2026/6/28 -静岡・ふじさんめっせ- 第5試合~ファイナル(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
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【バンタム級6回戦】
小川 昂輝(駿河男児) vs ジモイポ(中)
ゴングとともに圧力をかけていく小川。
押し込まれながらもジモイポのパンチは堅く重いように見えるが、
小川がしっかりとガードで受け止め、空いたところを叩き、的確性で差を作る。
2Rにはロープに詰め猛烈に手を出していく小川に対し
撃たれながらも耐えて耐えて強打をカウンターで返すジモイポ。
熾烈なファイトが展開されていく。
試合後半に入るとジモイポが出て小川が下がる形に展開が逆転。
威力あるパワーパンチをコンパクトに撃ちながら出てくるジモイポ。
どんどん手が出てくる中、小川が落ち始めたか、被弾の数が増えていく。
それでも食いしばるような反撃で、展開を引き戻す小川。
一進一退の後半、消耗戦となる中、まだまだパワーあるパンチを振ってくるジモイポ。
小川もキレは落ちたが手数は落とさず、出し切るように撃ち合っていく。
インファイトが続いた試合、熾烈なまま試合終了のゴングが鳴る。
マイジャッジ 58-56 小川
公式ジャッジ
59-55 ジモイポ
57-57×2 ドロー
ジモイポから見て1-0のドロー。
中国からやってきたパワーパンチャーと対峙し、これまで以上の圧力で撃ち合った小川。
最後はボディ、顔面ともにダメージの蓄積もあったか、先に消耗してしまった。
ただ、スタミナを出し切らずに試合を終えても仕方ない。
最後までスリルあるパンチを放ち続けたのはジモイポだったが
この熾烈な撃ち合いの中で、落ちなかったジモイポのスタミナと
タフさを褒めるべきだとも思えた。
序盤、撃ち合いの中で丁寧にガードを固め、空いたところを撃ち抜いてった小川。
的中率に差を産み出す戦いぶりは、ファイターとしてより強みを増したようにも感じる。
これでなんとかA級昇格…ここから立ちはだかるのはクセの強い猛者ばかり。
これまでと同じく、戦いながら強くなるだけ。
ギリギリでのA級昇格も「小川らしい」と感じさせる。
そしてあるとき、周りをひっくり返すような驚きの結果を叩き出す。
より大きな場所へ行く小川が楽しみで仕方ない。
小川 昂輝 8戦5勝(3KO)1敗3分
ジモイポ 5戦3勝(2KO)2敗1分
【スーパーフェザー級8回戦】
植松 風河(駿河男児) vs ドゥー・ユーシン(中)
見合う中で、左ボディからの左フックを繰り返し突き刺していく植松。
右ストレートも交えると、豊富なパターンで巧みに強打をねじ込んでいく。
反撃のタイミングも中々与えてもらえないドゥー。
左ボディに合わせた相撃ちの右フックを叩きつける。
時折左ボディとジャブを突き刺すが、右のビッグヒットにはなかなかつながらない。
試合中盤に入ると徐々に、距離が縮まり、ドゥーが接近戦で捉える場面が目立ち始める。
植松がジャブを突き、強打を叩きつけても、ドゥーはビクともせずに出てくる。
撃ち合いとなっていく中、ドゥーが右目上をヒッティングカット。
おびただしい出血の中、植松が撃ち合いを上回っていく。
2度のドクターチェックは続行も、視界に影響があるか…
植松が一方的にパンチを浴びせていったところでレフリーが試合をストップ。
TKOタイムは 5R 52秒
序盤、圧倒的だった植松。
しかしドゥーが撃ち合いに巻き込む形で試合をわからないものにしていった。
さぁここから…展開が変わり始めた後半、撃ち合いの中で相手の瞼を切り裂き
そしてそのチャンスに徹底して仕掛けていった植松。
勝負所をしっかり抑える強さも見せ、中国からやって来た実力者を退けた。
A級戦線を戦い抜く中で、一つ一つ勝ち抜いていく道のり。
その先にランキング、タイトルが待っている。
少しずつ、積み上がってきた駿河男児の歴史。
WBO-AP王者も2人産まれた…ここにさらに世界を期待される木村がいる。
続くのは…この男の拳だとも思える。
植松 風河 11戦9勝(6KO)2敗
ドゥー・ユーシン 7戦4勝(2KO)2敗1分
■フェニックスバトルスーパーフェザー級1000万トーナメント準々決勝
【スーパーフェザー級8回戦】
木村 蓮太朗(駿河男児) vs 安村 綺麗(泉北)
上体を忙しく動かし、自分から仕掛けていく安村。
先にヒットさせたのは安村の方だったが、
安村が踏み込もうとした矢先に木村が左を合わせて切って落とすようなダウン。
常に頭が動き、トリッキーなタイミングで強打が出てくる安村。
その強打が木村を捉えるが、木村は圧力をかけながら巧みにボディから顔面を襲う。
時間が経過するごとに安村がダッキングしたところに
突き刺さる木村の左アッパーが目を惹くように。
安村が前のめりにバランスを崩して手を突くスリップが頻発。
繰り返される中、レフリーは5Rにダウンを宣告。
前に手をつけなくなった安村に対し、木村はパンチをまとめていく。
ダメージはそれほどないようにも思えたが、積み重なるヒットにレフリーは試合をストップ。
TKOタイムは5R 1分24秒
低く入り、的を絞らせないウィービング、さらには独特のタイミング。
やりにくさの塊のような選手だった安村。
どこかのタイミングでジャイアントキリングも匂わせるノーランカー。
木村は優位な状況に立つと、淡々と繰り返しそのパターンを繰り返し、
全く譲らない堅い試合展開を演じた。
難敵を相手に付け入る隙を与えない戦いぶりは、それそのもの強さを感じさせるもの。
次戦はトーナメント山場の一つ、元WBO-AP王者の渡邊 海(ライオンズ)が待ち受ける。
ファンたちの戦前予想はどちらを優位と見るか…そこから楽しみにできる一戦。
タイトル戦でおかしくないクラスの戦い。
ここを越えれば、大本命へ挑むものとして一気に主役へと躍り出るはず。
次へと続く余韻を残してこの日のメインイベントは終了した。
木村 蓮太朗 14戦13勝(9KO)1敗
安村 綺麗 11戦9勝(3KO)2敗
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