2024/7/21 -愛知・刈谷あいおいホール- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
先週に引き続き、刈谷あいおいホールから生配信。
株式会社サンコーpresents KNOCK OUT BOXING vol.7
× KARIYA BATLLE VOL.2
名古屋大橋ジム主催の KNOCK OUT BOXING と
タキザワジム主催の KARIYA BATLLE が合同で興行いたします。
メインに三輪 珠輝(名古屋大橋)、セミファイナルにハリマオ 宮崎(LUSH緑)。
刈谷あいおいホール大好きなファンにとってたまらないラインナップが
東西からの刺客を迎え撃ちます。
メイン配信はこちら
せきちゃんおしゃべりつきサブ配信はこちら
【バンタム級4回戦】
樽田 琉佑(名古屋大橋) vs 樋田 大知(タキザワ)
樽田 琉佑 1戦1敗
今年の中日本バンタム級新人王戦にエントリー。
評価の高かった林田 翔麗(三河)に敗戦したが、スピードもある、
際どいタイミングでのカウンターもある、まっすぐ伸ばすパンチにはキレもある。
プロの世界を戦っていく力は充分に示した、愛知県稲沢市出身のサウスポー。
樋田 大知 デビュー戦
読み方は「といだ だいち」。
デビュー戦の為に初見。
岐阜県恵那市出身で、掲げる目標は全日本新人王。
今年の新人王戦にエントリーした樽田と、全日本新人王を目標とする樋田。
来年のトーナメントでぶつかる可能性を考えれば、
この試合が伏線になる可能性は充分にある。
選手たちのドラマが交錯するボクシング…伏線を抑えるだけで面白さは激増する。
この試合を見ておくかどうかで、来年の面白さが大きく変わるハズ。
【スーパーフライ級4回戦】
後藤 圭人(名古屋大橋) vs 片桐 頌斗(中日)
後藤 圭人 4戦1勝2敗1分
後藤が5年ぶりの電撃復帰。
「群雄割拠の軽量級」…中日本の軽量級が一気にレベルを上げた時期の真っただ中にいた選手。
結果はついてこなかったが、好選手であることは間違いない。
実力はせきちゃん太鼓判!
片桐 頌斗 5戦1勝(1KO)3敗1分
狂った拳、片桐が現在ボクシングを改修中。
直近の試合では狂気は内側に、しっかりとボクシングを組み立てに来ているように見える。
現在変化の途中ではあるものの、いざとなれば獰猛に狂い咲く姿を見れる可能性はある。
復帰戦の後藤がどう変化しているか…当時戦った階級からも2階級ほどは上がっている。
春に復帰した村松 政実(タキザワ)は大きく力を伸ばしていた。
片桐もまた変化の途中…勝敗予想も展開予想もしづらい試合。
目の前で起こる攻防を新鮮に受け止めるつもりで観戦に挑みたい。
【フライ級4回戦】
小川 椋也(天熊丸木) vs 村松 政実(タキザワ)
小川 椋也 5戦3勝(1KO)1敗1分
今年の中日本フライ級新人王、各地区新人王達との対戦前に初の階級でテストマッチ。
対人恐怖症ボクサーとして話題性先行のデビューから、
着々と好ファイターとして認められて来ている。
村松 政実 9戦5勝(1KO)4敗
今年の春に7年ぶりの復帰。
復帰前からは考えられないような強烈なカウンターでKO勝ちを収めた。
勝数的にはB級昇格可能だが、もう1試合4回戦を挟む。
フライ級での実績なく、フライ級でエントリーした小川の中日本新人王戦。
エントリー1名での獲得…ここから各地の新人王達との戦いに向けて
体重調整含めてフライ級でのテストマッチ。
村松もまた、この試合の先にB級戦線を目論む立ち位置。
潰し合いではなく、お互いの未来を占うようなカード。
ファイターとカウンターパンチャー…叩くか斬るか、魅力的なマッチメイクとなっている。
【スーパーバンタム級4回戦】
芝山 定佳(名古屋大橋) vs 木村 奈椰(岐阜ヨコゼキ)
芝山 定佳 3戦1勝2敗
直近の試合では、1試合前に登場する小川 椋也(天熊丸木)とファイトを展開した。
