2023/11/23 -石川・内灘町体育館- みどころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
この日は愛知県・津島市体育館でも興行あり。
自分は津島市から生配信の為、観戦は叶いませんがせめてみどころだけでも!
興味深いカードたっぷり!
最注目カードには山本 愛翔(カシミ)vs村田 碧(和光)を推したいと思います。
【ライト級4回戦】
木内 翔太(カシミ) vs 森村 怜司(とよはし)
木内 翔太 デビュー戦
今年7月9日にC級プロテスト合格。
森村 怜司 2戦2分
過去2戦、ゴング開始と共にハイペースの猛攻を繰り広げ
中盤落ちてから、信じられない最終ラウンドの「もう一丁!」をやってのけた森村。
ぶっ飛んだ試合運びは面白いの一言。
木内はデビュー戦の為、まだ見たことがない選手。
デビュー戦の固いところに森村のゴングと同時の猛ラッシュはかなり厄介そうにも思える。
森村がこれまでと同じ試合運びを見せるかどうかもわからないところだが
ひとつ、木内が1Rをどう乗り切るかが見どころになりそうだと感じている。
【65kg契約4回戦】
中村 康士朗(カシミ) vs 藤崎 紘成(和光)
中村 康士朗 デビュー戦
今年7月9日にC級プロテスト合格。
藤崎 紘成 6戦3勝(2KO)2敗1分
昨年まで2年連続の中日本スーパーライト級新人王を獲得。
今年、柳川 竜也(名古屋大橋)と3度目の対戦で、引分優勢点で3年連続を逃している。
あと0.5勝でB級昇格となっている。
中村がデビュー戦の為、当然、過去試合の情報がなく試合予想はできないが、
いきなり中日本スーパーライト級4回戦の主役だった藤崎を相手にすることとなる。
経験値も実力もしっかりある藤崎に対して勝利を挙げれば
来年の中日本新人王戦線の注目株になることは間違いない。
【女子アトム級4回戦】
石黒 紗良(トヤマ) vs 鎌田 真央(升田)
石黒 紗良 2戦2勝(1KO) 女子アトム級13位
空手の経験をベースに前戦では快心のKO勝利。
この試合に勝てばB級ライセンス昇格の権利を得る。
ボクシング自体が綺麗なうえに、拳の固さを感じさせる。
鎌田 真央 デビュー戦
愛媛の升田ジムより北陸のリングでプロデビュー。
デビュー戦の為、過去試合の情報なし。
B級昇格に挑む石黒、北陸から女子の頂を目指す。
中部から上を狙える有望選手の一人、ポテンシャルは高い。
まだまだ粗のあった前戦からどれだけ整っているか。
デビュー戦から日本ランカーに挑む鎌田は実力未知数。
面白くなってきている中日本女子のリングへ乗り込んでの躍動が楽しみ。
【スーパーライト級4回戦】
小西 聖羽(カシミ) vs 小田 浩輝(折尾)
小西 聖羽 デビュー戦
薬師寺ジムでプロテスト合格後、地元の石川に戻ってカシミジムよりデビュー。
金沢龍谷高校でアマチュアの経験もあり。
名前の読みが珍しく「さいふぁ」と読む。
小田 浩輝 デビュー戦
今年9月17日にプロテスト合格。
九州は折尾ジムよりプロデビューすることとなる。
いずれもデビュー戦となり過去試合の情報なし。
中日本スーパーライト級4回戦の中心だった藤崎 紘成(和光)と柳川 竜也(名古屋大橋)、
さらには今年の中日本新人王の中里 雄大(中日)がB級昇格の権利に近付く中、
新世代がやってくる印象を受ける。
来年の新人王戦ではこの時期にデビューした選手たちと
再チャレンジ組がしのぎを削るイメージも沸き、抑えておきたい試合と感じる。
【54.5kg契約4回戦】
山本 愛翔(カシミ) vs 村田 碧(和光)
山本 愛翔 デビュー戦
アマチュア戦績は22戦15勝(7RSC)7敗。
レベルが上がり続ける高校ボクシングの舞台で全国選抜にも出場。
北陸期待の選手が17歳でデビューする。
村田 碧 1戦1勝
アマチュア戦績は23戦18勝5敗。
デビュー戦ではレベルの高い試合で圧倒劇を見せ実力を誇示した。
兄は全日本新人王候補と言われ、存在感を放った村田 翼(和光)。
兄以上の逸材と言われる選手。
村田は来年の新人王戦にエントリーがあるなら、目玉選手にもなり得る存在。
いきなりこの選手と拳を合わせる山本も、高校全国レベルの選手。
レベルの高い試合が期待されるカード。
来年の中日本新人王戦予想にも大きく影響を与えそうに感じる。
【スーパーフライ級4回戦】
ビビンバ 利騎(カシミ) vs 筋肉 優真(折尾)
ビビンバ 利騎 1戦1勝(1KO)
ユキヤ ハナブサ(カシミ)、英 洸貴(カシミ)と日本ランカーの兄弟を持つ。
英三兄弟の次男は、現在焼き肉店経営の傍ら、時折プロのリングに上がる気まぐれボクサー。
しかし、ひとたびリングに上がれば、その圧倒的強さを見せつける。
幟やトランクスには「ハラミ」「ミノ」など焼肉のメニューが並んでいる。
筋肉 優真 2戦1勝1敗
福岡の折尾ジムよりやってくる。
入場曲はキン肉マンのテーマ。
サイヤ人ボクサー、ベジータ 石川(折尾)の流れを汲む男。
焼肉のメニューが躍る入場に、キン肉マンのテーマでの入場。
試合前から楽しみが詰まったカード。
ジュニア時代、全戦不戦勝で全国大会決勝まで勝ち上がった持ってる男のビビンバ。
※決勝では現WBC世界ミニマム級王者の重岡 銀次朗(ワタナベ)に敗退。
そんな逸話もありながら、リングで示す実力は相当なもの。
面白さも実力もある…ビビンバに九州からやってくる筋肉が
この一戦でどれだけの爪痕を残せるか。
【フェザー級8回戦】
英 洸貴(カシミ) vs ウォーラポン・ヨーティカ(タイ)
英 洸貴 17戦11勝(3KO)2敗4分 日本11位/WBO-AP9位/OPBF14位
日本ユース王座を返上し、日本王座へと向かう英。
ディフェンスが堅いボクシングはみるみる強さを増し、
日本ランカーたちと凌ぎを削る中での1引き分けを挟んで3連勝。
前戦ではダウンを奪われる苦戦も、ギリギリを勝ち切る強さも見せた。
ウォーラポン・ヨーティカ 8戦6勝(5KO)2敗
日本のリングでは2戦2敗。
現在国内トップ戦線に位置する増田 陸(帝拳)とも対戦。
前回の日本では際どい負傷判定を落としている。
昨秋には4回戦選手との接戦を演じたウォーラポンと
日本ランカーの英となれば、実績的にも大きく差があるようには感じる。
ただし、地元タイのリングでは高KO率での全勝。
英が有利を予想する人が圧倒的に多い試合が故に油断大敵。
こういった試合で勝ち切る姿もまた、今後の評価に影響するもの。
上を目指すなら取りこぼし苦戦も、許されないカード。
難しさもある中、しっかりとした勝利を期待したい。
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