2020/07/12 -愛知・刈谷あいおいホール- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2020/07/12 -愛知・刈谷あいおいホール- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
 
 

 

さぁ!!!ついに!国内ボクシング興行が再開されます!
7/12、我らが刈谷あいおいホール、中日本新人王戦が幕開けとなります!
 

ただし、新型コロナウイルスの影響は完全に収束したわけではなく
未だ開催に向けて行政の動向に振り回されている興行もたくさんあります。

感染拡大の防止と世間の理解を得る為、JBCも徹底した防止対策のガイドラインを設けておりますが
例えば試合会場の刈谷市でクラスタが発生してしまえば、行政がどういった制限をかけるかはわかりません。
現在の状況からいけば今だ不確定要素は存在しており、ボクシングの外部の影響を多分に受ける為
発表の遅れや未決定事項があったとして、ある程度、ファン側の理解が必要でしょう。

ワクチンが出て終息を迎えるまで、ボクシング興行なんて行わない方がいい。
安全と健康と生活の安定の上にしか、エンターテイメントは成り立たない。
それは当然の話ではありますが、この未曽有宇の大窮地の中、
「プロボクシング」の生き残りがかかっているとも思っています。

疫病は命の問題…しかし、お金が稼げる稼げないのも命の問題。
賛否の賛も否も、実は根っこは同じことを言っています。

この期間、様々な関係者の沢山の努力を目に、耳にしてきた自分としては
お前みたいなただのファンが何言ってんだは置いておいて、どうにかどうにかご理解を…と思っています。
 
 

ちなみに、この日は無観客興行。
試合自体は後日YouTubeで配信されるとのことです。

…というわけで、試合自体はちゃんと見れる!
実はここにも、大変な努力があったと伺っております。
もしかすると、TVのような映像ではないかもしれません。
有料動画配信サイトのような配信ではないかもしれません。

それでも正直、ここまでの準備が整うのがよくぞ!の気持ち。
心の底からありがたがって視聴しようと思っております。
 
 

 

■中日本新人王ミニマム級準決勝
【ミニマム級4回戦】
星野 裕貴(中日) vs 松本 幸士(HEIWA)

星野 裕貴 デビュー戦

昨年、この階級で全日本新人王決定戦まで勝ち上がった丁野 拓海(中日)と同ジムからデビュー。
選手が枯渇しがちなこの階級で、同門に有望選手が存在するのはアドバンテージか。
初見の選手ではあり、そのスタイルは不明だが、期待値は高い。
 

松本 幸士 1戦1敗

デビュー戦では4R12分間に渡ってガムシャラな撃ち合いに身を投じた。
フルマークでの敗北だったが、執拗なまでに左ボディを叩き、
攻めに攻めながら失速しなかった姿は、今後着実に力を伸ばしていく予感を抱かせてくれた。
 

決勝では松本に黒星を付けた原田 竜輔(岐阜ヨコゼキ)が待ち構える。
リベンジマッチへ向かう松本にデビュー戦の星野が待ったをかける構図。
トーナメント参加3名でこれまでの戦績合計3試合というフレッシュな顔ぶれのトーナメント。
新人王らしいカードが、コロナ明けオープニングカードとなった。
 
 

■中日本フェザー級新人王準々決勝
【フェザー級4回戦】
宮崎 裕也(薬師寺) vs 山田 竣介(伊豆)

宮崎 裕也 1戦1敗

デビュー戦は大阪のリングの為、中日本のリングには初登場。
初見の選手だが、毎度毎度力のある選手をプロのリングに送り込んで来る薬師寺ジム。
新顔への期待値も必然的に高くなってしまう。
 

山田 竣介 1戦1敗

デビュー戦から臆せずに前へ進んでがむしゃらに手を出した山田だったが
強烈な右ストレートを浴びてリングに沈んだ。
スタイル的に嫌がる相手は多そうにも思える。
何より、臆せぬ姿はプロのリングで戦うに充分なものを備えているようにも思う。
 

初見の宮崎と、わずか1分と少ししか試合を見れておらず、全貌が見えていない山田の試合。
勝ち上がれば、今年、僕が中日本新人王の優勝候補に挙げる村田 翼(和光)が待ち構えている。
対抗する力を見せられるか…このトーナメントを楽しむ上では、絶対に押さえておきたいカード。
 
 

■中日本フェザー級新人王準決勝
【フェザー級4回戦】
時弘 将志(とよはし) vs 花田 太一(HEIWA)

時弘 将志 1戦1勝(1KO)

