2022/05/08 -愛知・刈谷あいおいホール- ファイナル(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
【51.8Kg契約8回戦】
村上 勝也(名古屋大橋) vs 青山 功(セレス)
村上 勝也 14戦11勝(3KO)2敗1分
青山 功 22戦12勝(3KO)9敗1分
序盤は村上がミドルからロングのレンジを制してはっきりと上回った。
至近距離でも細かいアッパーを撃ち込みヒットを上げていったが、
4R以降、青山がより圧を強めると試合は膠着した。
体の力で押し込まれる村上、押し込んだ先で手を出させてもらえない青山。
お互いがお互いの長所を消し合う展開。
端的にはクリンチの多い試合と言えるが、
押し込み続ける青山のフィジカルと体力。
押し込まれた場面でリスクを削り続ける村上。
パンチの撃ち合いではない攻防が繰り返される中
消耗をみせることなく最終ラウンドまで。
A級ボクサー、日本ランカーの凄みを感じた試合。
しつこくしつこく押し込む戦いぶりは
誰を相手にしても嫌がらせることができると感じた。
村上にとってランキング的には格下となる相手だったが
けっして楽をさせてもらえない嫌な相手だったと思える。
一癖も二癖もあるのが日本ランカー。
それぞれ過酷な道のりを乗り越えて来た者たちである。
この試合をなんとか乗り越えた村上。
日本王者挑戦権内の11位に入って以降、これで3連勝。
この試合開始時点ではそこからあがったランキングは1つだけ。
今回は日本王者挑戦圏外だが、階級上の相手に試合を制した。
流石にそろそろ、上げてもらいたいところだと思える。
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