2020/08/09 -愛知・刈谷あいおいホール- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2020/08/09 -愛知・刈谷あいおいホール- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
 
 
 

■2019年度中日本ライトフライ級新人王準決勝
【ライトフライ級4回戦】
各務 海都(尾張水野) vs 森川 祐輝(緑)

各務 海都 2戦2勝(1KO) サウスポー

デビュー戦から立て続けにアウトボクサー、テクニシャンをねじ伏せるような勝利を挙げた各務。
激戦区ライトフライ級のダークホースとしての存在感が際立っている。
長身のサウスポーながら、激しい撃ち合いを演じる選手。
 

森川 祐輝 1戦1分 サウスポー

こちらも長身サウスポーだが、スタイルは完全なアウトボクサー。
デビュー戦では最初の2Rを圧倒的に制しながら、後半3Rに捕まり引分けに持ち込まれた。
まだまだ伸び盛りにも届かない17歳だが、この時点で魅せる足さばきは将来性を感じさせるもの。
 
 

ボクシングが綺麗でセンスを感じさせるのは森川の方だが…。
そういった相手を立て続けに打ち破って来たのが各務。
両者とも長身サウスポーという共通点を持ちながら、スタイルは真逆。
森川が捌き切るか…各務がねじ伏せるか…予想の難しい試合。

決勝ではこちらもサウスポーの山崎 隼人(名古屋大橋)が待ち受ける。
 
 

■2020年度中日本フェザー級級新人王準決勝
【フェザー級4回戦】
宮崎 裕也(薬師寺) vs 村田 翼(和光)

宮崎 裕也 2戦1勝(1KO)1敗

中日本のリング初登場となった準々決勝では、切って落とすような二つのパンチで1RTKO勝利。
まだ1分未満しか見れていないが、拳が刃のようにも思るほど、
その切れ味は鋭く、タイミングも抜群のものだった。
 

村田 翼 3戦2勝(1KO)1敗

アマチュアで土台のしっかりあるアウトボクサー。
テクニック豊かで、急遽決まったデビュー戦では敗れはしたものの、
6回戦の資格を有する相手に互角の試合を行った。
前戦ではカウンターからのラッシュで初のTKO勝利。
 

宮崎の刃か…村田のテクニックか…。
緊張感の高い試合になることが予想される試合。
ビッシビシの張り詰めた12分…勝った方は決勝で良質なファイターと噂される時弘 将志(とよはし)と対峙。

カウンターパンチャー、ファイター、テクニシャン。
この階級、個性豊かな三つ巴の争いが何ともたまらない展開となっている。
 
 

■2020年度中日本スーパーフェザー級級新人王準決勝
【スーパーフェザー級4回戦】
樋口 和輝(ARITOMI) vs 児玉 翼宿(タキザワ)

樋口 和輝 4戦3勝(2KO)1敗

高い攻撃力が魅力の樋口。
ARITOMIの選手らしい愚直さも併せ持ち、その戦いぶりは胸を熱くさせてくれること請け合い。
この階級の二強の片翼と目している。
 

児玉 翼宿 デビュー戦 サウスポー

中日本の4回戦のリングで高い勝率を誇るタキザワジムより新顔がデビュー戦。
いきなり強敵と対峙することとなるが、ここで結果を出せば一気に注目を得られるはず。
 
 

樋口が勝ち抜けば、二強のもう片翼…長谷との対戦も考えられる。
そうなれば、試合は昨年の新人王トーナメントのリベンジマッチとなる。
序盤にダウンを奪われての敗戦となったが…
樋口の攻撃力を鑑みれば、リマッチで勝利を得る可能性は充分にある。
児玉が勝ち上がれば、ニューフェイスとして認知されるだろう一戦。
勝った者が得るものの大きな一戦と感じられる。
 
 

■2020年度中日本スーパーフェザー級級新人王準決勝
【スーパーフェザー級4回戦】
小暮 経太(中日) vs 長谷 和紀(トヤマ)

小暮 経太 1戦1勝(1KO)

新人王戦準々決勝でデビューし、野生的なKO劇で準決勝進出を決めた小暮。
荒々しくも迫力のある一撃を振り抜く思い切りの良さは魅力的だ。
スリリングな一撃は、試合を即終わらせる可能性を持つ。
 

長谷 和紀 6戦4勝(2KO)1敗1分

スタイリッシュで完成度の高いボクシングが魅力的。
富山県唯一のプロボクサーである長谷。
自主興行を打つこともあるトヤマジムにおいて、長谷は看板となりメインを張るべき存在。
「代わりはいない」…彼のボクサーズロードが地方ボクシングの命運を左右する。
 
 

僕が今年の優勝候補として挙げているのが長谷。
荒々しい小暮に対して、ボクシングの技術で言えば、長谷が一枚も二枚も上に感じる。
ただ…スリリングな小暮の拳は油断ならない威力を秘める。

長谷がしっかりと制することができるのか…それとも、野性味あふれる小暮の拳が火を噴くか。
対極的なスタイルがより勝負の面白みに拍車をかけている。
 
 

■2020年度中日本スーパーライト級級新人王準決勝
【スーパーライト級4回戦】

中村 力也(とよはし) vs 高畠 愛大(タキザワ)

中村 力也 2戦2勝(2KO)

デビュー戦ではパンチをまとめる回転の良さを見せ、2戦目では当て勘の良さを見せつけた。
今年のスーパーライト級の優勝候補。
 

高畠 愛大 3戦3勝

現在3連勝中、アマチュアでしっかりと土台を築いている選手。
デビューからの3試合はそれぞれ異なるタイプの選手が相手。
デビュー戦で相手にしたブルファイターには手こずったが、接戦を経験した上で勝利を挙げている。
 

全勝同士が準決勝の舞台で潰し合う形に…今年のスーパーライト級は激戦区の様相。
決勝では強烈なボディブローで勝ち上がってきた近藤 璃空(緑)が待ち構える。
 
 

■2020年度中日本ミドル級級新人王準決勝
【ミドル級4回戦】
早川 教文(中日) vs 野村 宙永(市野)

早川 教文 デビュー戦

初見の選手。情報なし。
 

野村 宙永 デビュー戦

初見の選手。情報なし。
 
 

語れる情報はないものの、新たなボクサーに出会うワクワクでいっぱい。
勝者はアマチュア実績が豊かな前岡 デニスロベルト(西遠)と対戦。
前岡とやり合えるかどうか…そこにもやはり大注目。
 
 

かなりシビアなカードが並んだように思える準決勝。
ここを勝ち抜いても、決勝で待ち受ける選手たちは強敵揃い。
地方新人王と見下すことなかれ…そこには充分すぎる程に熾烈な争いがある。

9月、コロナの情勢がどうなっているかは不透明ですが、
来るその日を楽しみに待つためにも…。

絶対に見逃せないのです!
 
 
 

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