2026/4/25 -大阪・堺市産業振興センター(Burning Fight vol.8 STAY GOLD Vol.7 GODFIST BOXING Vol.5)- セミファイナル~ファイナル(中日本ボクシング観戦記・番外編) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
【ミニマム級8回戦】
寺下 列(エスペランサ) vs 丸山 勇人(姫路木下)
サウスポー対オーソドックス。
前の手の駆け引きの中、サウスポー寺下のノーモーションの
左ストレートが突き刺さりいきなりのダウン。
立ち上がった丸山だが、タイミングのダウンのよう、ダメージはそれほど感じさせず。
寺下も無理に攻め込むことはせず。
再開後、大きく足を使ってジャブをつきながら安全圏を維持する寺下。
まずは第1Rの2Pリードを確定させる。
2R開始早々大砲の左でとらえる場面を連発させる寺下。
少し低い位置に構えた左拳をそのまま最短距離で飛ばしていく。
足を使いジャブを飛ばして安全圏にいながら、
詰めてくる丸山が射程に入った瞬間に飛ばされる左。
このラウンドも終盤、丸山が揺らされる。
3R開始直後、鋭く踏み込んで左ストレートを浴びせた寺下。
腰が落ちるもののなんとかこらえる丸山に、立て続けに左ストレートを浴びせてダウンを奪取。
なんとかして詰めようとする丸山だが、距離が遠く、詰める前に寺下のジャブを浴びる。
時折丸山がヒットを奪っても、寺下はスルスルとその場からいなくなり後続打は許さず。
4R、ヒッティングによる左目の腫れがひどくなった丸山にドクターチェックが入る。
再開後、より強引に攻め込んだ丸山が立て続けにヒットを奪う。
捕まえきるには至らずも、これまでほとんど当たらなかった拳がヒットするようにはなる。
寺下は落ち着いて左をひっかけては回り続ける。
5R、圧を強める丸山に、寺下の手数が減る。
左ストレートは撃ち出すのもわずかとなる中、丸山が捉える数が増えていく。
2度ダウンを奪われている丸山がここにきて盛り返す。
6R、さらにテンポを速めて圧力をかける丸山。
しかし、ここで激しく頭が衝突。
再開後も攻めの止まない丸山…ジャブはもらいながら右を返す。
寺下は手を出すことそのものを封じられていくよう。
寺下が回ろうとする進行方向に左フックを飛ばし強烈にとらえる場面も。
丸山がはっきりとペースを握る。
ジャブを飛ばし、手数を増やした寺下。
リスクをおかしてもペースを取り戻しにかかるが、
追いかけ、とびかかるようにビッグヒットを奪う丸山。
時折痛烈に左を浴びる丸山だが…
この日、自分を2度も倒した寺下の左にも臆することなく詰めていく。
最終ラウンド、懐にもぐりこんで暴れまわる丸山。
いったん足を使って立て直す寺下、
ここではひらりひらりと丸山をかわしながら強打を叩きつける。
丸山もときおり前に出て時折とらえるが、
寺下は慌てることなくアウトボクシングを貫いて試合終了。
マイジャッジ 76-74 寺下
76-74×2、79-71 寺下
マイジャッジでは最終ラウンドを丸山が獲ればドローの試合。
ギリギリのところで、寺下が自らのアウトボクシングをつらぬいて勝ち切った。
2度のダウンから巻き返して接戦に持ち込んだ丸山の戦いぶりに会場は熱くなった。
相打ち覚悟どころか、もらってもそのまま攻め込んでいく姿。
絶体絶命から捨て身の戦いぶりで一気に主導権を握りに行った。
逆に追い詰められた寺下は、最後の最後、自分のボクシングを取り戻すように勝利を拾った。
どちらにも色濃いドラマがあった試合。
面白すぎるくらいに面白い試合を見たと感じた。
寺下 列 11戦9勝(1KO)2敗
丸山 勇人 10戦5勝(1KO)2敗3分
【スーパーライト級8回戦】
宮川 竜成(尼崎亀谷) vs ポアンチャイ・スリトーン(タイ)
お互いに前の手の駆け引きから始まった試合。
よくある撃ち終わり狙い一辺倒のタイ人選手ではなく、自ら拳を出すポアンチャイに
サウスポーの宮川は左ボディアッパーで迎え撃つ。
2R中盤あたりから距離を詰め始めた宮川。
密着したところから鳩尾へボディを叩き込むと、そのまま上への連打につなげてダウンを奪取。
再開後、コーナーに詰めて襲い掛かる宮川に耐えに耐えるポアンチャイだったが、
ラウンド終了目前に崩れるようにダウン。
ここもなんとか立ち上がり、ラウンド終了のゴングに逃れる。
3R開始直後には交錯するような右のカウンターでポアンチャイがダウン。
再開に応じたポアンチャイだが、コーナーに詰めた宮川が、
強烈にボディを突き刺してこの日4度目のダウン。
立ち上がったものの、ファイティングポーズをとることはできず。
テンカウントが数え上げられた。
KOタイムは 3R 1分7秒。
ポアンチャイにその本領を発揮させることもさせず、
粘りに粘るポアンチャイを仕留め切った宮川。
完膚なき戦いぶりで、その強さを示して次につないだ。
この先に待ち受ける勝負の試合がいつになるのか、そしてそこに向けてどう進化していくのか。
楽しみでならない…中日本の選手のように追っていけないのが心残りに思えた。
より強さを増して、中日本のリングにもやってきてほしいとも思える。
また、この選手の試合が見れるご縁を望みたい。
宮川 竜成 8戦8勝(3KO)
ポアンチャイ・スリトーン 35戦19勝(10KO)16敗
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