圧倒　ロジャー・メイウェザー(米)②　ボクシング選手名鑑ピックアップ！　2016/09/13

圧倒　ロジャー・メイウェザー(米)②　ボクシング選手名鑑ピックアップ！　2016/09/13
 
 
 

ロジャー・メイウェザー(米)のピックアップの2日目。
 
 

先にプロデビューし、既に目立つ存在となっていた、フロイド・メイウェザー(米)。
前回は、遅れること6年半、兄に続けと次男のロジャーがデビューを迎えるところまで。
 

アマチュアでの実績もあり、比較的恵まれたキャリアを歩んだロジャー・
長いリーチで撃ち込むカウンターを武器に、順調なスタートを切り、デビューから4ヵ月半で5連勝。
6戦目で迎えたのは9勝1敗の戦績を誇るアドリアーノ・アレオラ(米)との対戦。

アレオラはデビュー以来の9連勝を飾ったのち、初の敗北を喫し、この試合が再起戦。
敗北した相手は、のちにWBC世界バンタム級暫定王座に挑戦することとなるキコ・べヒネス(メキシコ)。
アレオラ自身ものちにはWBC米大陸スーパーフェザー級王座に2度挑むこととなる選手。

ホープ同士のリスキーな1戦となりますが、6RTKOの解消でこの試合をクリア。
 
 

次戦で戦ったのはロベルト・ガルシア(米)。
タイトル挑戦経験もなく、戦績も負け越し。
歓声のまばらなラスベガスの前座のリング…。
 

1Rから見せつけるスピード差は、まるでロジャーだけが2倍速再生のよう。
長いジャブを差しながら、足は使わず様子を見る。
ガルシアはジャブさえ当てれない。

ラウンド中盤に強烈なロジャーがボディアッパーを突き刺すと、
ガルシアは足を引っ掛けてロジャーを倒す反撃。

スリップの裁定で試合が再開すると、この試合ジャブ以外で初めて繰り出したロジャーのパンチ。
左フックが強烈にヒットし、そのまま左の連打だけでロープに詰めていってラッシュ。

ここはもらいながらもロジャーのラッシュをすり抜けてリング中央までエスケープしたガルシア。
明らかな実力差に詰めてかかるロジャー。

ロジャーは先ほどまでとは違い、右の撃ち降ろしを交えて撃って行く。
しかし攻め気に流行るロジャーの右ストレートに、ガルシアは相撃ち気味の右ストレートを合わせる。
それでも怯まず後続打が出したロジャーは、左ボディアッパーと右ストレートを追加。
ここでこのラウンドが終了。
 

2Rも中盤に入ると、ガルシアとの距離を近づけ、強烈な左フックを幾度も叩きつけるロジャー。
ガルシアも引かずに撃ち返すものの、綺麗にかわしたロジャーに次のパンチをたたき込まれ単発にしかならない。
攻め込んでいるにも関わらず、ディフェンスのへ集中力が高く、全く相手のパンチを喰わないまま
自分のパンチだけをたたき込む…まさにボクシングの理想形。

手を出せばカウンターが飛んでくる…連打を撃ち込もうとしても2発目を撃つ前に殴られる。
そんな展開にガルシアの手数も減ってしまい、一方的な形でこのラウンドが終了。
 

3R、局面を打開したいガルシアは相撃ち狙いの大振りを繰り出す。
そんな狙いが的中し、ロジャーの左ボディアッパーに合わせた左フックを炸裂させる。
…しかし、そこから撃ち気に逸ったガルシアを、冷静にロジャーの右ストレートが貫く。
リングに崩れるガルシア…。

なんとか立ち上がったガルシアだったが、ダメージはかなり深く…
攻めてくるロジャーにガードを固めて丸くなるしかなくなったところでレフリーがストップ。
 

ロジャーがこのクラスでは段違いの実力差を見せつけます。
 
 
 

さらにもう１勝付け加え、迎えたのは負け越し戦績ながら、
のちにはIBF世界フェザー級王座に挑むことになるケルビン・ランプキン(米)。
同郷となるこの相手を、3-0の判定で退ける。
 
 

さらに19勝1敗の戦績を誇っていた、カールトン・スパロウ(米)とのホープ対決。
既にTV中継されたこの試合、メインを張ったカード。
会場の客入りも上場で、二人のホープの注目度の高さがうかがえる。

ちなみに、この日のセミファイナルには若かりしダニエル・サラゴサ(メキシコ)。
辰吉 丈一郎(大阪帝拳)を下した、日本のファンにはお馴染みの選手。
 

こんなところにも、この試合の注目度の高さがうかがえます。
 

キャリア初期に、強者たちが必ずと言っていいほど挑んでいくホープ対決。
スムーズに階段を駆け上がるか、遠回りを強いられるか…。
ファン注目の潰し合いが幕を開けます。
 
 

【カテゴリ別】
2016年選手紹介一覧に戻る

選手紹介一覧に戻る

カテゴリ別記事一覧に戻る
 
 

【日付別】
【記事一覧】2016年9月に戻る

【記事一覧】2015年～2016年に戻る

【記事一覧】に戻る
 
 

 
 
 

各選手の戦績はこちら。
ボクシング選手名鑑