新人王の仕組み(解説) ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2017/07/31

新人王の仕組み(解説) ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2017/07/31
 
 

新人王戦の仕組みについて解説。

新人王って東日本と西日本しかないと思ってた…との声が聞こえてきたため。
 
 
 

新人王戦は各地区でトーナメントが行われ、それぞれの新人王が決定します。
参加選手が多い順に…(年によって違うがだいたいの傾向でざっくり)

東日本新人王
西日本新人王
中日本新人王
西部日本新人王
 

飛びぬけて参加者が多い東日本新人王と比べると、
中日本や西部日本は参加人数が少なく、中量級になると1名のみ参加で
”新人王に認定”…なんてこともあります。
 

じゃあ中日本や西部日本って超有利…
 

確かに!
地区ごとの新人王でいいのなら…ですが。
日本ランキングがゲットできる全日本新人王と違い、
各地区の新人王は特に特典みたいなものはありません。

肩書としては使えるかもしれませんが…。
ランカーやチャンピオンを目指すなら、全日本新人王を目指してナンボ!
 

でも…全日本新人王を目指すとなると中日本や西部日本ってかなり厳しい。

各地区の新人王が決まると、まずは中日本・西部日本新人王対抗戦。
2地区の新人王がぶつかります。

これに勝った方が…西軍代表決定戦へと駒を進め…
西日本新人王とぶつかり…ここで勝った選手が西軍代表として全日本新人王に出場。

待ち受ける東日本新人王と戦います。
 

つまり、中日本や西部日本の新人王は…各地区の新人王を総ナメにしないと全日本新人王になれない。
実はかなり厳しい道のり。
 

東日本新人王は、他地域の新人王に1回勝てば全日本新人王…
しかし東日本新人王はそのトーナメント自体が毎度激戦区。
西日本新人王だって、選手数も多いわ、西軍代表選に勝たなきゃいけないわで大変。
それぞれの新人王に難しさがあるのです。
 

さて、この西日本やら西部日本やらの割り振り。
これは所属するジムがいったいどこにあるのか…で決まります。

ざっくり…
西部日本は九州・沖縄・中国(山口、広島)。
西日本は近畿(三重を除く)・四国・中国(岡山、鳥取、島根)
中日本は東海(愛知、岐阜、三重、静岡)、北陸(福井、石川、富山)
東日本は関東・東北・北海道・甲信越(長野、山梨、新潟)
 

中日本、西部日本の新人王は対抗戦がある分、他地区より早い、8月に決定戦(決勝戦)が行われます。
既に決まっているカードもありますが…果たして今年は誰が勝ち抜くのやら。
 

4回戦となると、現地に見に行く以外ではなかなか情報がないのが常。
中日本で期待できるホープを見つけても、それ以上に強い奴が他地域から出てくることもシバシバ。
一定水準を超えているからと言って巡り合わせもあり…
短期間で試合を行うため、怪我による棄権などもあり…

予想が一筋縄でいかないのもまた魅力。
毎年、突如シンデレラボーイのような選手が現れます。

昨年、中日本から戸谷 彰宏(蟹江)が全日本新人王を獲得し、
日本ランカーとして愛知のリングに凱旋しましたが…。
彼をマークしてたファンってきっと少数派ではないだろうか。

全日本新人王の本命は高校選抜優勝経験のある郡司 勇也(帝拳)
戸谷が西軍代表戦を勝ったことさえ驚きだったけれど…郡司を破って全日本新人王に輝くなんて。
 

今年もまた、トーナメントを勝ち上がるダークホースが出てくることでしょう。
戦前予想での優勝候補…トーナメントが進むにつれて突如浮き出てくる優勝候補。
こういった二人がぶつかりあうカードが自然発生するのもまた魅力。

ヤノ ジョン(駿河男児)や豊島 竜樹(伊豆)の静岡勢…戦前は知らない選手でしたが、
面白い存在に成り得そうな気がします。
新人王は敗退しちゃったんですけどね…。
見ていくと、そういった今後に期待できる逸材を多く発見できたりします。
 
 
 

さてさて、毎年注目選手を掲げては、外しまくるニワカの自分ですが…。
今年はちょっと自信あり…

っつか、そろそろ「縁起悪いから名前出さないで」とか言われそうで怖い。
今年こそ…僕の注目選手が勝ち抜いてくれますように…。
 

ほんと…シャレにならんから。
 
 

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