2021/03/21 -刈谷・あいおいホール- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2021/03/21 -刈谷・あいおいホール- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

 

さて、前回までは史上初めてとなった一般人による正式なプロボクシングの
ライブ配信についてレポートを公開いたしました。


辿り着いた自分の結論は「独占放映権は手軽ではない」。

それは配信を行うにあたって、逃れようのない
プレッシャーが存在する限り消えぬものと思います。

「誰でも手軽に…」を目指してきた以上、いったんは目指して来たゴールは頓挫しました。
そこで方向を切り替えて「独占ではない配信の権利」について進めて行こう…と考えましたが、
コロナでの様々な制限がかかる中では進めづらい内容となっています。

また、それを様々なところに理解いただく時間もまだまだとれていません。
そんな中で、第2弾の配信を行う理由があるのか…悩みに悩む中…。
窓口となっていただいている、HEIWAジムの
二村マネージャーからこんな言葉をいただきました。

「お金の問題じゃない。選手のモチベーションになる。だからやって欲しい。」

前回の配信を見て、引退を撤回してくれたボクサーや
「田舎の同級生や海外にいる友人に試合を見てもらえた」と声をかけてくれたボクサー。
配信を見て、ボクシングジムに入会した新しい会員さん…。
確かに、そういった反響はありました。

求めてもらえるのであれば、やる意味はある。

今回の配信の意味は、「選手のモチベーションになって欲しい」。
多くの人に見てもらえれば見てもらえる程、きっとその効果は大きくなると思っています。
どうか多くの人に見ていただきたいと思っています。

今回はボクシング選手名鑑チャンネルの4倍のチャンネル登録者数を抱える、
sakanaさんのチャンネルをお借りします!

チャンネル登録、リマインダー登録をどうぞよろしくお願いいたします。

※動画が見れない方はこちらをクリックしてみてください

 

ヨッシャー 松本(HEIWA) vs 原田 竜輔(岐阜ヨコゼキ)

■中日本ミニマム級新人王準決勝
【ミニマム級4回戦】
ヨッシャー 松本(HEIWA) vs 原田 竜輔(岐阜ヨコゼキ)


ヨッシャー 松本 4戦1勝2敗1分

昨年の中日本ミニマム級新人王。
強くてセンス溢れる選手でないからこその創意工夫が魅力。
デビュー以来、中日本のリングでは連続して熱戦を演出し続けています。
戦いぶりから努力の跡が伝わるのもまた魅力。


原田 竜輔 4戦1勝2敗1分

松本と二度に渡る熱戦を演じたのがこの選手。
西のリングで重ねた2敗はあるものの、中日本のリングでは1勝1分。
中日本新人王を勝ち上がって西日本のリングへのリベンジが叶えば、
大きなドラマになると感じます。


これまで二度対戦している両者。

初戦は真っ向勝負の大熱戦の末に原田がフルマークの勝利。
二戦目は昨年の中日本ミニマム級新人王決勝、松本が創意工夫の末
引分けに持ち込んで、優勢点による勝者扱いで中日本新人王を獲得した。

まさにライバル対決の様相を呈するドラマチックなカードから今年の中日本新人王が開幕。
勝者を三階級下げてトーナメントにエントリーした亀川 陵太(ARITOMI)が待ち受ける。

大中 雄貴(薬師寺) vs 嶋田 一志(西遠)

■中日本スーパーバンタム級新人王1回戦
【スーパーバンタム級4回戦】
大中 雄貴(薬師寺) vs 嶋田 一志(西遠)

大中 雄貴 デビュー戦

デビュー戦の為初見。

嶋田 一志 デビュー戦

デビュー戦の為初見。

どちらも初見の為、特に情報はないが、毎年ノーマークから勝ち上がり
シンデレラストーリーを描く選手が登場するのが新人王トーナメント。
今年の台風の目となり得る二人なのかどうか…また、新たなボクサーに
出会えるワクワクもたまりません!

この試合の勝者は準々決勝に勝ち上がり、
3/14に行われる、西井 伸翼(テンカウント滋賀)vsジャッジメント 会津(とよはし)の勝者と対戦。
準々決勝は5/9予定。

宮崎 裕也(薬師寺) vs 村田 翼(和光)

■中日本フェザー級新人王準決勝
【フェザー級4回戦】
宮崎 裕也(薬師寺) vs 村田 翼(和光)

宮崎 裕也 4戦2勝(2KO)2敗

昨年の中日本新人王戦での敗退から、見事に復活したカウンターパンチャー。
斬るか斬られるか…彼の試合には瞬きを許さない緊張感がつきまといます。
ジムの会長、薬師寺 保栄(松田)もデビュー4戦目時点では同じく2戦2敗。
そこから連勝街道を突き進み、世界を獲った会長と同じ道を行けるか。

村田 翼 5戦3勝(2KO)1敗1分

技術の高い選手ながら、小さく収まらず、
常にチャンスを狙うハイエナのような雰囲気を漂わせる。

昨年、全日本新人王候補とささやかれた逸材。
決勝では引分けながら優勢点で敗者扱い…しかし、
2度のダウンを奪われながら、あわや逆転KOの展開にまで持ち込んだ試合ぶりは
その強さを誇示するものでした。

 

両者は昨年の中日本新人王準決勝でも激突。
数年に1度見れるかどうかの絵に書いたようなカウンターでの
失神KO劇で村田が宮崎の意識を刈り取っています。

力がある故にマッチメイクが難しいであろうと思われる村田にとって
新人王を勝ち上がることはキャリアにおいて重要なポイント。
宮崎にとっては、脳裏に焼き付くような負け方をした相手に対するリベンジマッチ。

