2024/12/14 -愛知・名古屋国際会議場イベントホール- みどころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2024/12/14 -愛知・名古屋国際会議場イベントホール- みどころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

 

「畑中建人 復帰戦」

WBO-AP王座を陥落した畑中 建人(畑中)が再起へ。
前戦で陥落した畑中だが、対戦相手だったタナンチャイ・チャルンパック(タイ)
次戦で世界挑戦を叶え、スプリットの善戦を演じた。
これにより、畑中の世界への近さが証明されたようにも思う。

敗戦した以上、まだ力は足りないと言わざる得ないのかもしれないが
あと少し、強くなれば手が届く…畑中の再起ロードは希望たっぷり期待みっちり!

というわけで、この日のせきちゃんてき見どころ!

 

【バンタム級4回戦】
鈴木 尚也(蟹江) vs 島袋 友樹(松田)

鈴木 尚也 1戦1敗

デビュー戦は拮抗した試合を惜しくも落とした。
距離感に優れた選手のようにも感じるが、
1戦を踏んでどういった戦いを見せてくるか。
まだまだ未知数の部分も多い。


島袋 友樹 5戦3勝(2KO)1敗1分

デビュー2戦勝ちなしから、しっかりと実力を増して3連勝。
敵地大阪のリングでKO勝ちを挙げての凱旋。
センスにあふれたわけではないが、
真面目さが垣間見えるようなボクシングが魅力。


B級昇格まであと0.5勝に迫る島袋。
センスあるホープが集結する老舗名門松田ジムで、
泥臭さも香る異色な存在感を放ち始めている。
未知数の鈴木を相手に、スムーズにB級昇格を決められるか。
はたまた、未勝利の鈴木がB級昇格目前の格上を食い破るか。

 

【54.5kg契約4回戦】
大川 悠真(升田) vs 林田 翔麗(三河)

大川 悠真 9戦2勝(1KO)4敗3分

中日本のリング初登場のために初見。
読み方は「おおかわ ゆうま」
愛媛県西条市出身の30歳。
愛媛の現役医師ボクサー


林田 翔麗 3戦1勝(1KO)2敗

今年の中日本新人王戦では、優勝候補に挙げる人も多かったハイセンスの逸材。
激戦区の中で敗退したが、ハイクラスのトーナメントの一角を担った。
ミドルレンジの選手と思えるが、ファイトになだれ込んだ場面での
撃ち合いの強さも見せている。


負け越してはいるが、粘り強いキャリアでB級昇格まであと0.5勝と迫る大川。
経験値の大きさは試合数で林田の3倍となる。
キャリア豊富な相手と対峙するのはこの試合が初となる林田。
難関、乗り越えられるか。

 

【フェザー級4回戦】
チン・ルイセン(中) vs 植松 風河(駿河男児)

チン・ルイセン 7戦4勝(2KO)3敗

中日本のリングには2度目の登場。
現在、全日本新人王決定戦まで勝ち上がっている村田 碧(和光)にボディでKO負けを喫したが
強烈に被弾してもリアクションはほとんどなく、
被弾を犠牲に撃ち込んで来るパンチで試合にスリルをもたらした。


植松 風河 4戦3勝(3KO)1敗

今年の新人王戦、激戦区で優勝候補の一角を担った。
木附 大己(LUSH緑)にKO負けを喫したが、初の敗戦を踏んでさらに進化。
圧力ある攻撃を受けても、落ち着いて撃ち終わりを叩ける戦いぶりは圧巻。


前回は相手が悪すぎたとも思えたチン。
チンのスリリングな拳とその撃ち終わりに飛ばされる植松の拳。
KO必至のゾクゾクするカードだと思える。

 

【50.3kg契約6回戦】
成上 聖斗(比) vs 瀬筒 陸斗(M.T)

成上 聖斗 4戦4勝(1KO)