丁寧な戦いぶりが印象的な選手。
ボクシングの幅は広く思え、どの引出しを空けて来るか…予想しづらい選手でもある。
木村 奈椰 デビュー戦
デビュー戦の為に初見。
読み方は「きむら だいや」
2戦目で距離を維持しながら丁寧に初勝利した芝山だったが、
3戦目でファイターとしっかりと撃ち合った。
戦い方に幅がある分、展開が読めない芝山と、情報のない木村。
ゴングが鳴るまでどうなるかが見えないカード。
【スーパーライト級4回戦】
秋山 星也(名古屋大橋) vs 黒川 智矢(唯心)
秋山 星也 4戦2勝(2KO)2敗
この試合は別選手の怪我により、代役として出場が決まった。
前後の6月と8月にも試合があった為、まさかの3ヶ月連続の試合となった。
「強い相手と戦いたい」と望む選手から、対戦したいと声が上がる選手。
黒川 智矢 3戦3敗
未勝利の実力派…スパーリングではA級ボクサー達と対等以上にやるものの
実際の試合では結果が出ない苦しい状況。
力はある…それを出せるか…覚醒待ちと思える選手。
戦績は五分だが、ライバルたちから評価される秋山。
全敗戦績だが、普段の練習を見ている人達から評価される黒川。
戦績だけでは知りえない期待値を持つ二人が激突。
秋山は3ヶ月連続の試合を3連勝すれば一気にB級昇格。
黒川はまたも強者が相手…初勝利を目指す。
【ライト級6回戦】
ハリマオ 宮﨑(LUSH緑) vs 浜崎 隆広(仲里)
ハリマオ 宮﨑 10戦3勝(2KO)4敗3分
本名の宮﨑 裕也からリングネームに変更し、移籍初戦。
階級を上げての初戦でもある。
伸びる右ストレートが武器だが、レンジの長くなる階級上でどうなるか。
また、ここまでダウンシーンの多かった宮﨑、階級増での耐久力にも注目したい。
浜崎 隆広 18戦3勝(1KO)12敗3分
大幅負け越し戦績だが、各地の有望選手に挑み続けてのモノ。
中日本ではアマエリートの英 豪(LUSH緑)に果敢に挑んだ姿を残している。
3年遠ざかっている勝利の味…B級初勝利を目指す。
移籍、リングネーム変更、初の6回戦、階級増…
様々なものを刷新して、宮﨑がセミファイナルのリングに上がる。
浜崎は連敗を続けているものの、将来のチャンピオン候補と言える相手が多数。
一つの勝利で全てをひっくり返すことに賭ける「噛ませ犬」と言われる選手だが、
並の噛ませ犬ではない…戦歴に並ぶ錚々たる面々を見れば「国内を代表する噛ませ犬」と言える。
誰もが逃げ出したくなるような相手に挑み続けている男。
弱いから負け越しではない…挑み続けたからこその大幅負け越しと言える。
宮﨑も瞬殺KO負けのデビュー戦から着々と実力を伸ばし続け、
負け越し戦績の中でB級に辿り着いた選手。
負け越しだが実力はある…それを証明し合うようなバチバチのカード。
【56.0kg契約8回戦】
三輪 珠輝(名古屋大橋) vs 高橋 烈(KG大和)
三輪 珠輝 19戦8勝(1KO)9敗2分
A級昇格後は2敗1分、まだA級で勝利のない三輪がメインイベンターを務める。
クレバーな戦いぶりが特徴的だが、いざという時の豹変ぶりも魅力的。
刈谷を大きく揺らした大激戦も経験している。
高橋 烈 9戦6勝(2KO)3敗
2021年度東日本新人王。
B級昇格後に勝ち負けを繰り返したが、
日本王座挑戦も経験し、その才を高く評価される定常 育郎(T&T)を撃破してのA級昇格。
一気に注目度をあげて、この日のリングにやってくる。
頭脳派とも言える三輪に対し、タイミングの取りづらい高橋。
8Rの戦いの中で、高橋のタイミングに三輪がどうアジャストしていくかに注目したい。
A級初勝利がかかる試合、ノーランカー同士の戦いではあるが、
今後のランカー挑戦を目論むうえで、ここに勝つか負けるかは大きな分岐点。
黄金のガウンに身を包む我らがメインイベンターが
東日本から勢いに乗る注目選手を迎え撃つ。
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