2024/7/14 -愛知・刈谷あいおいホール- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ！
インターハイ準優勝からのB級デビュー。
大木 彪楽(浜松堀内)がついに中日本のリングへ。
スーパーホープの中日本デビューはいきなりのメインイベンター。
天熊丸木 凌介(天熊丸木)が再スタートを切るリングがセミファイナルに組まれております。
こちらボクシング選手名鑑チャンネルで配信いたします。
こちらがメイン配信
【バンタム級4回戦】
川瀬 航(名古屋大橋) vs 加藤 駿希(松田)
川瀬 航 3戦2勝(1KO)1分
長身選手の基本パターンがしっかりと出来上がっている選手。
前戦では、入ってくる相手を一撃で斬って落とし、怖さも見せつけた。
B級、A級へと成長しながら高いグレードで戦っていく姿を期待したい選手。
加藤 駿希 7戦3勝4敗
ジュニア世代からボクシングを開始し、刈谷が遊び場だった少年。
まさかのデビュー戦での一撃KO負けから、数々の猛者との戦いの末
勝ち負けを繰り返しながらも、B級昇格王手としている。
現在20戦以上連続で負けなしの老舗名門松田ジム。
颯爽とA級に駆け上がる選手、全日本新人王、日本ユース王者も出て来た。
そんな中で、別ジムでデビューし、有望選手として期待されながら結果の出なかった加藤が
移籍後、松田所属としてじわりじわりと頭角を現している。
対して相手はデビュー以来3戦負けなしとして、着々とキャリアを積む川瀬。
戦績だけでは測れない典型的な試合。
川瀬の長い距離を加藤が攻略できるか…。
松田の快進撃を川瀬が止めるか…。
バックボーンを知ることで味わいが深くなるカード。
【バンタム級4回戦】
店長 岩本光市(薬師寺) vs 山城 勇希(天熊丸木)
店長 岩本光市 デビュー戦
薬師寺ジムと同フロアにある「ぶり茶漬けのブリ太郎」で店長を務める店長 岩本がデビュー。
佐賀から薬師寺会長に憧れて名古屋にやって来た。
薬師寺ジムでボクシングを初め、職場も薬師寺ジムの中。
ついにそのキャリアをスタートさせる。
山城 勇希 1戦1敗
デビュー戦ではアマチュア実績もあり、今年の中日本新人王決勝に
勝ち上がっている中村 列亜(畑中)と対戦しての敗戦。
強者に挑んでの敗戦から、ボクサーとしての物語をスタートさせている。
デビュー戦特有の固さが抜けぬまま敗れたように見えた山城。
この試合でしっかりと力を発揮して欲しいと思える。
この試合は、一度組まれたものの店長の怪我で延期されての試合。
店長にとって、やっとやっとたどり着いたデビュー戦。
両者、強い思いのこもる一戦…熱い戦いが期待できる。
【バンタム級4回戦】
糟谷 裕太(名古屋大橋) vs 菊地 隼斗(ワタナベ)
糟谷 裕太 1戦1勝(1KO)
14戦のアマチュア実績あり、デビュー戦では完ぺきとは言えないまでも、
しっかりと抜けた実力を示しての完勝をあげている。
技術的な強さ、負けん気の強さ、多角度の魅力がある選手。
菊地 隼斗 1戦1敗
中日本のリング初登場の為に初見。
デビュー戦ではいきなりダウンを奪うものの、
最終ラウンド勝負の局面でダウンを奪い返されての判定負け。
スリリングな戦いが期待できそうだ。
今後の期待値が高い糟谷に対して、立ちはだかるの東日本からの刺客。
来年の新人王戦にエントリーがあれば、
優勝候補として名が挙がっておかしくない糟谷。
新人王ファンにとって、来年を楽しむためにもこの時点から抑えておきたい選手。
【71.5kg契約8回戦】
天熊丸木 凌介(天熊丸木) vs アピシット・サンムアン(タイ)
天熊丸木 凌介 28戦18勝(13KO)8敗2分
現在日本スーパーウェルター級8位。
WBC世界ユース王座を獲得し、中日本中量級を代表する選手と
なりながらも日本で認可される3種の地域王座に6度挑み、いずれも戴冠ならなかった。
アピシット・サンムアン 27戦19勝(15KO)7敗1分
日本のリング初登場の為に初見。
デビュー2戦目の時点でタイ国ミドル級王座を獲得しており、
地域タイトルではWBCアジア(ABCO)コンチネンタルを中心に3度の挑戦経験があり、
タイ国外での試合はこれがフランス、豪州に続いて3戦目。
この試合で再起し、7度目に挑もうとする天熊丸木。
キャリアを積み上げる中で、ジムのエースとして、
中日本の中心選手として、そして父親として、背負うものも大きくなった。
実力未知数の相手に対し、「僕はユースでタイ人に負けてますから」と油断もない。
敵地では挑んで届かぬ試合が続いてはいるが、刈谷での天熊丸木はまさに千両役者。
主役として上がるリングでの強さを見せつけてもらいたい。
■日本ライトフライ級ユース王座決定戦
【ライトフライ級8回戦】
大木 彪楽(浜松堀内) vs 岡 朱里(KWORLD3)
大木 彪楽 2戦1勝(1KO)1分
アマチュア戦績：25戦22勝(15RSC)3敗、インターハイ準優勝。
デビュー戦ではB級デビュー対決。強気なカードを引き分けた。
ルールが改正され、B級デビュー選手が1勝でA級昇格となると、
早々にB級初勝利を挙げて、A級戦線に乗り込んだ。
岡 朱里 3戦3勝(2KO)
アマチュアでは77戦71勝6敗。UJ5冠、高校選抜準優勝の実績。
舞い込んだ日本ユース王座挑戦のチャンス。
KWORLD3の選手と言うことで、今後は3150fightでの活躍も期待される。
ようやくようやく、大木が中日本のリングに登場する。
これまで2試合はいずれも後楽園ホール。
期待のルーキーが中日本のファンの前でいよいよベールを脱ぐ。
大木にとっては一度は決まっていた日本ユース王座への挑戦が流れたうえで、
やっと組まれたベルト奪取、ランキング奪取のチャンス。
アマチュア戦績では3倍の差があるが、
両者とも高校ボクシングであと一歩頂点に届かなかった選手同士。
地元で大木に華をとらせる試合ではない。
ホープとホープ、男と男のバッチバチの勝負がこの日のメインとなっている。
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