2018年度中日本ボクシング観戦記年間表彰2(雑) ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2019/01/09

2018年度中日本ボクシング観戦記年間表彰2(雑) ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2019/01/09
 
 
 

さて、本日は中日本ボクシング観戦記年間表彰の続き。
昨年、中日本のリングで繰り広げられた戦いのみを考慮し
僕の独断と偏見とさじ加減で選考しております。
 
 

年間最高試合賞

木村 翔(青木) VS 田中 恒成(畑中)

もうこれ以外ないでしょう。
これが一番!素直に一番!…だけど、ここで何か書く必要もないほど、ボクシングファンには認知された試合。
ほんとに凄かったし、ほんとに色んな人に認められた試合。
ググってもらえれば、プロの人たちが書いた記事がたくさん出て来るのでそちらを参照していただければ…。

重箱の隅をつつくようなこのブログで、絶対に出しておきたいのが…。
次点のマンモス 和則(薬師寺) vs 太田 アレックス(西遠)

試合のクオリティや、グレードでは決して木村vs田中には及ばないけれど…。
試合の激戦度で行けば…木村vs田中に拮抗する大激戦だったように思います。

一昨年のマンモスvs太田も、実は僕の中での年間最高試合の次点につけた試合。
突如、太田がマンモスに対して名指しで対戦を希望し、両者が激突。
マンモスの欠点…スタミナ切れを見て、太田が狙いやすしと見たのかとさえ思ったのだが…。
なんと太田はマンモスの破格の強打と真っ向勝負で上回る…ほぼほぼマンモス負けか…。
そんな状態から、マンモスの右フック一閃、
意識を飛ばした太田に渾身の左ストレートを突き刺してのマンモス逆転勝利。

そして二人は昨年、新人王の同階級にエントリー。
マンモスは「太田ともう一度戦いたい」とリング上で叫ぶ。
描かれたシナリオのごとく決勝でぶつかった二人は、5度に渡るダウンの応酬。
ドローの果てに優勢点で太田が中日本新人王を奪取した。
 

繰り返しますが、年間最高試合はやっぱり木村vs田中。
だけど…現地に来れば、匹敵するんじゃないかと思える、もんの凄い試合に年一くらいで出会えます。
TVで世界の頂点を見るのもいいけど、やっぱ現地もたまりません!というわけで。
ここで紹介させてもらいました。
 
 

アウェイ激闘賞

中日本外から敵地である中日本のリングに乗り込んで戦った選手の中で
鮮烈な印象を与えた選手に贈るオリジナルな賞。
…というわけで。
 

国内選手

東 祐也(北海道畠山)

いい試合をした…という意味では、谷口 政治(結花)飯見 嵐(ワタナベ)も挙げたいところでしたが…。

阿部 史也(タキザワ)との対戦。
効かされた3R、猛烈な巻き返しを魅せてラウンドのポイントを奪い返し、
まさにがむしゃらに勝利を強奪していった北海道の戦士…あのシーンは中日本に登場した
他地区の選手の試合で2018年、一番痺れたシーンかもしれない。

さらに、12月には溝越 斗夢(緑)の前に立ちはだかり、
試合には惜しくも敗れてるものの…、劣勢から巻き返す猛攻は健在。
がむしゃらに…そして力強い攻撃で、溝越の眼底を叩き折って北海道へ帰っていった。
あのラッシュができるって…どれだけ頑張ってるんだろう…そんな思いにさせられる。

阿部も溝越も2019年の新人王を期待される逸材…そしてそれに拮抗した東。
2019年の東日本新人王…勝ち抜いてきてくれないかな…凄く面白い選手。
 
 

海外選手

リチャード・プミクピック(比)

森 武蔵(薬師寺)が挑んだWBOアジア太平洋フェザー級チャンピオン。
試合は負傷判定で森に転んだものの、どちらが勝っていてもおかしくなかった試合。
森の片腕を抱え込み、森が引き抜いた瞬間顔面を襲うなど、クリンチ際のテクニックも抜群。
その強さをしっかりと刈谷に刻み付け、チャンピオンの強さを魅せてくれました。
森とは4月に、森の故郷熊本で再度激突するような話が上がっている様子。

次点には同じく森と対戦した、アラン・バレスピン(比)。
森はどちらも薄氷の勝利だったわけですが…この二人とやったこと…本当に凄いと思う。
森もまた、茨の道を歩んでいるように感じます。
 
 

 
 

MVP
 

市野会長

2018年の中日本ボクシング観戦記MVPは、市野ジムの市野 将士会長。
現役選手ではないですが、この表彰は僕のさじ加減でやってますので、どうかご了承を…。
 

なぜか…というのも、昨年3月のお話。
昨年も例年のごとく、刈谷と岐阜だけ行くつもりだったのですが…。
まだ顔バレしていなかったその時期に、ひょんなことから客席にいた中村 祐斗(市野)に顔バレ…。

そして…きっと「あれがせきちゃん」と言ってしまったのでしょう。
市野ジムの選手たちが何人も挨拶に来てくれまして…。
さらには市野会長も…で、一言。

「三重にも来てください!」

三重県で自主興行を打っている市野ジム。
突かれると痛いとこだったわけです、「中日本ボクシング観戦記」とか
謳いながら網羅できていなかったことが…。

…で、市野会長のこの一言で覚悟が決まりまして…。

三重も行くなら静岡も、そして北陸も…となっていったわけです。
お陰でいろんな場所の地方ボクシングの魅力に出会いました。
時折行くことはあっても、続けて見ることはなかったので…。
「続けて見る」ことでボクシングの世界観が変わりました。
もっともっとボクシングが面白くなった。

「来てください」「来て欲しい」
…勘違いかもしれないけど、「必要とされている」と感じれるのは本当に嬉しいことです。
市野会長!本当にありがとうございました。

と言うわけで、一言で僕の世界を塗り替えてくれた市野会長に…。
そして、僕を見つけてくれた中村に感謝。
ユースタイトル本当におめでとう。
 
 
 

各賞を受賞された選手の方々には、何の価値も存在しない
僕の心の殿堂へ登録させていただこうと思います。
 

本当はもっともっといろんな選手の名前を出したかったのですが…
それはまた、観戦記でやっていこうと思います。
 

さて、今年も一年、精一杯楽しむぞー!!!!!!!!!
頑張れ頑張れ中日本!
 
 
 

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