中日本のリングには初登場。フィリピンを主戦場とする逆輸入ボクサー。
アマチュア戦績は11戦8勝(5RSC)3敗。
日本国籍、海外ライセンスで日本のリングに上がるのは大坪 真実(台湾)に次いで2例目。


瀬筒 陸斗 3戦3勝(3KO)

中日本のリングには初登場。
アマチュア戦績は33戦23勝(12RSC)10敗でB級ですでに1勝を挙げている。
福岡県糟屋郡出身の19歳。


成上がアマ時代を過ごした菊華高ボクシング部は、日本のライセンスを捨て、
海外ライセンスで世界を飛び回り世界挑戦までかなえた山口 賢一(大阪天神)が顧問を務めた。
世界を体感する男が迎え撃つのは、将来を期待させる19歳。
日比ホープ対決がここに!!!

 

【スーパーフライ級8回戦】
神崎 靖浩(倉敷守安) vs 犬塚 音也(松田)

神崎 靖浩 14戦10勝(2KO)3敗1分

中日本のリング初登場、日本ランキングは6位に入っている。
A級では日本ユース王座戦含め3連勝で、
世界挑戦経験もある山内 涼太(角海老宝石)に挑んだが敗戦。
この試合が再起戦となる。

犬塚 音也 9戦8勝(4KO)1分

満を持しての新人王戦、6回戦で3勝など、じっくりと育成された犬塚。
A級初戦で強豪日本ランカーに挑む勝負の試合が課された。
攻撃的なファイトと併せて撃たれ強さも魅力。


昨年の新人王戦でまさかのドロー優勢点での敗退を踏んだ犬塚、
一歩遅れた全国区への飛び出しがこの試合となるか。
相手はベルトを期待される強豪日本ランカー。
ただのランカー挑戦じゃない、「強さの証明」がかかる試合。

 

【スーパーフライ級8回戦】
坂井 涼(畑中) vs 森野 大地(フュチュール)

坂井 涼 8戦7勝(3KO)1敗

2023年度全日本フライ級新人王。
前戦では全日本新人王対決を制して現在日本ランキング7位。
つるべ撃ちのコンビネーションは圧巻の一言。


森野 大地 10戦5勝(3KO)5敗

2021年度全日本フライ級新人王。
森川 祐輝(LUSH緑)松浦 克貴(岡崎)など、中日本の有望選手を下してる。
現在4連敗中だが、タイトル挑戦を狙える面々に挑み続けてのもの。
中日本のリング初登場のために初見。


全日本新人王との連戦となる坂井。迎える相手はサバイバルに挑み続ける森野。
負けながら、その立ち位置を強奪すべく力を伸ばす最中の相手。
シビアなトーナメントを勝ち抜いた実績もあり、戦績五分でも侮れない難敵。
さらなる高みへ…。

 

【スーパーフライ級10回戦】
畑中 建人(畑中) vs ウィーラワット・ヌーレ(タイ)

畑中 建人 16戦15勝(10KO)1敗

日本初の親子世界王者を目指す。父は畑中 清詞(松田)
WBOアジア太平洋フライ級王座を夏に陥落し、この試合が再起戦。
地域王座は陥落したものの、世界への近さは見えたと言える。

ウィーラワット・ヌーレ 8戦6勝(3KO)2敗

日本のリングは3度目の登場、現世界王者の堤 聖也(角海老宝石)とも対戦。
中日本のリングは初となるため、初見だが、敗戦は日本での2敗のみ。
母国では全勝で、前戦の勝利でタイ国スーパーフライ級王座も獲得している。


日本ランカー相手の試合では8Rの長丁場を判定まで戦い切ったヌーレ。
バンタム級での試合も多く、重たい階級から下げてきた格好。
対して畑中はフライ級主戦場からスーパーフライ級へ。
身長で10cm上回る相手に、どう戦うか…
勝たせるためだけの再起戦ではない構図が描かれている。

 

 

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