 俊平 4戦3勝(2KO)1敗
ロベック・カプロイ 17戦11勝(8KO)3敗3分

 

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