勝者は決勝へ進出し、
6/20に行われる佐藤 公亮(とよはし) vs 岩下 千紘(駿河男児)の勝者と対戦。
決勝は8/8開催予定となっております。

花田 太一(HEIWA) vs 小暮 経太(中日)

■中日本スーパーフェザー級新人王準決勝
【スーパーフェザー級4回戦】
花田 太一(HEIWA) vs 小暮 経太(中日)

花田 太一 3戦2勝(1KO)1敗

チャンピオンになる為に…九州のリングから中日本へ拠点を移した有望選手。
デビュー戦ではアマチュア戦績40戦を誇る相手に勝利を挙げ、後楽園ホールで名を売りました。
移籍後は怪我にも悩まされ、この試合が1年半ぶりの試合。
いよいよ、中日本のリングでベールを脱ぎます。

小暮 経太 2戦1勝(1KO)1敗

スタイルはまさにワイルドの一言。
戦いぶりは昨秋から大ブームとなった鬼滅の刃に登場する「嘴平 伊之助」が脳裏をよぎります。
獣じみたそのスタイルは…ここから洗練されていくのか、
それともワイルドさそのままに突き進んで行くのか。
ボクサーズロードも楽しみにできる選手。

中日本初登場となる花田について、生での試合観戦が初見となる分、
展開予想は難しく感じますが…前評判の高い花田がねじ伏せるか、
荒々しい小暮のボクシングが何かを巻き起こすのか…この試合もワクワクの一戦。

勝者は決勝へ進出し、
6/20に行われる森 啓介(タキザワ) vs 水谷 雄太(鈴鹿ニイミ)の勝者と対戦。
決勝は8/8開催予定となっております。

柳川 竜也(名古屋大橋) vs 藤崎 紘成(和光)

■中日本スーパーライト級新人王準々決勝
【スーパーライト級4回戦】
柳川 竜也(名古屋大橋) vs 藤崎 紘成(和光)

柳川 竜也 デビュー戦

デビュー戦の為初見。

藤崎 紘成 デビュー戦

デビュー戦の為初見。

今年も激戦区となったスーパーライト級。
前情報なしのこの二人を除く三人は全日本に駆け上がっておかしくない選手ばかり。
仮にこの二人のうちどちらかが勝ち上がっていくようなことがあれば…。
今年の中日本新人王最大のシンデレラストーリーになること間違いなし!

勝者を待ち受けるのは成長著しい近藤 璃空(緑)
6/27の準決勝での激突が予定されています。

大城 雄都(トコナメ) vs 大久保 俊亮(中日)

■中日本バンタム級新人王準々決勝
【バンタム級4回戦】
大城 雄都(トコナメ) vs 大久保 俊亮(中日)
大城 雄都 デビュー戦 サウスポー

デビュー戦の為初見。

大久保 俊亮 デビュー戦

デビュー戦の為初見。

今年の中日本新人王戦、最多エントリーとなったバンタム級。

勝者は準決勝進出となり、ドプラド・フェリペ(緑)vs岩永 翔太(タキザワ)
勝者と対戦することとなっています。

この山は4人中3人がデビュー戦、唯一戦績のあるフェリペの1戦のみ。
誰が勝ち上がるか…もそうですが、この短期間、誰が成長を見せていくのかに
着目することで、強烈なドラマを体感できそうにも思えます。

野元 尚樹(岐阜ヨコゼキ) vs 百田 康平(唯心)

【52.5kg契約4回戦】
野元 尚樹(岐阜ヨコゼキ) vs 百田 康平(唯心)
野元 尚樹 2戦1勝1分

昨年の中日本新人王。エントリー1名での獲得ではありましたが、
デビュー戦でその肩書に相応しい実力があることは証明済みです。
西部日本との地区対抗戦では1R負傷ドローの場合、傷を負った方が
トーナメント敗退となる規定で、不運にも全日本新人王には届きませんでした。

百田 康平 4戦2勝1敗1分

前戦が東日本からの移籍初戦。
フルマークでの負けを喫したものの、焦りたくなる場面で、
しっかりボディを叩いていた場面然り…どんな展開でも
最後まで目を離せないタイプの選手と感じました。

この日の興行では、この試合からが新人王戦外のオープン戦。
期待値の高い野元と、東日本で3戦を重ねた百田の戦い。

野元は約1年半ぶりの中日本のリング。
百田は前戦が約5年ぶりの試合とあって、ここからが復帰ロード本番の印象も強い。
どちらも前回の戦いが参考になりにくい分、試合展開が読めない試合。

鈴木 尊虎(トコナメ) vs 松浦 克巳(岡崎)

【50kg契約4回戦】
鈴木 尊虎(トコナメ) vs 松浦 克巳(岡崎)
鈴木 尊虎 4戦2勝1敗1分

昨年の中日本フライ級新人王。
キャリア初期には雑に見える部分もあったが、全てにおいてバランスが整ってきている。
さらに飛び抜けたタフネスを背景に、貰ってからの返しがワンテンポ早いのが特徴的。
気が付けば、確実に先を狙えるだろうと思える有望選手となっている。

松浦 克巳 デビュー戦

「距離の支配者」松浦 克貴(岡崎)の弟がついにプロデビュー。
兄譲りのセンスあふれるボクシングを見せるのか…それとも…
兄弟で全くスタイルが違うのもよくある話。
期待を持って彼のデビュー戦を見つめたいと感じます。

鈴木はライトフライ級で、松浦はフライ級で新人王戦にエントリー。
両者とも8/6の決勝から登場予定となっております。

中日本新人王決勝から登場する選手の春先の試合は、
毎年、前振りとして強烈なフックになります。
ここの試合を踏まえておくことで、8/6をより強く楽しめること請け合い。
絶対に見逃せません!

 

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