2018/02/18 大阪天神興行-経緯③(中日本ボクシング観戦記【番外編】) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2018/02/18 大阪天神興行-経緯③(中日本ボクシング観戦記【番外編】) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
 
 
 

ようやく迎えた2/18。
初めて大阪天神ジムが主催するABCジャパン管轄の興行を見に行く。
 
 

昔、金がなかったころ、大阪に行くには金券屋で「近鉄株主優待券」を手に入れ
近鉄の急行列車で向かうのが常だった。
片道2000円かからずに大阪まで行けてしまう。

夕方からの興行のため、出発時間には余裕がある。
仕事絡みで目を通さないといけない資料もあり、昔を思い出しながらの急行列車の旅をしながら
移動時間を利用して資料の内容を頭に叩き込む計画を立てる。
 
 

名古屋から3時間半をかけての長時間移動。
順調に進んでいたが…途中の乗り継ぎで、東青山駅で20分程待ちの時間ができる。

僕と山口をつなぐ、日生学園…その最寄り駅である。
山の中にある東青山駅からさらに奥深い場所にある全寮制のスパルタ学校。
“少年院か日生か…”などと揶揄されたその学校は、中退した僕にとってはトラウマでしかない。

卒業した勇者たちにとっては、苦難を乗り越えたいい思い出の場所なのだろうが、
僕にとっては当時の恐怖を煽る場所…。
こんなことなら素直に新幹線にしておけば…なんて後悔にさいなまれながら、長い長い20分が経過。
 

やっとやって来た後続の電車に乗り込んで、いざ目指すは大阪難波駅。
 
 

長い長い電車移動を終え、ポスターの写真で見た住所の場所へ急ぐ。
事前情報で見つけられたのはポスターの写真と「ホストクラブ」で行われるという情報のみ。
(知人が会場の住所をアップしてくれていたが、それを見逃していた…)
 

しかし、実はそのポスターの写真に載っていた住所の部分が少しボケており…
1丁目と2丁目を間違えてしまう…

道に迷った挙句、ABCジャパン管轄のリングや海外で戦うボクサーの
中村 優也(TOP STAR)に連絡を取り、助けてもらうことに。
 
 

実は今回、過去にボクシング選手名鑑に連絡をくれていた中村を頼り、
彼を通じてチケットを購入していた。

主催興行で忙しいだろう山口に、開場直前の時間に連絡を取るのは気が引けたため
この日出番のない中村に状況を話す…。
すると、彼と同じTOP STAR所属の橋屋 諒(TOP STAR)が駆けつけてくれた。
 

申し訳ない思いをそのまま伝えて、会場まで連れて行ってもらう。
その間、今月タイに渡って瞬殺KOを決めてきたばかりの橋屋にタイの感想を聞く。
 

「タイはどうでした?」

ザックリとした質問に、まだ”少年”といった顔立ちを困らせながら、橋屋が答える。
「空気は日本の方がよかったですね」

「タイのボクサーはどうでした?」
「早く終わりすぎてよくわかんなかったです」
 

そんなやりとりの末、橋屋の後ろについて、会場に到着。
そこで初めて中村と対面、挨拶をいただき、チケットを精算。
今日試合に出場する向 裕也(TOP STAR)を紹介してもらう。

自分が、ABCジャパンのリングについてほとんど知らないこと。
選手の名前と顔も一致しないほど無知なことを正直に告げておく。
あまり知ったかぶりしても仕方ない。

「あとで他のTOP STARの仲間も…」
「お忙しいと思いますんで、僕なんかは放っておいておいてください」

中村の言葉に断りを入れる。
あまり出しゃばりたくない。
いちファンとしていたい…なんていうのは自分の体裁を整える言い訳。

リングに立つ選手は僕にとってアイドルであり、選手との会話はいつも頭が真っ白になるほど緊張してしまう。
あまり見られたくない部分だったりする。
 
 

会場に入ると、普段ホストクラブとして使われているその場所は思った以上の広さ。
 

実は自分は今でこそクタビれたおっさんだが、若かりし頃はホストをやってみたことがある。
10年ほど前に一日だけ…

ホストってこんなにお酒飲むの!?…という驚きと共に、いや…俺には無理だわ。
…と、二度とホストとして働くことはなかったが。
 

その時の小さくこじんまりとした店が、僕のホストクラブの印象だったため
ホストクラブにもいろいろあるもんだと思って驚く。
 
 

リングの真上には大きなシャンデリア。
お姫様が出てきそうな、欧風のバルコニー…。
海外のボクシングはよくホテルで行われるが、
そんな海外興行に来たような錯覚を起こしそうである。

国内ボクシングの会場としては異常でも、海外のローカル興行の映像で見たことがあるような雰囲気。
今にもいかつい黒人ボクサーが出てきそうである。
 
 

パンフレットには公式戦が3試合に、エキシビジョンの試合がいくつか掲載されている。

客席は東西南北で位置を示すのがボクシングの常だが、
土地勘のない場所だということもあり、方角が全く分からない。

リングの四角形の4面のうち1面は関係者が座り、2面にはソファーが用意されている。
残り1面には椅子など用意されておらず、立ち見でもリングサイドでの観戦ができそうだ。

観戦はバルコニー派の自分は、関係者しか入れなさそうな会場の
バルコニーを羨ましく思いながらリングサイドに陣取る。
 

そうこうしているうちに長髪のリングアナがリングに上がり、興行の開始を告げる。
最初の試合はエキシビジョン。
二人のボクサーが、ヘッドギアと大きなグローブでリングに上がる。
 
 

いよいよ…待ち焦がれた大阪天神興行が始まる。
 
 

 
 

【カテゴリ別】
2018年中日本ボクシング観戦記一覧に戻る

中日本ボクシング観戦記一覧一覧に戻る

カテゴリ別記事一覧に戻る
 
 

【日付別】
【記事一覧】2018年3月に戻る

【記事一覧】2018年に戻る

【記事一覧】に戻る
 
 

 
 

各選手の戦績はこちら。
ボクシング選手名鑑
 
 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました