2022/05/08 -愛知・刈谷あいおいホール- 第4試合、第5試合(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
【50kg契約4回戦】
赤塚 翔(名古屋大橋) vs 辻本 レイヤ(真正)
赤塚 翔 2戦2勝
辻本 レイヤ 1戦1勝
常に位置を変えながら戦い続ける辻本。
多彩な左で赤塚の前進を阻み、クリンチの離れ際には必ず先に手を出す。
相撃ちの場面でも次のパンチを出すのは必ず辻本。
ポイントを獲るのに必要なパンチを常に出し続けた印象。
決してサボらないボクシングで熱闘男、赤塚に熱闘を許さず。
才能に溢れたようなボクサーには見えない、
それでも丁寧に必要なことを積み重ねることでここまでできる。
中日本のボクサーであれば、毎試合見れたのに…なんて思わせてくれた。
この試合も最後まで出し切ったように見えた赤塚だったが
辻本の丁寧な戦いぶりに、いいところを消されてしまったように思えた。
4R後半、ようやく右が捉え始めたがタイムリミットは間近だった。
これまでの3戦で最大の難敵と対峙した12分間。
足りないモノ、必要なモノ、感じたモノを大事にしてほしい。
ここからまだ強くなる。
勝負は8月、中日本新人王決勝が控えている。
【女子アトム級4回戦】
吉田 里穂(RISE) vs 川口 玲可(フュチュール)
吉田 里穂 デビュー戦
川口 玲可 3戦1勝(1KO)1敗1分
この日、自分的ベストバウトがこの試合。
強烈な右ストレート、被弾にビクともせずに前に出るフィジカル。
圧倒的なパワーを感じさせる吉田だったが、
川口がスピードと手数でまくり上げていく。
序盤こそ吉田に押されたが、経験の浅い吉田を積み上げたテクニックで凌駕していく川口。
パワー差のある相手を技術で捲り上げる展開には鳥肌が立った。
逆に吉田は、パンチの種類が少なく、多くがワンツーと左フック。
それでこの相手を押す場面を作ってしまう。
技術かパワーか、対極のスタイルのぶつかり合いは
激しい撃ち合いを産み、この日一番の拍手が贈られた。
この試合を見て、女子が面白くないなんて口が裂けても言えない。
そんな思いになった。
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