2024/09/30 -東京・後楽園ホール- 第1試合、第2試合(中日本ボクシング観戦記・番外編) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
【女子ライトフライ級4回戦】
菊地 夏芽(厚木ワタナベ) ○ vs 中尾 都(伴流)
4R判定 2-0(39-37、39-37、38-38)
前進して来る中尾に、足を使ってワンツーで迎え撃つ菊地。
中尾の撃ち終わりをワンツーで跳ね上げて行く。
中尾のパンチはなかなか届かずか。
しかし、3Rに入ると圧を強めた中尾に、菊地が徐々に飲み込み始める。
このまま中尾が捲り上げるかと思えた展開。
菊地がさらに巻き返し、互角の撃ち合いの中で試合終了。
マイジャッジは38-38
公式ジャッジは
38-38
39-37×2
2-0 菊地
3Rから一気に圧を強めた中尾。
デビュー戦の固さもあったか、仕掛けが遅れたようにも思えた。
この試合は落としたが、踏まえて、きっと勝って行ける選手。
デビュー戦で得る経験値としては大きなものを手中にしたように思える。
今後の活躍に期待したい。
菊地は序盤から威力あるワンツーで前に出る相手を止めた。
出ようとする相手は、パンチを当てれば止まるわけではない。
的確に強烈に捉えていたからこそにも思えた。
撃ち終わりを捉えるタイミングも、思い切りの良さもいい。
センスを感じさせる戦いぶり、今後の国内戦線に食い込んできそうにも思える。
注目していきたいと感じた。
菊地 夏芽 1戦1勝
中尾 都 1戦1敗
【女子バンタム級6回戦】
メットカルフ 沙莉(花形) vs ○ 樋口 藍(一力)
6R判定 0-3(56-58、55-59、54-60)
入ろうとするメットカルフを入らせず。
待ちの時間を作らずに強く強く叩き続けて近寄らせず。
時折のバッティングや相撃ちも、その次の手が出るのは樋口の方。
樋口のペースが落ちることもなく。
最終ラウンドまで主導権を握って走り続けた。
いきなり強烈な頭の衝突から始まった試合。
バッティングで混沌とした試合も経験してきた樋口は
怯まずそのまま左を返した。
見る時間、待つ時間もなく、突っ込んで来る前に強打を叩きつけての完勝。
タイトル戦に大きく近づく試合を落としたメットカルフだが、この試合を糧にして欲しい。
樋口も人に完敗と言われる試合もあった、勝つと思われた試合を取りこぼすこともあった。
負けに負けずに続けたからこそ、この位置まで来たと思えている。
樋口に向け続けた、負けに負けるなの言葉をメットカルフにも向けたい。
左手の治療の為、一旦は休息に入る樋口。
完治の目途がない中の日々は試合に向かう日々より苦しいかもしれない。
絶対に帰って来て欲しいとは言えない。
もし、帰ってきたら…の前置きになる。
もっともっと強く選手を応援できる人になっていたい。
ここまでの樋口を応援出来て幸せだったと思っている。
いったん…いったんはお疲れ様。
メットカルフ 沙莉 6戦2勝(1KO)2敗2分
樋口 藍 8戦3勝3敗2分
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