デビュー戦は大阪の為初見。
敵地で見事KO勝利を挙げて、中日本のリングに初登場する。
猛烈なファイターと聞く。
 

花田 太一 3戦2勝(1KO)1敗

九州は筑豊ジムより移籍してきた花田の移籍初戦。
当然初見とはなるが、なかなかの前評判で、優勝候補に推すファンもいる。
デビュー戦は後楽園ホールで、アマチュアで30勝以上を上げていた屋嘉部 悠大(白井・具志堅S)を撃破。
観戦歴豊かな本場のファンの度肝を抜いている。
 

いずれも初見ながら期待値の高い二人の一戦。
「とよはしは新人王に強い」というのも、イメージとして定着しつつある。
対抗ブロックには優勝候補の村田 翼…。
激戦区フェザー級の決勝を賭けた一戦となる。
 
 

■中日本スーパーフェザー級新人王準々決勝

中根 啓太(天熊丸木) vs 小暮 経太(中日)

中根 啓太 デビュー戦

デビュー戦の為に初見。
35歳にして初のリングに立つ…残された時間は多くない。
背水の年齢でこのトーナメントに挑む。
 

小暮 経太 デビュー戦

デビュー戦の為に初見。
32歳とこちらも30歳を越えてからのデビュー。
 
 

樋口 和輝(ARITOMI)長谷 和紀(トヤマ)と二人の有望選手がエントリーしたこの階級。
デビュー戦の3名がこの二人に対抗する。
この試合の勝者は昨年の中日本新人王である長谷に挑む。

残り時間の少ない二人…濃縮されたキャリアとなることが予想される分、
そのドラマをしっかりと見ていきたいと感じる。
 
 

■中日本スーパーライト級新人王準々決勝
【スーパーライト級4回戦】
中村 力也(とよはし) vs 北川 仁暉(唯心)

中村 力也 1戦1勝(1KO) サウスポー

鋭く小さく細かく…回転のいい連打がとめどなく出てくる選手。
短い距離を走るそのパンチにはしっかりと威力もある。
相手の少しでもパンチが大きくなれば、回転に飲み込んでしまう。
今年、僕が中日本新人王の優勝候補に挙げる選手。
 

北川 仁暉 7戦1勝(1KO)4敗2分

7試合して僅か1勝…元々はスーパーフェザー級の選手だったが、
一気にウェルター級まで増量して初勝利を飾った経緯がある。
「勝ちたい…」そんな気持ちを全面に押し出してあの手この手。
ありとあらゆる可能性に挑んで行く姿に、いつかシンデレラになってくれるのでは…
そんな期待を抱かせてくれる。
 

優勝候補中村に対し、大幅負け越しの北川。
戦績からしても、これまでの試合内容からしても、中村有利の試合。
しかしながら…毎試合毎試合新たなものを得てリングに上がってくる北川は
観客をひっくり返す可能性を持っている。

本命vsダークホース…誰かヨダレの止め方教えてください。
 
 

■中日本スーパーライト級新人王準決勝
【スーパーライト級4回戦】
近藤 璃空(緑) vs 村田 望(岐阜ヨコゼキ)

近藤 璃空 1戦1敗

昨年秋、中村 力也に2RTKO負けでデビューした近藤。
中村の回転力の前にリングに沈んだが、強烈に捉えるシーンは何度も作っていた。
今年の新人王優勝候補にしっかりと対抗した一戦だったようにも思える。
 

村田 望 4戦1勝3敗

昨年はウェルター級で新人王にエントリーしていた村田が1階級下げてのエントリー。
強烈な左ボディは魅力的、そしてワンテンポ遅れて飛んでくる右もまた、
試合展開を変えてしまう可能性のある代物。
昨年は初勝利で中日本新人王決勝に進んだが、怪我による棄権で涙を飲んだ。
 

近藤にとっては決勝に進めば、対抗ブロックには中村 力也(とよはし)の名前。
どちらが決勝進出になったとしても、そのリングはリベンジの舞台となる可能性を持つ。
その舞台に上がるのはどちらなのか…後ろにも先にも濃厚な物語が絡むカードが
この日のラストカードとなっている。
 
 
 

…見たい、生で見た過ぎる。
そんな悔しさを噛み締め、当日は刈谷あいおいホールまでは行く予定。
無観客試合なので会場には入れませんし、コロナの状況次第で本当に行けるかは未確定ですが…。

会場外から、できるだけ近くで各選手の健闘を祈っていたいと思っています。
 
 

 

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