2026/4/25 -大阪・堺市産業振興センター(Burning Fight vol.8 STAY GOLD Vol.7 GODFIST BOXING Vol.5)- 第1試合~第3試合(中日本ボクシング観戦記・番外編) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2026/4/25 -大阪・堺市産業振興センター(Burning Fight vol.8 STAY GOLD Vol.7 GODFIST BOXING Vol.5)- 第1試合~第3試合(中日本ボクシング観戦記・番外編) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

 

■2026年度西日本ライトフライ級新人王準々決勝
【ライトフライ級4回戦】
中迫 樹来(SFマキ) vs 西野 慧吾(六島)

積極的に攻める中迫に対し、ガードをがっちりと固めて、
撃ち終わりに強烈にボディを刺す西野。
硬いガードの上からでもたたき、時折空いたボディを痛烈に叩く中迫。
1R中盤からは、撃ち終わりを捉える西野が顔面へのコンビネーションを増やしていく。

積極性も手数も増した中迫。
撃ち終わりの空いた場所を的確に鋭く突きさす西野。
ラウンド後半には中迫がさらにギアを上げ、反撃のスキを与えぬ連打。
相打ち辞さずに止めようとする西野だが、強烈に被弾し下がる場面も。
しかし、その次の局面では逆に西野がラッシュで押し返して見せ場を作る。

3Rに入ると試合は激しい撃ち合いへ。
被弾構わず、西野がロープへ押し付ける場面が目立つか。
中迫は下がりながらも手数は止まず…西野のボディに対して、顔面への連打で捉え返す。

捉えては捉えられの撃ち合いが続いていく中、
西野の高いガードに的中率の上がらない中迫に対し、
中迫の顔面を跳ね上げるシーンを何度も作る西野。
試合は至近距離でのファイトが続く中で試合終了のゴング。

マイジャッジ 39-37 西野

公式ジャッジ 40-36、39-37、38-38
2-0 勝者:西野

終始攻め続けた中迫だったが、西野がしっかりとガードで受け止め、撃ち終わりを叩いた。
中迫の的中率が上がらなかったのは、中迫が雑だったわけでもなく、
西野のガードの賜物だったように思う。
激しい撃ち合いの試合ではあったものの、その実、両者は丁寧に戦っていた。

キャリアも豊富な2人の4回戦、どんな状況でも慌てることなく、
持ち合わせるものを出していった戦いぶり。
4回戦で積み上げたものがある二人の戦いを堪能できたように思う。

西野はこれで西日本新人王戦準決勝へ進出。
そして、両者とも、B級昇格へリーチ。
上のグレードでいずれ中日本選手の壁となってほしい思いも沸いた。

中迫 樹来 7戦3勝(2KO)4敗
西野 慧吾 9戦3勝(1KO)5敗1分

 

■2026年度西日本スーパーバンタム級新人王準々決勝
【スーパーバンタム級4回戦】
高橋 碧(尼崎亀谷) vs 氏家 拓哉(フォーラムS)

サークリングしながらジャブを飛ばす氏家に対し、
どっしりと構えて前後の距離で調整する高橋。
お互いディフェンスの意識は高く、落ち着いた立ち上がりとなる。

ガードの上からでも積極的に手を飛ばしていた氏家だったが、
1R終了間際、高橋が氏家をロープに詰め、下から上へと強烈に襲う。

積極的に手を出す氏家に対し、一発合わせてからもぐりこむ高橋。
ロープに詰めて襲い掛かるが、氏家は猛烈な手数で押し返す。

詰めてボディを繰り返す高橋。
氏家が叩かれるたびにロープを伝うようになると、
ボディから一気に顔面を襲い、一方的に強打を叩きつける。
立て続けに被弾する氏家をレフリーが救出する形でTKO。

TKOタイムは2R 2分46秒

まるで重戦車のような圧力と一発一発の重たい強打。
もう2、3個階級が上のようにも感じられた高橋の一撃。
これと対峙しながら手数を出した氏家も勇敢に思えた。

ここから西日本新人王を獲るためにはまだあと2勝。
厳しい戦いが待ち受ける中、勝ち上がってくれば面白い存在と思えた。
強打でねじ伏せるわかりやすいボクシングは人気選手になれる要素だ。

高橋 碧 3戦2勝(1KO)1敗
氏家 拓哉 1戦1敗

 

【女子フライ級4回戦】
岡本 澪奈(神拳阪神) vs 北村 光稀(ABC)

試合開始から激しく打ち合う二人。
軸がぶれずに相手の顔面を的確に撃つのはサウスポーの北村の方か。
岡本も臆せず反撃し、小気味いい撃ち合いが展開される。

2R、猛烈な手数で襲い掛かる岡本。
その手数の中を狙い撃つように射貫く北村。
ラウンド終盤、岡本がボディから顔面へ北村をとらえる場面を作る。

3R、両者猛烈に撃ち合う中、的確性に勝る北村がどんどん岡本をとらえていく。
しかし、中盤にはどんなに体制が崩れても手が出てくる岡本が盛り返しはじめる。
後半、いったん展開を戻し、的確にクリーンヒットで射貫く北村。
一進一退のラウンド。

4R、このラウンドも激しく撃ち合う二人。
体で押し込むのは岡本だが、的確に見栄え良くとらえるのは北村。
しかし、最後まで手の落ちない岡本が押し込んでいく中で試合終了のゴング。

マイジャッジは終始的確にとらえた北村の39-37

公式ジャッジは39-37×2、38-38の2-0で勝者は北村。

どんなに崩れても出し続けられる岡本の手数には下半身の強さを感じ
どんなに押し込まれてもぶれない北村の体には体幹の強さを感じた。
練習量の豊富さを感じさせる二人が、真正面から猛烈に撃ち合った。

女子ながら大迫力の死闘。
名勝負製造機のようにもなれそうな二人。
これからの戦いが楽しみに思えた。

岡本 澪奈 2戦1敗1分
北村 光稀 1戦1勝

 

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